校長室より

2023年5月の記事一覧

PTA・後援会総会 校長挨拶

 皆さんこんにちは。校長の山本でございます。PTA・後援会の皆様におかれましては、昨年度も大変お世話になりました。コロナ禍の終息が見通せない中、進路講演会をYouTube配信で行っていただいたほか、強歩大会では給水のご協力をいただくなど、制約がある中にもかかわらず、様々な形でご支援をいただきました。

 また、昨年度はオーストリア、タイ、フランスと、3名の留学生の受け入れを行いました。海外への渡航ができない中、生徒にとっては大変貴重な体験の機会となりました。何より、3名とも母国語のほかに英語が堪能で、さらに日本語まで習得しようという旺盛な学習意欲を持っていました。世界の高校生は当たり前のように英語を話すという事実は、多くの生徒にとってよい刺激となったようです。留学生のホームステイにつきましても、ご協力いただきありがとうございました。今年度の留学生の受け入れについてはこれからですが、具体的なお話があった段階で、改めてご相談させていただきたいと思います。

 さて、新年度が始まり、2か月が経過しようとしております。新型コロナウイルス感染症も、今月上旬には5類に移行し、様々な対面による行事の実施が可能になってまいりました。すべてが元通りというよりは、オンラインの活用など、新たに定着した方式とのハイブリッドによる実施となるものが多いのではないかと思います。PTA・後援会の各種行事につきましてもお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。

 学校の近況報告は、この後本校の職員から行わせていただきますので、私からは2点申し上げます。

 1点目は、在日チュニジア大使によるフランコフォニーの授業です。5月17日(水)、外国語科のフランス語選択の生徒を対象に、モハメッド・エルーミ大使本人による授業が行われました。チュニジア共和国はアフリカ北部の国ですが、地中海に面しており、主食がクスクスと呼ばれるパスタであるなど、イタリアにも近い雰囲気を持つ国です。プレゼンはフランス語で行われ、生徒は果敢に質問にもチャレンジしていました。

 2点目は、オーストラリアへの高校生海外短期派遣事業です。先日選考が行われ、28名の生徒が2週間、オーストラリア・ニューサウスウエールズ州のコフスハーバー市に派遣されます。3年ぶりの渡航による国際交流事業となります。本校を代表して参加する生徒には、十分な事前学習をお願いするとともに、派遣期間を有意義に過ごしてもらいたいと思います。

 このように、グローバルな視点を持つ次世代のリーダー育成を掲げる本校も、少しずつ本来の活動を取り戻しつつあります。1年生は一人一台のタブレット端末が導入され、国語や地理総合、数学や英語などで、授業における活用が始まっております。今後研究を進め、授業改善につなげてまいりたいと考えております。

 私からは以上です。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

蕨高校吹奏楽部 第47回定期演奏会 校長あいさつ

 皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本日はお忙しい中、蕨高校吹奏楽部第47回定期演奏会にご来場くださいまして、誠にありがとうございます。

 この定期演奏会も47回ということで、仮に毎年開催されていたといたしますと、第1回は1977年、昭和52年ということになります。本校では、創立20周年記念式典を実施した年にあたります。私は本校の24期生ですので、高校1年生のときに、第4回の定期演奏会が行われていたことになります。まさに、伝統が受け継がれているということで、歴代の吹奏楽部の関係者の皆様に、改めてお礼申し上げたいと思います。

 本日も、会場には多くの保護者の皆様、また、卒業生の皆様や地域の皆様にご来場いただいていることと思います。私も昨年初めてこの演奏会を聴かせていただきましたが、会場の皆様と一体となった素晴らしいステージで、伝統校としての本校の一面を見ることができました。

 生徒たちも一生懸命練習しておりましたので、本日も素晴らしい演奏をお届けできるのではないかと思います。それでは、どうぞ最後までごゆっくりご堪能ください。