校長室より

第1回林間学校オリエンテーション 校長あいさつ

 皆さんこんにちは。校長の山本です。

 「蕨高校といえば臨海学校」本校ホームページのトップページにも、臨海学校の写真が使用されています。直近では第60回臨海学校が令和元年に実施され、この春高校を卒業した63期生が参加しました。

 令和2年、令和3年と、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、残念ながら中止を余儀なくされてきました。

 臨海学校の目的は「水泳訓練を通じ、心身の健全な発達と集団生活の規範を身に付ける」とあります。創立50周年記念誌には「蕨高生の質の高さは、1年の夏に培った人間の土台作りが成功の秘訣なのだろうな、と思います」という、当時の教職員の思いも残されています。

 これらの歴史と伝統を誇る臨海学校の趣旨を踏まえ、今回新たに、第1回林間学校の目的が示されました。読み上げてみたいと思います。

 1 林間学校を通して規律の順守、主体的に取り組みながら協力する大切さを再確認する。

 2 上越の美しい自然に触れるとともに自然環境を守ることの大切さを学ぶ。

 3 集団生活を通して相互の友情を深め、心に残る素晴らしい思い出をつくる。

 臨海学校の目的にあった「心身の健全な発達」や「集団生活の規範意識を身に付ける」ことを押さえ、「成功の秘訣」としての「人間の土台作り」を含んだものとなっています。新しい目標のもとで、皆さんの力を結集して、第1回林間学校を成功させたいと思います。

 ところで、皆さんは新しい高等学校学習指導要領の1期生です。特徴をご存じでしょうか。「総合的な探究の時間」に代表されるように、「探究」ということばがキーワードになっています。

 「探究」とは、自分で設定した課題について、自分で調べて資料を集め、分析してまとめ、プレゼンテーション、発表するという一連の学習のことを言います。自ら主体的に取り組み、仲間と協力して資料を集め、分析して学習を進めることで、学びに向かう姿勢が身につくとともに、課題に対する自らの理解も深まるというものです。

 今回は「林間学校」ですから、対象は「山」です。先ほど確認した目的にもあるとおり、「主体的に取り組みながら協力する」ことが求められています。「平標山」という山を歩きます。当然のことながら、山歩きには危険が伴います。ここで「探究」の出番です。各自が事前にしっかり調べて、コースの全体像を把握しておいてください。

 あまり自覚はありませんが、校長先生も蕨高生として、臨海学校を体験しています。一人の大人として「心身の健全な発達」や「集団生活の規範意識」が身に付いているとすれば、少なからず、臨海学校のおかげだということができます。

 「臨海学校」は蕨高生の「質の高さ」を担保する「人間の土台作り」「成功の秘訣」でありました。是非ともその精神を受け継ぎ、第1回林間学校を成功させたいと思います。一緒に頑張りましょう。以上で校長あいさつを終わります。