校長室より

2025年3月の記事一覧

終業式 校長講話

 おはようございます。令和6年度の終業式を迎えました。一年を振り返って、皆さんの高校生活は、皆さんの当初の計画通りに過ごすことができたでしょうか。

 先週19日の水曜日、1年生の皆さんがスタディサポートに取り組んでいる間、先日卒業した66期による2学年対象の受験速報会が行われました。

 進路希望実現の観点から、66期は大変健闘し、旧帝国大学や早慶上理などの難関大学の合格者数がここ数年で最も多いという実績を残しています。本校の進路指導のキャッチフレーズである「大学進学の先を見据えて目標は高く」を実践して成果を上げてくれました。皆さんにとってはまたハードルが上がった形になりますが、みんなで力を合わせて、皆さんにとってよりよい進路実現に向け、頑張っていきたいと思います。

 この受験速報会では、卒業生から次のようなことばを聞くことができました。

 「目標は高く掲げたほうがよい。目標を下げることはいつでもできる」

 「志望校の選定は早ければ早い方がよい。志望校を決めずに勉強しても身が入らない」

 「大学を見に行って『ここで学びたい』と強く実感し、本気の勉強がスタートした」

 多くの先輩が指摘した「目標を高く掲げることの重要性」については、今月10日の月曜日に行われた蕨高セミナーでも取り上げられていました。

 講師の伊藤真さんは司法試験の合格者を多数輩出している受験指導校「伊藤塾」の塾長です。当日は「法学について知ろう~憲法と私たち~」と題して講演していただきました。もちろん憲法の話が中心でしたが、高校生にも応用できる勉強法についても話していただきました。中でも印象的だったのが、「ゴールからの発想~常に目標を明確にする~」というお話でした。現在の自分の状況から発想するのではなく、最初に目標を明確にして、そこから何をすればいいか逆算して考える「逆算思考」が大切だということです。

 このことは、4月から新しい学年を迎える現在の皆さんにとって、最も必要なことではないかと私は思います。

 3年生になってから、模試の成績を参考に合格できそうなところを志望校にするという考え方は、そもそも間違いなのではないでしょうか。最初に志望校を決めましょう。自分はどんな大学に通いたいのか。自分はどんな大学を母校として人生を歩みたいのか。真剣に考えることが必要です。

 その際、高い目標を設定しましょう。自分の可能性は、自分でもわからないものです。思い込みで自分の力に天井を設けたり、自分の能力に蓋をしたりするのは間違いです。

 自ら設定した高い目標と、現在の自分の成績との差を縮めていくのが勉強です。そして、66期の先輩が言うように、志望校の選定がなければ本気の勉強は始まりません。私の経験上、蕨高生なら本気になって1年あれば何とかなるのではないかと思います。特に2年生は、この春休みに充分考えて、高い志望校を選定して、「逆算思考」で新学年をスタートしてもらいたいと思います。

 文武両道の蕨高校では、部活動と両立しながら受験の準備を進める必要があります。自ら定めた目標達成のプロセスは楽しいものです。春休みに高い目標を定め、楽しい令和7年度にしていきましょう。

バトン部 全国大会壮行会 校長より激励

 ただ今紹介がありましたが、バトン部の皆さんは、今月26日に千葉県の幕張メッセで行われる全国大会であるUSA School&College Nationals 2025に出場されるということです。

 昨年度に引き続いての全国大会への出場おめでとうございます。

 バトン部の皆さんは、1月に東京都の武蔵野の森総合スポーツプラザで行われた全国高等学校ダンスドリル冬季大会に続き、今シーズン3回目の全国大会出場ということです。

 本校は「スーパーラージ」ということで、広いステージいっぱいに展開される、見応えのある、迫力のある演技が期待されます。

 26日の全国大会でも、日ごろの練習の成果を大いに発揮して、「蕨高校SPARKLES」の名を全国に轟かせていただきたいと思います。頑張ってください。応援しています。

