校長室より
修学旅行のしおり 校長のことば
修学旅行では、独自の歴史文化、自然、平和教育など、学校生活では得難い新たな視点を学ぶことが重要です。今回の訪問先の沖縄は、東西1,000km、南北400kmもの広大な海域に、大小160余りの島々が点在しています。美しい自然とともに、太平洋戦争の惨状を今に伝える多くの戦績が残されています。ぜひとも、沖縄を五感で体験し、生きる力、未来を創造する力を育んでもらいたいと思います。
皆さんが学んでいる歴史総合の教科書では、150ページに「日本の敗北」として沖縄戦が取り上げられています。なぜこのような悲劇が生まれたのか、また、どうすれば防ぐことができたのか。現地を訪れることにより、皆さん一人ひとりが、こうした問いに対する皆さん自身の答えを見つけることができることを願っています。
前期終業式 校長講話
皆さんこんにちは。前期の終業式を迎えました。
少し前になりますが、先々週の球技大会は大変お疲れさまでした。男子のバレーボールの試合では、初めはお互いに遠慮がちだったチームが、ゲームが白熱するにつれて協力し合うようになり、徐々に互いの絆が深まっていく様子を見ることができました。よく「クラスの絆」「受験は団体戦」と言います。絆は自然に生まれるものとも言えますが、意図してつくることも大切だと感じました。球技大会は素晴らしい。改めて思いました。
さて、これも少し前の話になりますが、7月の模試が返却されたことと思います。皆さんが受けることになる大学入試では、当たり前のことですが、試験範囲があるわけではなく、初めて見る問題に限られた時間で取り組むということになります。「基礎力の定着」が重要であると言われるのはこのためです。皆さんは、現在の時点でどの程度、この「基礎力」が身に付いているのか。これを測るのが模試、ということになります。蕨高生である皆さんであれば、学年を問わず、まずは各科目とも所謂「全国偏差値60」を目安にするとよいと思います。超えていれば一安心ですが、万が一、超えていない科目があった場合、早急に対策を施すことが必要です。次の模試は11月にあります。課題を放置することなく、基礎力の定着に向け、対策に着手してください。
ところで、2年生の皆さんは、7月の模試について、国語の中でも、漢文の成績がよかったという話を聞きました。私もかなり以前に国語の教員をしていましたので、この漢文にちなみ、「塞翁が馬」という故事の話をしたいと思います。
「塞」はとりで、「翁」はお爺さんという意味です。国境のとりでの近くに住んでいたお爺さんの馬が逃げてしまいました。皆が慰めましたが、後に逃げた馬は立派な馬を連れて帰ってきました。また、お爺さんの息子がその馬から落ちて足の骨を折ってしまいました。皆が慰めましたが、そのけがのおかげで、息子は戦争に行かずに済みました。
この話は、一見不幸に思えたことが幸運に繋がることを伝える故事とされています。
先日の蕨高祭では、多くの本校の卒業生が、校長室に遊びに来てくれました。「塞翁が馬」ほどドラマチックな人生ばかりというわけではもちろんありませんが、多かれ少なかれ、様々な体験を経て現在があるというお話を聞くことができました。
皆さんは、「自らの人生」という映画の主人公として、今を生きています。この映画はまだまだ先が長いです。ちょっとした成功や、ほろ苦い失敗など、これからも数多くの経験をすると思います。たった四十数年ですが、蕨高校の皆さんの先輩として言わせていただくと、成功も失敗も「すべての経験が人生の糧となる」というのは本当です。
「塞翁が馬」と同じ意味を表す故事成語に「禍福はあざなえる縄のごとし」ということばもあります。この世の幸福と不幸は表裏一体、何が不幸のもととなり、何が幸せをもたらすかはわからないという意味です。失敗の裏には成功が付いているものです。
特に3年生は、進路実現も佳境に入ります。まさに「人間万事塞翁が馬」です。心配はいりません。皆さんには、球技大会で培ったクラスの強い絆があります。明日から後期です。「団体戦」で乗り切っていきましょう。以上で校長講話を終わります。
陸上競技部関東大会出場壮行会 校長による激励
まずは、関東大会出場おめでとうございます。
先ほど紹介がありましたが、安見君と柴原さんは、令和6年度県民総合体育大会兼埼玉県高等学校陸上競技新人大会兼関東高等学校選抜新人陸上競技選手権大会県予選で、安見君は男子200m、柴原さんは女子走高跳でそれぞれ入賞となり、来月19日から栃木県で開催される関東大会に出場するということです。陸上競技部としての関東大会出場は、3年連続ということになります。
