校長室より

前期始業式 校長講話

 おはようございます。新しい年度がスタートしました。春休みはいかがだったでしょうか。充実して過ごすことができた方も多かったのではないかと思います。

 この春休みに、バトン部の全国大会と音楽部の定期演奏会に足を運びました。ともに日ごろの練習の成果を発揮した、素晴らしいアウトプット、表現であると感じました。音楽部は美しく迫力のある歌声に圧倒されました。バトン部は全国3位ということで、素晴らしい成果を挙げたと思います。おめでとうございます。

 さて、素晴らしい成果と言えば、この春卒業した64期生も、素晴らしい進路実績を残してくれました。国公立大学現役合格件数105件は、本校歴代2位の成果ということです。私立大学も本当に数多く合格していますが、ちょっと視点を変えて、64期生はどんな大学に多く合格しているか、合格件数の多い順に大学を見てみたいと思います。

 最も多いのは東洋大学でした。では2番目に合格の多い大学はどこでしょうか。答は明治大学です。以下、日本大学、法政大学、立教大学と続きます。誠に素晴らしいと思います。このあたりが現在の蕨高生のボリュームゾーンということになります。65期生である3年生、66期生である2年生もこの勢いに乗って後に続き、ぜひとも先輩たちの成果を超えてもらいたいと思います。

 ところで、今日は年度の始めですので、改めて、皆さんに、この1年間に臨む心構えについて話してみたいと思います。

 本校の進路指導は「大学進学の先を見据えて目標は高く」を掲げています。いうまでもなく大学は研究機関です。皆さんは大学で、何を研究したいと考えているでしょうか。

 ここ数年、多くの大学は、いわゆる学校推薦型選抜や、総合型選抜の入学定員を増やす傾向にあります。ともに志願理由を詳しく尋ねられますので、定員を増やしているということは、大学で学ぶ目的意識の明確な受験生に多く入学してもらいたいという、大学側のメッセージなのではないかと思います。実際に受け入れてみて、こうした選抜で入学した生徒のほうが、大学での学業成績も芳しいということもあるようです。

 ところで皆さんは、現在の時点で、自分が大学で研究したいこと、それを踏まえた志望校、志望学部や学科について、説明することができるでしょうか。

 2年生は「まだ先の話」と受け流してはいけません。これは「本気スイッチ」にかかわる話です。難関大学に合格した卒業生の多くは、志望校が決まったあたりから、勉強が「本気モード」に移行したと言っています。

 昨年11月の進路講演会では、「蕨高生は難関国公立大学を目指すべき」との話がありました。なぜ難関国公立大学を目指すべきなのか。講演では、①授業が違う ②仲間が違う ③実績が違う との説明がありました。同じ4年間を過ごすのであれば、より自分を磨いてくれる「環境」を厳しく選択する必要があると思います。

 私は本校の卒業生でもありますが、改めて、蕨高生はよりよい学びの環境を求めて、難関大学を目指すべきではないかと思います。その際、大切なことは、本気モードのスイッチがオンになることです。繰り返しになりますが、私の場合は高校3年の秋。遅すぎました。皆さんはこうした轍を踏まないよう、まずは大学で研究したいテーマを見つけ、説明できるようにしておくことをお薦めします。

 それでは、楽しい1年にしていきましょう。以上で校長講話を終わります。