終業式 校長講話
おはようございます。令和6年度の終業式を迎えました。一年を振り返って、皆さんの高校生活は、皆さんの当初の計画通りに過ごすことができたでしょうか。
先週19日の水曜日、1年生の皆さんがスタディサポートに取り組んでいる間、先日卒業した66期による2学年対象の受験速報会が行われました。
進路希望実現の観点から、66期は大変健闘し、旧帝国大学や早慶上理などの難関大学の合格者数がここ数年で最も多いという実績を残しています。本校の進路指導のキャッチフレーズである「大学進学の先を見据えて目標は高く」を実践して成果を上げてくれました。皆さんにとってはまたハードルが上がった形になりますが、みんなで力を合わせて、皆さんにとってよりよい進路実現に向け、頑張っていきたいと思います。
この受験速報会では、卒業生から次のようなことばを聞くことができました。
「目標は高く掲げたほうがよい。目標を下げることはいつでもできる」
「志望校の選定は早ければ早い方がよい。志望校を決めずに勉強しても身が入らない」
「大学を見に行って『ここで学びたい』と強く実感し、本気の勉強がスタートした」
多くの先輩が指摘した「目標を高く掲げることの重要性」については、今月10日の月曜日に行われた蕨高セミナーでも取り上げられていました。
講師の伊藤真さんは司法試験の合格者を多数輩出している受験指導校「伊藤塾」の塾長です。当日は「法学について知ろう~憲法と私たち~」と題して講演していただきました。もちろん憲法の話が中心でしたが、高校生にも応用できる勉強法についても話していただきました。中でも印象的だったのが、「ゴールからの発想~常に目標を明確にする~」というお話でした。現在の自分の状況から発想するのではなく、最初に目標を明確にして、そこから何をすればいいか逆算して考える「逆算思考」が大切だということです。
このことは、4月から新しい学年を迎える現在の皆さんにとって、最も必要なことではないかと私は思います。
3年生になってから、模試の成績を参考に合格できそうなところを志望校にするという考え方は、そもそも間違いなのではないでしょうか。最初に志望校を決めましょう。自分はどんな大学に通いたいのか。自分はどんな大学を母校として人生を歩みたいのか。真剣に考えることが必要です。
その際、高い目標を設定しましょう。自分の可能性は、自分でもわからないものです。思い込みで自分の力に天井を設けたり、自分の能力に蓋をしたりするのは間違いです。
自ら設定した高い目標と、現在の自分の成績との差を縮めていくのが勉強です。そして、66期の先輩が言うように、志望校の選定がなければ本気の勉強は始まりません。私の経験上、蕨高生なら本気になって1年あれば何とかなるのではないかと思います。特に2年生は、この春休みに充分考えて、高い志望校を選定して、「逆算思考」で新学年をスタートしてもらいたいと思います。
文武両道の蕨高校では、部活動と両立しながら受験の準備を進める必要があります。自ら定めた目標達成のプロセスは楽しいものです。春休みに高い目標を定め、楽しい令和7年度にしていきましょう。