日ごろの練習の成果が実を結び、勝ち取った関東大会への出場です。陸上競技部は、これまでも多くの卒業生が素晴らしい実績を残している歴史と伝統を誇る部活動です。関東大会でも、これまで培ってきた実力を遺憾なく発揮してもらいたいと思います。
頑張ってください。応援しています。
『蕨高たより』第164号 蕨高生に伝えたいこと
弁護士を目指すも私大4校全敗で浪人。法学部に合格できず教育学部に入学。マスコミ就職を目指すも全敗。併願していた流通で内定を得るも、11月にに教員採用試験名簿登載。流通の内定を断って教職に決めるが、卒業直前の3月、夏全滅したマスコミから二次募集の誘いを受け、面接を経て内定。蕨高校の恩師に相談。「お前が教壇に立てば多くの子どもたちが救われる」と背中を押され教職を選択。結果、天職を得る。
ある蕨高卒業生のリアルである。
天職に「気付く」にはそれ相応の時間がかかる。自分の成長を待たないと、真実に気付くことはできないこともある。
進路はどこに決まっても正解。本当の勝負はそこからだ。
萌えいずるものみな強し。ワラビのよいところはその生命力の強さである。どこに行っても楽しく生きる術を身に付けてもらいたい。
第26回校内スピーチコンテスト 校長あいさつ
Hello everyone.
I will greet you in English.
I am not good at English, so I respect all of you who can communicate freely in English.
All of you competing in the recitation category will be tested not only on your English pronunciation, but also on your ability to express yourself with gestures and movements.
I look forward to your passionate performances.
All of you competing in the speech category will be able to move on to the prefectural tournament if you win.
The most important thing is to clearly deliver your opinions.
Do your best, and always make sure to make it easy for the audience to understand.
I wish you success. Thank you.
みなさんこんにちは。
英語で挨拶します。
私は英語が得意ではないので、英語で自由にコミュニケーションできるみなさんを尊敬しています。
朗読部門に出場するみなさんは、英語の発音だけでなく、身振りや動作で表現する能力も試されます。
みなさんの熱のこもったパフォーマンスを楽しみにしています。
スピーチ部門に出場するみなさんは、優勝すれば県大会に進むことができます。
一番大切なことは、自分の意見をはっきりと伝えることです。
ベストを尽くし、常に聴衆が理解しやすいように心がけてください。
成功をお祈りしています。ありがとうございました。
令和6年度起業家教育 「埼玉県教育局アントレプレナーシップ教育プログラム」(ワークショップ編) 会場校あいさつ
皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本日は大変暑い中、蕨高校までお運びくださいましてありがとうございます。
さて、本日はアントレプレナーシップ教育、いわゆる起業家教育がテーマでございます。私も、今年の2月に早稲田大学で行われたワークショップに参加して、一足お先に体験させていただきました。
起業家教育と言いますと、例えば「デザイン思考」などが有名ですが、本日のワークショップのもとになるのは、「エフェクチュエーション」と呼ばれる考え方です。詳しい説明はこの後、早稲田大学の島岡先生からあると思いますのでここでは割愛しますが、私はこの「エフェクチュエーション」という考え方について、次の二つの点が特徴的ではないかと考えています。
