2023年1月の記事一覧
第4回学校説明会 校長あいさつ
皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本日はお忙しい中、本校の第4回学校説明会にお集まりいただきありがとうございます。
恐れ入りますが、お手元の『令和5年度 学校案内』の3ページをご覧いただきたいと存じます。私からは、本校の「理念」について説明させていただきます。
蕨高校の目指す学校像は「生徒の進路希望を実現する文武両道の進学校~グローバルな視点を持ち次世代のリーダーとして活躍できる人を育てる」でございます。
次の「蕨高ビジョン」は、この「目指す学校像」をどのように実現していくか、そのプロセスを、各学年の目標に落とし込んだものでございます。
「Wの挑戦」という合言葉が出てまいりますが、「W」に込めた思いは二つございます。一つは、夢の実現に向けて挑む蕨高生、「Warabi」の頭文字をとって「W」です。もう一つは、蕨高生は「二つのこと」に挑むという意味での「ダブル」です。「二つのこと」とは、「困難に負けない強い精神力を身につける」ということと、「困難を切り抜ける柔軟な発想や思考力を身につける」ということを意味しています。本校を目指す皆さんには、このような本校の理念についてご理解いただくとともに、ぜひとも、学習、学校行事、部活動に全力で取り組む「文武両道」の気持ちを持っていただきたいと思います。
さて、現代は予測困難な時代と言われています。次々と降りかかってくる新たな課題の解決に、正解があるわけではありません。これからの時代に必要となってくるのは、自らが得た知識や情報を組み合わせて、他者と協働しながら、まだ誰も見たことがないような解決策を自ら生み出していく力であると考えます。
本校の教育課程は、2年生まで共通のカリキュラムとなっています。文系の科目も理系の科目もしっかり学び、自らの知識の引き出しを増やすとともに、大学で専攻する学問を見極める目を養っていただきます。また、将来、課題の解決に向けチームで協働する仲間は、様々な国にルーツを持つことが想定されます。本校は外国語科を設置していることもあり、このコロナ禍にあっても、今年度はオーストリア、タイ、フランスからと、3名の留学生を受け入れました。3名とも英語が堪能でした。彼らは母国語、英語に加え、日本語を学びたいという強い意欲を持っていました。どこの国の出身であっても、英語ができることで、国境を越えてコミュニケーションを深めることができます。世界の高校生は当たり前のように英語を話します。こんな一次体験を居ながらにしてできるのも本校の強みです。「グローバルな視点」を持つ次世代のリーダーを育てる環境を整えております。
さらに、解決策を自ら生み出していくためには、「自分で考えて行動する」姿勢が重要です。3年間という短い期間で進路実現の成果を挙げるためには、自らを律するマネジメント能力を高める必要があります。「文武両道」を掲げる本校では、部活動や学校行事に取り組む中で「自分で考えて行動する」姿勢が育まれています。また、令和5年度入学生の皆さんには、一人一台のタブレット端末として、Windows端末である「Surface Go 3」を購入していただきます。予めご了承くださいますようお願いします。
それではこの後、学校概要や進路指導、外国語科、選抜関係について説明させていただきます。是非とも本校を第一志望としてご検討くださいますようお願いいたします。