『蕨高たより』第164号 蕨高生に伝えたいこと
弁護士を目指すも私大4校全敗で浪人。法学部に合格できず教育学部に入学。マスコミ就職を目指すも全敗。併願していた流通で内定を得るも、11月にに教員採用試験名簿登載。流通の内定を断って教職に決めるが、卒業直前の3月、夏全滅したマスコミから二次募集の誘いを受け、面接を経て内定。蕨高校の恩師に相談。「お前が教壇に立てば多くの子どもたちが救われる」と背中を押され教職を選択。結果、天職を得る。
ある蕨高卒業生のリアルである。
天職に「気付く」にはそれ相応の時間がかかる。自分の成長を待たないと、真実に気付くことはできないこともある。
進路はどこに決まっても正解。本当の勝負はそこからだ。
萌えいずるものみな強し。ワラビのよいところはその生命力の強さである。どこに行っても楽しく生きる術を身に付けてもらいたい。