一つ目は、「不確実性への対処」を前提とした考え方、という点です。変化の激しい現代においては、未来の正確な予測は難しい、では、起業、新たに事業を起こすにはどうすればよいか、ということが、そもそも前提となっています。
二つ目は、エフェクチュエーションは「後天的に取得可能な考え方」という点です。「起業家」と聞くと、アップルの故スティーブ・ジョブズ氏やソフトバンクの孫正義氏、ファーストリテイリングの柳井正氏など、一握りの天才の話、と片付けてしまいがちですが、このエフェクチュエーションは、アメリカで成功した起業家に共通する思考様式を、5つの原則にまとめています。これらの原則は、後天的に学ぶことが可能ということで、誰もが優れた起業家になるチャンスを得ることができるということです。
私のあいさつはここまでということで、後は島岡先生の講義に耳を傾け、実際に授業を受けた本校の生徒たちがどんな反応を見せるのか、私も皆様と一緒に見届けたいと存じます。
それでは、本日はよろしくお願いいたします。
第68回蕨高祭 閉祭式 校長あいさつ
皆さん、蕨高祭お疲れ様でした。
まずは、長い期間をかけて準備いただき、直前の台風10号の接近に伴う各種の変更にも柔軟に対応して第68回蕨高祭を成功に導いてくれた、文化祭実行委員会の皆さん、ありがとうございました。
受付についても雨天を想定し、直前の変更となりましたが、おもてなしの心のこもった生徒の皆さんや教職員の皆さんのご対応は、とても気持ちのよいものであったのではないかと思います。
昨年に引き続き、蕨高祭グッズの販売も行われました。皆さんの多くは大学のオープンキャンパスで経験済と思いますが、せっかく訪れた文化祭の記念になるものを買い求めたいという、来場者のニーズを上手に捉えた試みであったのではないかと思います。
中庭ステージの発表は、直前に体育館に変更となりましたが、参加団体の皆さんのコンテンツのクオリティ、また放送委員会の皆さんの御尽力もあり、大いに盛り上がりました。
そもそも文化祭の主役は文化部ですが、今年もクオリティの高い発表や展示が多く見られました。また、来場した皆さまを楽しませる各ホームルームの取組も、賑やかな装飾以上に、企画の内容に工夫が凝らされたものが多く見られたと思います。
この後、蕨高大賞や新設された校長賞の発表もあるとのことです。どの団体も十分資格があるのではないかと思います。楽しみにお待ちいただきたいと思います。
また、今年も学食に2日間、営業していただきました。もちろんプロですので、当然と言えば当然ですが、天候等をにらんで提供する食事の数を調節して、極力、品切れ等を出さない工夫をされていたようです。特に、食品を扱う団体については、来年度の第69回に向け、大いに学ぶべき点があったのではないかと思います。
皆さんもご存じのとおり、蕨高祭は毎年改善を加え、年々よくなっていくという伝統があります。来年の中心は1年生、68期生だと思いますが、今日からスタートです。よりよい蕨高祭の開催に向け、知恵を絞って大いに工夫していただきたいと思います。
最後に、不安定な天候の中、様々な業務や、毎日遅くまで残られて生徒の指導にご尽力くださいました先生方、ご協力を賜りました保護者の皆様、同窓会の皆様、学食の皆様、清掃や蛍光灯の交換など迅速にご対応いただいた業務の皆さん、そして開催を温かく見守ってくださいました地域の皆様にも、この場をお借りしてお礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。
この後はバルーン・リリース、後夜祭と続きます。最後までしっかりとやり遂げていきましょう。以上で校長あいさつを終わります。
第68回蕨高祭パンフレット 校長あいさつ
第68回蕨高祭にお越しくださいましてありがとうございます。
2年生、本校67期生を中心とする今年の文化祭実行委員会が考えたテーマは、なかなか意味深長です。
装飾を中心とした蕨高祭全体の統一テーマは「サーカス」。各クラスをはじめ、文化祭に参加する団体は、この「サーカス」というテーマのもと、デザインを考えています。
一方、ポスターやパンフレットにあるように、第68回蕨高祭のキャッチフレーズは、「NOW OR NEVER‼~風船が飛ぶ前に~」です。本日ご来校の皆さんも、本校のテーマの意味するところについて、一緒に考えていただければ幸いです。
