校長室より

校長室より

第2学年 11月学年通信 校長より

 修学旅行お疲れさまでした。それぞれの進路希望の実現に向け、本格的に取組を始める方も多いのではないかと思います。激励の気持ちを込めて、2点お話しします。

 1点目は授業の受け方についてです。例えば古文や英語で、ノートに本文のコピーを貼っている人がいます。ここまではよいですが、ここから二つに分かれます。一つは、品詞分解や単語の意味などを予め書き込んで、予習して授業を受けている生徒。もう一つは、授業を受けながら、その本文に初めて書き込んでいる生徒です。この二つは、似ているようで全く異なります。前者は授業を受ける前に、主体的に教材と向き合っていますが、後者は授業を「受けて」学んでいます。姿勢が受身なのです。

 24期生の私は浪人を経験していますが、現役のころは100%後者でした。大学受験は全敗。浪人して、学びのスタイルを前者に変えて合格しました。

 ポイントは、授業に対する「構え方」を変えるということです。前者を実行するには、勉強時間の捻出が必要となります。私の場合は朝。5時に起床するために22時に就寝する。このライフスタイルを実践できるかどうかが鍵です。受身のスタイルをやめ、本気で主体的な学びのスタイルを実践することをお薦めします。

 2点目は、志望校の考え方についてです。王道は、自分の就きたい職業について真剣に考えて志望校を決めることだと思います。

 来年は令和6年。現役合格なら皆さんの就活開始は大学3年生の令和9年。インターンシップもあります。「大学進学の先を見すえて」といいますが、仮に企業に就職するとして、志望企業の絞り込みの期限は案外近くに迫っています。皆さんが働いてみたい企業をイメージしてみましょう。有名な企業が多く挙がるのではないでしょうか。これからの時代は、一つの会社で定年まで勤め上げるのは稀だと言われています。とはいえ、最初の会社は重要です。一定のスキルを身に付けることができる会社なのか、見極めが必要となります。ある程度企業名が思い浮かんだら、どんな大学の出身者が多く入社しているのか調べてみてください。

 以前も話しましたが、私の高校時代の志望は弁護士。司法試験に多く合格者を出している大学が難関大学に限られていることを知り志望校を変えました。私大文系だったので、早稲田か慶應、中央大学などの法学部に合格しなければ将来は開けないと、一途に思い込んでいました。その後の模試の第一志望はすべて早稲田大学。そのおかげで一年間、授業も模試のレベルも、早稲田大学を標準として取り組みました。結果として、自然と「早稲田のレベルが当たり前」という環境に体が馴染んでいたことになりました。

 さて、2年生の皆さんです。私と一緒に令和4年に蕨高校に来た皆さんには、是非ともそれぞれの進路希望を実現してもらいたいと強く願っています。今は11月。まだまだ共通テストまで1年以上もあります。難関大学を目指す上で最も重要なのは、一度学びのレベルを下げてしまうと、上げるには相当のエネルギーが必要になるということです。修学旅行が終わり、本格的な受験準備に入る今、志望校を可能な限り高く設定し、その環境に体を馴染ませておくことを強くお勧めします。

 教職員一同、皆さんを応援しています。一緒に頑張りましょう。

第64回 強歩大会 校長あいさつ

 おはようございます。

 強歩大会の当日を迎えました。天候が心配されますが、雨が降る前にしっかり走って、ゴールまで駆け抜けたいと思います。

 この強歩大会は、本校の伝統行事です。体を鍛えるとともに、心を鍛える。どんな困難にも負けない強い精神力を育むことを目的としています。

 また、お互いのゼッケンに書かれてあるように、本校の強歩大会は「競う」のではなく、「強く」と書いて「強歩」としています。誰かと競争することが目的ではありません。ライバルは自分です。自分に勝つことが重要です。それぞれ、自己ベストを目指して頑張ってください。

 さらに、体調管理が重要です。水分補給をお願いします。また、コースの途中でおかしいなと思うことがあったら、近くにいる先生方に教えてください。

 それでは、みんなで協力して、強歩大会を成功させましょう。

 頑張りましょう。

第2学年 学年集会 校長より

 2年生の皆さん、修学旅行お疲れさまでした。本日は修学旅行の振り返りを行うということですので、引率団の団長として、一言感想を述べさせていただきます。

 まずは、皆さんの日ごろの行いが功を奏し、日程のすべてにおいて、天候には大変恵まれました。

 初日の平和学習をはじめ、2日目、3日目の様々な体験活動、そして最終日の自由行動と、皆さん一人ひとりの思い出に残る素晴らしい修学旅行になったのではないかと思います。

