2024年11月の記事一覧
49期35歳合同クラス会 来賓挨拶(校長)
皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本日は合同クラス会の開催誠におめでとうございます。恩師の皆様におかれましても、ご臨席を賜りありがとうございます。私は本校24期の卒業生でございます。令和4年に着任し、現在3年目でございます。
私事で誠に恐縮ですが、私の知人の職場に本校普通科の49期生の方がいらっしゃるそうです。先日行われたAPEC、アジア太平洋経済協力の担当として、南米のペルーに海外出張に行ったとのことです。本日は残念ながら所用のためご欠席とのことですが、49期生には「グローバルな舞台で活躍」というイメージを強く持っています。
さて、皆さんが過ごされた3年間を振り返ってみますと、皆さんのご入学は2005年、平成17年でした。当時の坂巻校長は、皆さんが1年生の3月に、アメリカ・ペンシルバニア州のテンプル大学と教育連携協定を締結しています。そして、皆さんが2年生だった2006年、平成18年は、新たに鈴木校長が着任され、文部科学省からスーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール、いわゆるセルハイの指定を受けるとともに、11月には創立50周年の記念式典を挙行しています。
現在の本校の「目指す学校像」は「生徒の進路希望を実現する文武両道の進学校~グローバルな視点を持ち次世代のリーダーとして活躍できる人を育てる」となっています。こうして振り返って見てみますと「次世代のグローバルリーダーの育成」という本校の原点は、49期の皆さんの代にあったのではないかという思いを強くいたしております。
また、現在の本校は「生徒の進路希望の実現」を第一に掲げております。現状ですが、国公立大学の現役合格は93名、現役進学率92.5%となっております。浪人生も頑張りまして、この春は京都大学に2名が合格しております。
実はこの点も、49期の皆さんが原点ではないかと思われます。私が卒業生と先ほどお伝えしましたが、24期の私の代の国公立大学の現役合格は24名でございました。40名の大台に乗ったのが、皆さんの一つ上の48期、皆さんの49期は52名と、蕨高校始まって以来の50名越えを達成しています。以降、創立60周年の年に60名を超え、令和に入って100名を超えるようになり、現在に至っております。49期の皆さんの頑張りがあって現在の蕨高校があると言っても過言ではないと思われます。
その他近況をお知らせします。臨海学校はコロナ禍を受け中止となり、令和4年度から林間学校として、苗場プリンスに宿泊し平標山に登る内容で実施しています。オーストラリア海外派遣研修は昨年度から再開し、今年は29名が参加しました。学校公式Instagramを今年度から立ち上げ、フォロワー数は1,700名を超えています。夏の制服について、生徒の意見を受け、今年から紺のポロシャツを試行しています。蕨高祭の後夜祭では、文化祭実行委員会の提案で、昨年度は校庭で本格的な打ち上げ花火、今年度はバルーンリリースを実施しました。生徒は昔と変わらず学校生活を満喫しております。
本校は令和9年度に創立70周年を迎えます。50周年を経験した皆さんがそうであったように、周年行事を同窓生の皆様に盛り上げていただくことで、意気に感じた生徒が成果を上げるという「勝利の方程式」も期待できるのではないかと思います。本日の合同クラス会を契機として、一層のご支援を賜りますことをお願いし、あいさつに代えさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。
バトン部全国大会壮行会 校長より激励
ただ今紹介がありましたが、バトン部の皆さんは、今月24日に千駄ヶ谷の東京体育館で行われる、全国大会である第24回全日本チアダンス選手権大会の決勝大会に出場されるということです。
新チームになって初めての全国大会への出場おめでとうございます。
皆さんは、10月に神奈川県平塚市の平塚総合体育館で行われた第24回全日本チアダンス選手権大会関東予選大会を経て、全国大会への切符を手にされました。
高校生編成Pom部門Largeでの出場ということです。ぜひ当日は、広いステージいっぱいに展開する、蕨高校SPARKLESの迫力のある演技を、全国のファンの皆さんに見せていただきたいと思います。日ごろの練習の成果を大いに発揮して、活躍されることを期待しております。頑張ってください。
なお、バトン部の皆さんは、今月19日に所沢で行われたダンスドリル秋季競技大会の関東大会で部門2位となり、1月に東京都で行われる全国大会への出場が決まったとのことです。重ねておめでとうございます。こちらの壮行会は後日改めて行われるとのことです。まずは今週末の全国大会、全力で頑張っていただきたいと思います。
第3回学校説明会 校長あいさつ
皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本日は大変お忙しい中、本校の第3回学校説明会にお集まりいただきありがとうございます。
さて、今日は11月16日ということで、皆さんの受験校の選択も、いよいよ佳境に差し掛かっているのではないかと思います。実は、本校の高校3年生も、皆さんと同様に、自らの進路希望の実現に向け、追い込みに入っているところでございます。
令和7年度の大学入試は、高等学校の新しい学習指導要領による入試の初年度ということで、新たに「情報Ⅰ」が加わるなど、大学入試共通テストにも大きな変更が見られます。一方、従来のAO入試である総合型選抜に加え、新たに基礎学力テスト型の学校推薦入試が年内に始まるなど、大学入試をめぐる状況は、大きく変化しています。
しかしながら、本校の多くの生徒が第一志望としている、国公立大学をはじめとする難関大学では、引き続き一般入試に多くの定員を設けております。早稲田大学をはじめ、学部によって共通テストを必須とする私立大学も多くあります。