第66回卒業証書授与式 式辞

 早蕨の萌えいずるときを過ぎ、やわらかな大気に包まれたこの佳き日に、令和6年度 第66回蕨高等学校卒業証書授与式を挙行しましたところ、学校評議員 早稲田大学名誉教授 三村 隆男様、PTA会長 成川 瑞枝様、後援会会長 舞原 こずゑ様、同窓会会長 晝間 日出夫様をはじめ、多数の御来賓並びに保護者の皆様の御出席を賜り、かくも盛大に開催できますことに、改めてお礼と感謝を申し上げたいと存じます。

 66期の卒業生の皆さん、御卒業おめでとうございます。皆さんが本校に入学されたのは令和4年4月。コロナ禍による影響がようやく収まりを見せはじめ、様々な学校行事も、本格実施に向け動き出しました。本校の伝統行事である臨海学校の精神を受け継いだ第1回林間学校を、厳しい自然環境の中実施し、成功に導いたのは、66期の皆さんでありました。

 令和5年度の蕨高祭の後夜祭では、皆さんが中心となった文化祭実行委員会の発案により、校庭から本格的な打ち上げ花火が上がりました。また、野島前会長率いる生徒会本部役員の尽力もあり、夏の制服にポロシャツが試行として導入されました。花火であれポロシャツであれ、自分たちのアイデアを、周到な準備や粘り強い交渉を経て実現する皆さんの姿勢は、大変頼もしく、素晴らしいものでありました。

 さわらび会館前の「考える人」の像に象徴されているように、「自ら考えて行動する」姿勢は、蕨高生の伝統として引き継がれています。卒業生の皆さんも、自らの実践を通じて、しっかりと後輩にバトンを渡すことができたのではないかと思います。

 さて、本日、この蕨高校を旅立っていく皆さんに、校長として最後のお話をしたいと思います。それは「自分の好きなことを見つけ、仕事にしてほしい」ということです。

 令和4年4月、皆さんの入学式で、私は「三つの心がけ」の一つとして「自分の志を立てる」という話をしました。

 人は誰しも社会で果たすべき使命、役割がある、とりわけ重要なのは職業である、どんな職業を志すか、どんな生き方を志すか、たった一度きりの人生を賭けて何を実現したいのかを考えて、人生を構想せよ、こんな内容です。

 卒業のときを迎えました。皆さんは今、自らの人生の構想を、どのように描いているでしょうか。

 たった3年間ですが、社会は大きく変わろうとしています。AIが社会に浸透し、様々なデスクワークを、効率的に進めることができるようになってきました。一方で、医師や看護師などに代表される「エッセンシャルワーカー」と呼ばれる職業は、今後ますます重要になると言われています。

 私たちのころは、大学を出て「なんとなくホワイトカラー」と呼ばれるような就職も、それなりに許されてきたように思いますが、今後はそうもいかなくなるようです。この人材は何ができるのか、どんな「スキル」を持っているかが問われてくる、そんな声も聞こえてくるようになりました。

 もちろん、皆さんが今後進んでいく大学は研究の場であって、就職の予備校ではありません。しかしながら、何ができるのか、「スキル」を身に付けるということについては、より意識的である必要があるのではないかと思います。

 蕨高校は今年度、アントレプレナーシップ教育、いわゆる起業家教育に取り組みました。主に1年生が参加しましたが、重要な示唆がありましたので共有したいと思います。

 変化の激しい時代にあっては、未来の正確な予測は難しい、こうした時代に起業、新たに事業を起こす場合は、まず、自らの手持ちの資産、例えば自分が続けていて楽しいこと、好きなことから発想を広げていくことがむしろ強みとなる、こんな指摘でした。