ところで、文化祭実行委員会室がある本校の「生徒会室・部室棟」は、昨年耐震補強工事が行われました。外壁の一部こそ新しく塗装され、明るくなりましたが、そこは伝統校である本校、室内の歴史の重みはしっかりと引き継がれています。
工事竣工後、初めての文化祭実行委員会が中心となって盛り上げる第68回蕨高祭が、いよいよ始まります。皆様にお考えいただいているテーマについても、タイムリミットは「風船が飛ぶ前に」です。存分に蕨高祭を楽しんでいただければ幸いです。
第68回蕨高祭 開祭式 校長あいさつ
いよいよ、第68回蕨高祭が始まります。昨日まで、雨の中、準備を大変ありがとうございました。今、私のスマートフォンの中の天気予報を確認しましたが、今のところ、22時まで降雨はないということです。皆さんの日ごろの行いが功を奏し、奇跡が起きているようです。
ところで、2年前のことですが、本校で行っている35歳の合同クラス会という同窓会の行事があります。そこで、同窓生の方から、「校長先生、校長先生は今でも、蕨高祭の開祭式で、エールを切っているのですか」と質問がありました。「エールって何ですか」と尋ねたところ、「私たちのころは、必ず校長先生は、蕨高祭の開祭式で「フレフレわらび」ということで、エールを切っていましたが、先生もやっているのですか」とのことでしたので、「コロナ禍もあったのでやっていません」と答えました。コロナ禍も落ち着いてきたことと、ちょっと調べてみました。すると、実際に行っていた節があることがわかりましたので、今日はここで、再現してみたいと思います。
起立をお願いします。
私の方で、「フレー、フレー、わらび、それー、はい」と発声しますので、皆さんは「フレ、フレ、わらび、フレ、フレ、わらび」と2回繰り返します。ここで動きが入ります。練習します。まず右手を高く上げてください。ここから「フレ、フレ、わらび」です。もう一度いきます。右手を高く、右腰、左腰、右腰、高く、です。皆さんがありったけの声を上げて、恥ずかしさを忘れて「フレ、フレ、わらび」と唱和をお願いします。今日は時間もないので、「フレ、フレ、わらび」に続いて、「フレ、フレ、蕨高祭」もやります。一発勝負ですから、皆さんのご協力をお願いします。
それでは行きましょう。右手を高く。
「フレー、フレー、わらび、それー、はい」(生徒)「フレ、フレ、わらび、フレ、フレ、わらび」
「フレー、フレー、蕨高祭、それー、はい」(生徒)「フレ、フレ、蕨高祭、フレ、フレ、蕨高祭」
ありがとうございました。
第1回学校説明会 校長あいさつ
皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本日はお忙しい中、本校の第1回学校説明会にご参加くださいましてありがとうございます。
本日は中学3年生の皆様と、保護者の皆様が多く参加されていることと思います。中学3年生の皆様は、本校に入学されますと、令和7年度の新入生、本校の69期生ということになります。本校は昭和32年の開校以来、今年で68年目となりますが、実は、創立70周年を令和9年度に予定しております。つまり、今この会場でお話を聞いていただいている皆様が高校3年生のとき、本校は創立70周年を迎えるということになります。保護者の皆様も含めまして、予めお知らせさせていただきたいと思います。
また、今私が着ている紺のポロシャツでございますが、今年の夏から試行として、生徒が着用しているものでございます。今年2月の学校評価懇話会における「女子の夏服のベストの着用は暑いのではないか」という生徒の思いやりのある意見が発端となり、生徒会や生徒指導部の教職員の検討を経て、試行として始めました。現在の蕨高校は、生徒の意見も取り入れてどんどんよくなっているということで、私も着用して、紹介させていただきました。
本日はこの後、各担当や生徒から、本校の教育内容の詳しい説明がございますので、私からは、本校の特徴について、簡潔に説明させていただきます。
はじめに、本校の「目指す学校像」についてでございます。学校案内3ページをご覧ください。本校の目指す学校像は「生徒の進路希望を実現する文武両道の進学校~グローバルな視点を持ち次世代のリーダーとして活躍できる人を育てる~」でございます。
「生徒の進路希望の実現」を掲げておりますので、令和6年度大学入試の合格実績について確認させていただきたいと思います。恐れ入りますが、学校案内の11ページをご覧いただきたいと思います。