ところで、いささか唐突ですが、アメリカのメジャーリーグ、ドジャースの大谷翔平選手や山本由伸選手の活躍は、皆さんの記憶にも新しいところではないかと思います。ドジャースはワールドシリーズで優勝しましたが、その中心に日本人選手がいる映像を見て、私は改めて、これからの時代は、様々な分野で、世界で通用する日本人が求められているという思いを新たにいたしました。
現在中学3年生の皆さんにとっては、まさにご自身の未来に直結する「自分ごと」であり、これからの高校3年間の過ごし方が、皆さんのその後の人生に大きく影響するのではないかと思います。
本校は「目指す学校像」の中で、「グローバルな視点を持ち次世代のリーダーとして活躍できる人を育てる」と謳っております。これからのグローバルな社会における課題解決に挑む人材には、文理融合、リベラルアーツを身につけることが求められています。リベラルアーツは「教養」と訳されます。様々な科目をしっかり学ぶことが、グローバルな課題解決に挑む人材を育成することにつながるのではないかと考えております。
本校の普通科の教育課程は、2年生まで共通の内容となっており、文理分けは3年生からとなっています。これは、先ほど申し上げた「リベラルアーツ」の考え方に基づくものです。例えば数学は、DX人材育成に欠かせない重要な科目ですが、本校では2年生まで全員がしっかり学びます。冒頭で申し上げましたように、大学入試も様々な改革が行われておりますが、国公立大学をはじめとする難関大学は、引き続き、多くの募集定員を一般入試に充てております。文系の生徒であっても、国公立大学への進学を積極的に選択できるカリキュラムとなっております。
次に、本校の生徒は「文武両道」というスタイルで、部活動・学校行事に全力で取り組む3年間を過ごします。各種委員会活動も活発です。文化祭実行委員会や放送委員会、図書委員会などの活動を通じて、プロジェクトを運営する経験を積み、コミュニケーションの力を高めております。
グローバルな社会で活躍する未来を想定すると、高校の3年間で、語学の力をはじめ、複雑な国際社会を理解する素養を高めておくことが必要となります。
まず外国語科ですが、ディベート・ディスカッションやエッセイライティングなどの、外国語科特有のユニークな授業を通じて、英語4技能を自在に操れるレベルまで高める指導を行なっております。また、第二外国語の授業もあり、フランス語、ドイツ語、中国語など、言語を学ぶことで、国際理解のための視野を広げる学びを展開しております。さらに、英作文やスピーチ、ディベート、英語劇などの各種コンテストへの参加を通じて、英語の応用力を高めるとともに、仲間との絆を深めております。
次に、各種検定試験への支援です。本校の生徒は、普通科を含め、その多くが入学時に英検準2級相当以上の英語力を持っています。英検準1級など、より上位の資格の取得を目指す生徒も多くおりますが、面接対策など、丁寧な個人指導を行っております。
その他、毎年夏のオーストラリアへの短期派遣や留学生の受け入れなど、グローバルリーダーとして活躍するための学びの環境を整えております。
進路指導につきましては、この後進路指導主事から詳しい説明がございます。お手元の学校案内の11ページをご覧ください。この春の合格実績は、国公立大学102名、早慶上理現役67名、GMARCH現役348名、現役進学率は92.5%となっております。国公立大学は難関大学の合格数を示しておりますが、この春は浪人生も頑張りまして、京都大学に2名が合格しました。難関大学を志望する生徒が多くおりますので、一人でも多くの生徒が第一志望に合格できるよう、学校を挙げてサポートしております。
個人面談につきましては、1,2年生は年3回、3年生は年5回実施しています。模試分析によるデータをもとに、一人ひとりに応じたきめ細かなアドバイスを行っています。通常補講や夏季補講・冬季補講は、より高度な内容を扱う難関大学志望者向けのものから、基礎基本の定着を目指すものまで、様々なレベルのものを用意しております。学校で行う補講には、生徒の実態に合ったものが選択できるというメリットがあります。また、本校では1年生対象の社会人講演会や、2年生対象の「卒業生との懇談会」「受験速報会」など、卒業生が生徒の進路選択を、全面的にバックアップしています。
生徒の志を高める観点からは、大学の教員等各界の専門家が直接生徒に語り掛ける「蕨高セミナー」を実施しています。昨年度は年5回実施しました。このように、難関大学の合格に向けた数々の「仕掛け」が充実しているのも、本校の特色となっております。
その他、学校の中には、図書館だけでなく、生徒が自習するための学習室や、進路指導室前や3年生のホームルーム前に置かれた学習スペースが整備されており、毎朝、早い時間から多くの生徒が自分のペースで勉強しています。
いかがでしょうか。蕨高校は文武両道。部活動にも、学校行事にも全力で取り組みながら、教職員や仲間のサポートを受けた環境で確かな学力を身に付け、自ら高く掲げた第一志望の進路を実現する、そんな熱い3年間が皆さんを待っています。グローバルな社会で活躍する皆さんの夢を実現するため、是非とも本校の門を叩いていただきたいと思います。皆さんの挑戦をお待ちしております。
この後、本校の教職員や生徒から、さらに詳しい説明が続きます。よろしくお願いいたします。
第65回強歩大会 校長あいさつ
おはようございます。いよいよ第65回強歩大会が始まります。
この強歩大会の目的は、昔も今も「強い体力と精神力を養う」となっています。
そして、競う方の「競歩」ではなく、強い方の「強歩」大会ですので、ライバルは自分ということになります。皆さんの自己ベストの更新を目指してほしいと思います。
とはいえ、今日は皆さんの日ごろの行いがよかったこともあり、大変快晴に恵まれて、絶好の強歩大会日和となっています。思いのほか、高い気温となることが予想されます。
ぜひ、水分をしっかり取ることを忘れずに行ってください。
また、コースの中で少しでもおかしいと思うことがあれば、近くの先生や仲間に伝えていただいて、少しでも早く対応できるよう、ご協力をお願いします。
それでは、事故がないように頑張りましょう。よろしくお願いします。