 アップルの共同創業者の一人であった故スティーブ・ジョブズ氏も、2005年6月のスタンフォード大学の卒業式におけるスピーチで、次のように話しています。

 「皆さんも大好きなことを見つけてください。仕事は人生の一大事です。やりがいを感じるただ一つの方法は、素晴らしい仕事だと心底思えることをやることです。好きなことが見つからないなら、探し続けてください。絶対に、立ち尽くしてはいけません。」

 ここまで、「自らが果たすべき使命」の話から職業、そして、好きなことを仕事にすることの重要性について話をしましたが、何事も「言うは易く行うは難し」です。好きなことを見つけるのは実は難しいものです。皆さんの先輩として、自らの経験を踏まえ、一つだけアドバイスをします。それは「自分が好きなことを見つける上で、成長することによって見えてくるものがある」ということです。

 私事で恐縮ですが、私は大学で弁論を扱うサークルに在籍していたこともあり、将来はジャーナリストを目指して就職活動に励みました。大学4年の夏、第一志望であった某放送局が不合格となりました。仲間の中には、あえて大学を留年し、再チャレンジする者もいましたが、不合格となった瞬間、全く未練がない自分に気が付きました。その後も紆余曲折があり、最終的に教職に就くことになりますが、結果として教職は私にとって天職でした。しかしながら、高校時代はもとより、大学でもほとんど関心が持てず、この職業の魅力に気付くことができませんでした。

 今振り返って見ると、それは自分が未熟であったためでした。教職のすばらしさに気が付く力が不足していました。大学の4年間で成長して、ようやく魅力に気付く力を得ることができた。そういうことだったのではないかと思います。

 まとめます。皆さんには、大学生活を通じて、自分が好きなこと、仕事にできることを見つけてほしいと思います。一方で、皆さんが未熟なままでは気付かないことがあります。皆さんの本業である大学での学び、研究にしっかり取り組んで、皆さんが成長することで、自分が本当に好きなことに気付く力を身に付けてほしいと思います。

 頑張ってください。応援しています。

 ここで、保護者の皆様に申し上げたいと存じます。これまで本校の教育に御理解と御協力を賜りありがとうございました。お子様がこのように立派に成長され、新しい人生に旅立つ逞しい姿に、心から祝福を申し上げます。卒業は、本人の努力の結果であることは言うまでもないことですが、それを支えた御家族の皆様の力強い励ましがあったおかげだと思います。このことに対し、心から祝意と敬意を表したいと存じます。

 結びに、本日御臨席を賜りました皆様に重ねてお礼申し上げますとともに、66期卒業生348名の前途洋々たる人生を心から祈念し、式辞といたします。

 令和7年3月14日                     

                             埼玉県立蕨高等学校長 山本 康義

努力を惜しまず更なる成長を(『蕨高新聞』第165号 巻頭言)

 66期の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

 私は皆さんの入学と一緒に蕨高校に着任し、皆さんと一緒に、人生で二度目の蕨高校での3年間を過ごしました。皆さんと共に過ごした3年間は大変充実した楽しい時間でした。皆さんはいかがだったでしょうか。

 さて、高校を卒業する皆さんは、より上級の学校へ進学する者、また、私と同じように捲土重来を期す者、様々いらっしゃることと思います。卒業を祝い、餞のことばを贈りたいと思います。

 「小さいことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道だと思っています」

 今年の1月22日に米国の野球殿堂入りを果たしたイチロー氏が、2004年に262安打の年間最多安打記録を樹立したときに発したことばです。

 66期の皆さんの蕨高校での3年間は、勉強にも、部活動にも、学校行事にも手を抜かず、全力で取り組む蕨高生としてのお手本そのものでした。自らの成長を信じ、努力を重ねる姿に、報道で出会ったイチロー氏のことばが重なりました。

 この3年間、様々な蕨高校の卒業生と出会いましたが、多くの方から共通して、高校生のときには思いもよらなかった「とんでもない」遠いところまで来てしまったという思いを聞かせていただきました。

