33期ホームカミングデー 来賓あいさつ(校長)
皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本日はようこそ、皆さんの母校、蕨高校にお越しくださいました。皆さんを歓迎いたします。
また、恩師の皆様におかれましては、お忙しい中ご出席を賜りありがとうございます。
本日は33期の皆様のホームカミングデーということですので、少し調べてまいりました。皆様のご入学は1989年、平成元年と伺っております。皆さんが入学される前の昭和63年3月にさわらび会館、部室・卓球場、テニスコートが竣工し、5月に創立30周年記念式典が行われ、12月に清流館、食堂の建物ですね、が竣工しています。卒業アルバムを拝見すると、正門右手に真新しい清流館と旧体育館、私たちのころは武道場と称しておりましたが、が併存しております。まさに、皆さんのご入学を待ち望んでいたかのように、校内の諸施設が新しくなった、そんな中、皆さんは本校に入学されました。
申し遅れましたが、私は本校24期の卒業生でございます。皆さんの卒業アルバムを拝見して、まず目に留まったのが青ジャージ、皆さんの9年先輩にあたる私も青ジャージでございました。そして、男子の夏の体育着は紺のランニングでした。一気に皆さんに親近感を覚えました。
それではここで、本校の近況について紹介させていただきます。
まずは、進路の状況でございます。この3月に卒業した65期生も大いに活躍してくれました。国公立大学の現役合格者数は93名を数え、浪人生と合わせると100名を越えました。旧帝国大学などのいわゆる難関国公立大学の現役合格者数も7名と、64期生の5名から2名増加という状況です。浪人生も頑張りまして、京都大学に2名が合格を果たしました。一方、私立大学も数多くの生徒が合格し、特に早慶上理と呼ばれる難関大学の現役合格件数が、昨年度の51件に対し、67件と数を伸ばしております。
続いて学校行事でございます。本校の3大行事と言えば、臨海学校、運動会、強歩大会でございますが、このうち臨海学校につきましては、令和元年の実施を最後に、コロナ禍により中止を余儀なくされてまいりました。代替行事として、令和4年度から林間学校として、苗場プリンスホテルに宿泊し、平標山に登っております。
伝統の蕨高祭もコロナ禍の影響を大いに受けてまいりましたが、新型コロナウイルスの5類移行を受け、昨年度はフルスペックで開催し、多くの来場者で賑わいました。後夜祭では、生徒の発案で、本校の校庭から本格的な打ち上げ花火が上がりました。私の記憶では、本校では初めてだったのではないかと思います。
最新情報といたしましては、明日6月3日から、夏季限定の試行として、制服として紺のポロシャツの着用を認めることとしております。こちらも、学校評価懇話会における生徒の発言がきっかけとなり、生徒指導部における検討を経て、この夏から試行として実施してみようとなったものでございます。
昨年度も32期の卒業生に1年生対象の社会人講演会の講師を、57期の卒業生に蕨高セミナーの講師をそれぞれお願いし、素晴らしいお話を聞かせていただきました。卒業生の皆様は生徒にとって貴重なロールモデルでございます。引き続き、ご支援賜りますことをお願いし、祝辞とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。