校長室より

前期終業式 校長講話

 皆さんおはようございます。前期の終業式を迎えました。

 皆さんは先日の球技大会でバスケットボールを楽しんでいましたが、バスケットボールでは、第2ピリオドと第3ピリオドの間に10分間のハーフタイムがあります。ここで前半のゲーム運びをチェックして、後半の戦略の立て直しを行います。

 経験的には、後半はじめの第3ピリオドで流れをつかむことが、ゲームを制するポイントになることが多いです。つまり、ハーフタイムのミーティングがとても重要であるということです。皆さんの1年間をゲームに例えると、明日から後期が始まりますので、今この瞬間がハーフタイムということになります。皆さんが皆さん自身の1年間というゲームに勝利するために、前半を振り返り、後半の戦略を考えてみたいと思います。

 ところで皆さんは、年度の始めに目標を定めているでしょうか。3年生は進路がありますので、目指す難関大学の合格を目標にしている人が多いのではないでしょうか。2年生や1年生はどうでしょうか。キャリアプランノートを活用して、目標をしっかり定めている人も多いのではないかと思います。

 それでは、計画はどうでしょうか。

 「勝者はいつも計画を持っており、敗者はいつも言い訳をかかえている」ということばがあります。以前にもお話ししましたが、本校の卒業生である私には、たくさんの失敗談があります。その一つが、このことばにある「計画」に関するものです。

 受験に失敗して浪人生になりました。東京の予備校に通い、夏期講習のあたりまでは真面目に講義に出ていました。一通り受けたところで、「これまで学んだ内容を整理して定着させることに時間を使おう」と思うようになりました。予備校に通う時間を除いた1日の学習時間を自分でコントロールすることに、本気で取り組んでみました。

 はじめは1日の計画を立てました。次に1週間の計画を立てました。1週間は5日と考え、土日は模試や平日の遅れを取り戻すために空けておくこととし、計画の進捗に大幅な遅れがないようにしました。続けて1ヶ月の計画、そして本番の入試までの計画を立てました。

 これにより、自分が立てた計画を、自分がどれだけ忠実に実行できるかということが、自分の大きな関心事になってきました。

 受験が終わって振り返りました。大学に合格できなかった高校3年生の自分と、大学に合格できた自分との最も大きな違いは、この「計画」の有無でした。

 ハーフタイムの話に戻ります。皆さんは「計画」つくっていますか。キャリアプランノートを使って作成している人も、後期に向け、ぜひ見直してみてください。

 よく言われることですが、進路希望の実現は自分との戦いです。皆さんはこの厄介な「自分」というものを飼い慣らす必要があります。自分という「この人」は、どのようにアプローチすれば勉強するようになるのか。意外とこの点の攻略が、このゲームに勝利する鍵だったりします。2年生、1年生も同様です。授業があって部活動があっての毎日だからこそ、1日の勉強の「計画」が重要です。

 改めて前期お疲れさまでした。明日から後期がはじまります。バスケットボールなら後半の第3ピリオドに当たります。ゲームに勝つには第3ピリオドで流れをつかむことが必須です。自分が立てた計画を確認して、楽しく後期を乗り切っていきましょう。以上で校長講話を終わります。