 人生は長く、そして未来は明るく、皆さんの可能性はまさに無限大です。これまで同様、卒業後も、自らの更なる成長を期し、小さな努力を積み重ねていってほしいと思います。

創立70周年を成功させよう!(生徒会誌『さわらび』第62号校長のことば)

 『さわらび』は2回創刊している。

 最初の創刊は昭和36年3月。昭和32年創立の本校の歩みを残す「校誌」として、主に教職員の手によって編集されている。

 2回目の創刊は昭和39年3月。通巻4号が生徒会誌1号として新創刊されている。この号から生徒の手による編集となり、現在に至っている。

 24期の私は卒業時に『さわらび』20号をいただいた。卒業生の期数と卒業時の『さわらび』の号数の差は4。66期卒業時の今号は62号。一致している。

 さて、『さわらび』は生徒会誌であるから、令和6年度の生徒の様子は様々な記事によって明らかとなる。「校誌」としての歴史もあることから、ここでは、学校全体の動きやできごとについて、掻い摘んで遺しておこうと思う。

 まず、令和6年度、蕨高校は文部科学省の「DXハイスクール」の指定を受けた。11月1日には講師に映画・CM監督の大澤広暉氏を招き、「デジタル情報社会を生きる〜あるハリウッド映画・CM監督の場合〜」と題して講演していただいた。また、14日の県民の日には、早稲田大学・芝浦工業大学を訪問し、DX大学見学会を行った。

 次に、県教育委員会と連携して、アントレプレナーシップ教育を行った。9月11日には1年生を対象に、早稲田大学から教授や学生を招き、ワークショップを行った。10月22日にはこれも1年生を対象に、3名の起業家を招いてパネルディスカッションを行った。

 学校の公式インスタグラムを立ち上げ、8月20日に最初の投稿を行った。フォロワー数は11月28日現在、1700件を超えている。

 進路指導の一環として、7月31日に東北大学へ大学見学ツアーを行い、9名の生徒が参加した。

 オーストラリアへの海外派遣研修は、7月27日にブリスベンに向け出発した。29名の生徒が参加し、ホームステイをしながら現地校の学生と交流した。8月31日・9月1日の蕨高祭では、PTAの国際交流部と連携し、参加した生徒が概要を報告した。

 外国語科の第二外国語「フランス語」選択者を対象に毎年行っているフランコフォニー(仏語圏大使館員による出前授業)は、今年は6月7日にコートジボワール大使館の職員による出前授業が行われた。

 5月11日の第1回を皮切りに、「学校公開」として年7回、本校の授業を公開した。今年は新たに「校内見学ツアー」を設け、図書館や学食も案内し、好評を博した。

 昭和32年の創立以来、共学校として、お隣の旧浦和市の県立浦和高校に「追いつけ、追い越せ」をキャッチフレーズにがむしゃらに頑張ってきた蕨高校も、令和9年に創立70周年を迎える。新年度からの準備期間は2年間。生徒会会員の皆さんの更なる奮闘を大いに期待する。

 66期の卒業生の皆さん、卒業おめでとう。後輩たちの頑張りを、一緒に応援しよう。

 蕨高校、永遠に幸あれ!

「人生を変えた一冊」を見つけよう(図書館報『若い樹』第100号 校長のことば)

 図書館報『若い樹』100号おめでとうございます。

 1973年度まで年2回発行だったようです。創刊号は1960年6月25日に『図書館月報』として発行され、第10号から「若い樹のようにすくすく伸びるように」との思いから『若い樹』と改名されたとのことです。

 図書館には第1号からありました。「発刊のことば」を書いたのは、須田修敬さん。冒頭の一文を再掲します。

 「心の栄養ともいうべき図書、それを沢山収蔵してある“知識の宝庫”とも云うべき図書館より、館報第一号として「月報」の名において水無月の今日、委員や他の人々の努力、協力により皆さんのもとにお配り出来ますことを大変嬉しく思います。」当時の蕨高生の図書や図書館に対する思い入れがストレートに伝わってきます。