国公立大学合格102名、うち現役合格は93名となっております。難関国公立大学の合格件数を挙げさせていただいておりますが、こちらは現役・浪人合わせた数となっております。浪人生も頑張りまして、京都大学に2名合格しております。私立大学では、いわゆる早慶上理が67名、GMARCHが348名となっておりますが、こちらは現役のみの件数となっております。現役進学率は92.5%でございます。現在の3年生も、すべての生徒が現役合格を目指しております。
こうした合格実績は、得てして独り歩きしがちなものですが、私たちはこうした数値を、総合的な学校教育力の成果と捉えております。次に、本校の取組について説明させていただきます。
恐れ入りますが、今ご覧になっているページの左側、10ページ下の「卒業生の声」をご覧いただきたいと思います。東北大学や北海道大学をはじめ、いわゆる難関大学に現役で合格した生徒の声が掲載されておりますが、異口同音に「勉強、部活動、学校行事のすべてに全力で打ち込むことのできる環境」について触れています。目指す学校像にある通り、本校は「生徒の進路希望の実現」に「文武両道」というスタイルで取り組むことを大きな特徴としております。先ほどご覧いただいた93名の国公立大学現役合格者の8割以上は引退するまで部活動を継続しており、部活動をやり切った生徒が合格するという手ごたえも感じております。
学校案内は3ページにお戻り願います。続いて「グローバルな視点を持ち次世代のリーダーとして活躍できる人を育てる」についてでございます。この部分は「目指す学校像」に含まれておりますが、学校としてどのような人材を育てようとしているかという、言わば「目指す生徒像」に相当する部分でございます。
本校は外国語科を併設していることもあり、普通科も含め、英語の授業が充実しております。一例をあげますと、本校では毎年4月にGTECのアセスメント版を実施して、生徒の英語力の定点観測を行っておりますが、現在の3年生は、入学時に11名だった英検2級相当の生徒数が、この4月には学年の半数を超えており、英検準1級相当の英語力を持つ生徒も複数名おります。本校での2年間の学びで、多くの生徒が総合的な英語力を高めていることになります。
また、国際交流活動も盛んです。こちらは学校案内7ページになります。本校独自のオーストラリア短期派遣研修に、7月から8月にかけ、29名の生徒が参加しました。来年の1月には、シンガポールで行われる県主催のグローバルリーダー育成プログラムに3名の生徒が参加します。フランス語圏の大使館による出前授業や、日中高校生オンライン交流のほか、今年度は中国やオーストリアから留学生を受け入れており、交流を通じて自然と「グローバルな視点」が身につく環境を整えております。
「次世代のリーダー」を育成する観点からは、苗場プリンスホテルに宿泊して平標山に登る林間学校や強歩大会のほか、今年度は国の「DXハイスクール」指定による未来のDX人材育成や、教育委員会と連携したアントレプレナーシップ教育、所謂起業家教育に取り組んでおります。
さらに、こうした「目指す学校像」を学年目標に落とし込んだ「蕨高ビジョン」を策定し、組織的な教育活動を展開しております。合言葉は「Wの挑戦」です。中高一貫校では6年間で準備する大学進学を、本校では3年間で実現しなければなりません。文武両道の3年間は確かにハードですが、「Wの挑戦」に共鳴した新入生が本校に入学し、高校3年間で文武両道の「蕨高生」としてのスタイルを身につけ、自らの進路希望、生徒によっては当初の希望をはるかに超える難関大学への進学を実現しています。
最後にカリキュラムについて紹介します。学校案内は3ページです。まず普通科ですが、リベラルアーツ、教養教育の観点から、2年生まで文理分けのない共通の教育課程となっております。このことにより、例えば文系の生徒も2年間数学をしっかり勉強します。DX人材への道が開かれるとともに、国公立大学への進学など、進路選択の幅を広げることができます。外国語科は、第二外国語のほか英語の授業時間数が多くなっており、ディベート・ディスカッション、エッセイライティングなど、少人数によるALTとの濃密なコミュニケーションを通じて英語4技能を高める指導を行っております。
以上、本校の特徴の一部を紹介させていただきました。この後の説明もお聞きいただき、本校の受験をご検討いただければ幸いです。「Wの挑戦」にご賛同いただける多くの皆様をお待ちしております。本日はよろしくお願いいたします。