2024年12月の記事一覧
12月全校集会 校長講話
皆さんこんにちは。12月の全校集会を迎えました。
10月に入って後期が始まって以来、部活動をはじめ、皆さんの活躍には目覚ましいものがありました。バトン部は11月に全国大会に出場し、陸上部は10月に関東大会に出場しました。サッカー部や男子バレー部をはじめ、多くの部活動が県大会に出場し健闘しました。埼玉県高等学校スピーチコンテストは銅賞、英語劇発表大会では、上川杯とベストパフォーマー賞を獲得しました。
皆さんが日ごろコツコツと継続している努力が、次々に花開いて成果を上げている、そんな印象を持っています。
さて、先日、本校野球部のOBと話をする機会がありました。彼はたまたま、9月の秋季大会、南部地区代表決定戦を観戦したそうです。この試合の対戦相手であった浦和実業は、春の選抜で甲子園への出場が見込まれています。本校は1点差で惜敗しましたが、彼はこの試合が接戦で、いかに互角の戦いであったかを、熱く語ってくれました。野球部については、4月の試合で川口市立に敗退した印象が強く残っていましたが、先輩の思いを引き継ぎ、夏の練習や遠征を経て、チームとして「やれる」「できる」という手ごたえを掴んだのではないかと思います。今後の成長に大いに期待しています。
「やれる」「できる」という思いをもってことに臨むのと、そうでないのとでは、得られる結果に大きな差が生まれるのではないかと思います。来月に共通テスト本番を迎える3年生への激励の思いも込めて、最近読んだ『マインドセット「やればできる!」の研究』という本の話をしたいと思います。
「マインドセット」とは、「心のあり方」のことです。この本では、自分の能力は石版に刻まれたように固定的で変わらないと信じている「硬直マインドセット」と、人間の基本的資質は努力次第で伸ばすことができると考える「しなやかマインドセット」を対比しています。「硬直マインドセット」の人は、「つまずいたらそれでもう失敗」「努力は忌まわしいこと」と考えていますが、「しなやかマインドセット」の人は、「成長できなければ失敗」「努力こそが人を賢く、有能にしてくれる」と考えているということです。
入試の本番を控え、「失敗できない」と誰もが思っていると思います。部活動などにおいても、試合当日は極度の緊張に見舞われるものです。そんなときは、「しなやかマインドセット」の考え方を取り入れるとよいと思います。「つまずいたら失敗」ではありません。大切なことは、自らの成長です。人間の資質は努力することで伸ばすことができます。ソウルオリンピック七種競技で金メダルを獲得したジャッキー・ジョイナー・カーシーは本の中で「自分はまだまだ伸びると思えば、意欲が湧いて気持ちが奮い立つ」と述べています。
3年生の皆さんには、この「しなやかマインドセット」を身に付け、本番に臨んでもらいたいと思います。皆さんの資質は、努力することによって、どんどん伸ばすことができます。かくいう私も浪人中の11月の模試で英語の偏差値が50を割り込んでいましたが、入試の本番に間に合いました。皆さんはまだまだ成長します。努力を継続してほしいと思います。
ちなみに3年生は現在、50名を超える生徒が英検準1級を取得しており、英検2級以上の取得者は6割を超えています。1,2年生の皆さんも、この「しなやかマインドセット」で勉強に、部活動に打ち込む充実した冬休みを過ごしてほしいと思います。頑張りましょう。以上で校長講話を終わります。
バトン部 全国大会壮行会 校長より激励
ただ今紹介がありましたが、バトン部の皆さんは、11月19日(火)に所沢市民体育館(埼玉)で行われたダンスドリル秋季競技大会関東大会のSONG/POM部⾨ Large編成で2位となり、来年1月12日(日)に、東京都の武蔵野の森総合スポーツプラザで行われるDance Drill Winter Cup 2025・第十六回全国高等学校ダンスドリル冬季大会に出場されるということです。
まずは、11月に引き続き、全国大会への出場おめでとうございます。
本校はLarge編成ということで、2年生15名、1年生11名のあわせて26名の選手の皆さんが出場されるということです。この競技は、全員で心を合わせた演技が求められるだけに、どの選手にもやりがいのある競技なのではないかと思います。当日の試合では、最も華やかで、最も迫力のあるステージとなるよう期待しています。日ごろの練習の成果を遺憾なく発揮して、全国大会でもぜひ頑張ってください。応援しています。