同窓会会報『紫霞54号』巻頭挨拶文
会員の皆様におかれましては、日ごろより本校の教育活動に多大なるご協力を賜りありがとうございます。4月に着任した校長の山本です。教科は国語です。また、本校24期の卒業生です。どうぞよろしくお願いいたします。
平成27年(2015年)の24期ホームカミングデーでは大変お世話になりました。お忙しい中お越しいただいた恩師の先生方、また準備委員の皆様のおかげで、高校時代を懐かしく思い出すことができました。
さて、わが母校、蕨高校ですが、素晴らしい学校になっています。国公立大学3年連続80名以上の現役合格や、現役進路決定率90%以上などの数字もさることながら、本当に素晴らしいのは生徒たちです。着任して3か月経ちましたが、いわゆる「斜に構えた」生徒を見かけたことがありません。勉強にも、部活動にも、学校行事にも全力で取り組んでいます。平成6年(1994年)設置の外国語科も、63期生は東京外国語大学に3名の現役合格を出すなど成果を挙げています。また、教職員も一生懸命です。ふだんの授業のほか、平常補講や夏期補講に多くの教職員が取り組んでいます。
本校に寄せられている生徒や保護者、地域の皆様からの期待は本当に高く、校長としては身の引き締まる思いです。「生徒の進路希望を実現する文武両道の進学校~グローバルな視点を持ち次世代のリーダーとして活躍できる人を育てる~」を目指す学校像に掲げ、その実現に向け、全力で取り組んでまいります。
本校の進路指導では「大学進学の先を見据えて目標は高く!」ということを掲げています。卒業生のロールモデルを示すには、多くの同窓生の皆様のご協力が必要です。コロナ禍の終わりはなかなか見通せませんが、教育活動も活気を取り戻しつつあります。中止を余儀なくされてきた臨海学校も、林間学校という形で趣旨を受け継ぎ実施します。
今後とも本校へのご理解、ご協力を賜りますようお願いいたします。