 初めて『若い樹』と名乗った第10号は1962年7月発行。「編集後記」には、「いままでは『月報』という名前でしたが、編集委員の希望により『若い樹』と改めました」とありました。生徒主体の編集スタイルであったようです。

 特筆すべきは1981年11月に発行された第53号です。「特集 活躍する女流作家」として4人の女流作家を取り上げ、実際に曾野綾子氏、永井道子氏には図書委員がインタビューを行い、誌面を構成しています。当時の図書委員会の行動力には驚くばかりです。

 教職員が登場する場合は、お薦めの図書の紹介が多いようです。そこで、私も「人生を変えた一冊」は大袈裟ですが、本を一冊紹介したいと思います。

 『カンカラ作文術 プロが教える合格文章の書き方』。著者は毎日新聞社局長(山崎塾塾長)の山崎宗次氏。すでに絶版になっているようです。

 蕨高校を卒業し、浪人を経て大学に入学した私は、弁論を扱うサークルに入りました。大学3年になり、就職活動を始める時期になりました。漠然と、社会問題を扱うテレビや新聞などのメディアへの就職を考えていた私に、サークルの先輩が勧めてくれたのが、自身も所属していた山崎塾でした。

 かなり以前の昭和の話ですが、NHKのドラマ「事件記者」に登場する「ヤマさん」という記者がいます。その「ヤマさん」のモデルとなっていたのが、著者の山崎宗次さんでした。私や先輩が所属していたサークルの先輩というご縁もありました。

 こうして私は、山崎塾の20期の塾生となり、放送局や新聞社から内定を勝ち取るべく勉強を始めました。塾では塾長から幹事を命ぜられ、同期約60人のとりまとめも任されました。ところが、私は、山崎塾最後の塾生となってしまいました。

 私が大学4年の7月、塾長はゴルフ場で倒れ帰らぬ人となりました。52歳でした。

 この夏の就職試験でマスコミは全敗。11月になって、併願していた教員採用試験の合格が知らされました。ところが卒業直前の3月になって、夏に不合格だった毎日新聞から2次募集の誘いを受け、すでに公務員内定と断った上で面接を受けたところ、記者職の内定を得てしまいました。

 最終的には蕨高校の恩師の一言が私の背中を押し、教職を選択しましたが、あれだけ憧れていた新聞社の記者職の内定を辞退した背景には、塾長の急逝が大きく影響していたのかもしれません。

 ということで、私は塾長から教わったマスコミ就職試験合格の極意「カンカラ作文術」を手に、国語の教員として教壇に立つことになりました。私が塾長から学んだ作文術のエッセンスは、今回紹介する『カンカラ作文術』に書かれてあります。塾長への謝意と敬意をこめて、高校の後輩である皆さんに、その概要を伝えます。

 本書には「合格の秘訣は『カンカラコモデケア』に尽きる」とあります。

 「カン」は感動の「カン」。よい題材が感動を生む。ふだんから感動的なエピソードを仕込んでおくことが重要。

 「カラ」はカラフルの「カラ」。頭のいい人はカラフルな文章を書く。カラフルな表現を心掛けろということです。

 「コ」は今日性の「コ」。「今日性」というくせ者を利用せよ。「くせ者性」を逆手に取れということです。

 「モ」は物語性の「モ」。斬新な発想で読者を引き込む一流のストーリーテラーになれということです。

 「デ」はデータの「デ」。数量や日時などのデータは文章が引き締まり信憑性が増す。準備しておけということです。

 「ケ」は決意。問題を浮き彫りにして、自分ならこうするという一大決心を表明することが重要。

 「ア」は明るさ。明るい作品は読む人を楽しくさせる。スポーツなど、題材には明るいものを選べということです。

 皆さん自身の「人生を変えた一冊」を見つけることを期待しています。