 特に初日の平和学習では、ひめゆり平和資料館や平和祈念資料館において、メモを片手に熱心に資料を読む皆さんの姿が印象的でした。バスガイドの方からも「こんなに熱心に資料を読んでくれる高校生は珍しい。感動した」とお褒めのことばをいただきました。

 折しも世界に目を向けますと、皆さんもご存じのとおり、様々な場所で、実際に戦争が起きています。75年前に実際に地上戦が行われた沖縄で、戦争について、平和について改めて、自分のこととして考える機会を得たことは、大変重要なことではないかと思います。

 修学旅行を終えた皆さんは、いよいよ、自らの進路実現について、真剣に向き合うことと思います。「大学進学の先を見すえて目標は高く」と言いますが、大学や学部を考える前に、まずは皆さん一人ひとりが、どうすれば平和な世の中を持続していけるかを、改めて、自分のこととして考えていただきたいと思います。皆さんが設定する皆さん自身のミッション、使命の立て方によって、自然と皆さんが志望すべき大学・学部も絞られてくるのではないかと思います。今回の沖縄修学旅行の経験を、ぜひとも、皆さんの進路実現に活かしていただきたいと思います。

 頑張りましょう。

第2回学校説明会 校長あいさつ

 皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本日はお忙しい中、本校の第2回学校説明会にお越しくださいましてありがとうございます。私からは、本校に入学された皆さんが送るであろう「蕨高生の1日」をイメージしていただけるよう、3つのキーワードをもとにお話をさせていただきます。

 第1のキーワードは「Wの挑戦」でございます。

 本校は文武両道。本校の生徒は学習にも、部活動にも、学校行事にも手を抜きません。お手元の学校案内の11ページに、令和5年度の合格実績がございますが、北海道大、東北大など、難関国公立大学に11名、早慶上理にのべ51名が現役合格を果たし、現役進学率は90.6%となっております。卒業生は文武両道を実践しながら、高い実績を残しております。

 この成果を支えているのが、「蕨高ビジョン」と「カリキュラム」です。学校案内は3ページになります。蕨高ビジョンは「文武両道」を学年目標に落としこんだものです。すべての教職員がこのビジョンを共有し、挑戦し続ける「蕨高生」を育成しております。そしてカリキュラム、教育課程です。本校の教育課程はリベラルアーツを重視しており、2年生まで共通のカリキュラムとなっております。

 また、本校の授業の多くが生徒同士の「対話」を取り入れたものとなっております。授業では自分で考えることが重視されており、「対話」、つまり発信する機会がどの授業にもあることで、自ら考え、行動する力が自然と身に付くよう工夫されております。

 さらに、本校では外部の専門家を招いた「蕨高セミナー」を年4回程度開催しており、講義を聞いた生徒が、探究的な学びにつなげていくきっかけとしております。こうした学びの機会が日常的にあるのも本校の特色となっております。

 第2のキーワードは「グローバルリーダー」でございます。

 本校の目指す学校像は「グローバルな視点を持ち次世代のリーダーとして活躍できる人を育てる」と掲げております。本校は普通科に加えて外国語科を設置しており、国際交流が盛んでございます。

 まず外国語科ですが、4技能をバランスよく習得し、英語をツールとして、広い世界でチャレンジし続けられる人間の育成を目指しております。

 次に国際交流ですが、毎年多くの留学生が本校で学んでおり、今年度は中国から受け入れております。皆母国語の他に英語が堪能で、こうした留学生とともに過ごすことで、本校の生徒もおおいに刺激を受けております。

 夏休みの海外短期派遣では、今年はオーストラリアに28名の生徒を派遣しました。現地校での交流のほか、サザンクロス大学との連携も実施しました。また、県立高校グローバルリーダー育成プロジェクトを利用して、今年度は3名の生徒がシンガポールでのプログラムに参加します。その他、大使館との連携事業や、中国やインドネシアと結んだオンライン交流等様々な機会を設け、グローバルリーダーの育成に努めております。

 第3のキーワードは「大学進学の先を見据えて目標は高く!」でございます。

 学校案内は10ページをご覧いただければと思います。

 本校では「キャリアプラン」という、3年間を見通して作成した学校独自のテキストを生徒全員に配付しております。学習ガイダンスや勉強力研究、大学研究などを通じ、自らの進路希望の実現に向けた心構えが、自然と育まれるよう計画されております。

 また、1年生対象の社会人講演会や、2年生対象の卒業生との懇談会、進路決定直後の3年生から体験談を聞く受験速報会など、卒業生や先輩の全面的な協力を得た各種の進路行事が充実しております。個人面談や模試分析、通常補講や長期休業中の補講など、生徒一人一人に寄り添った「個別最適な学び」の充実にも力を入れております。

 いかがでしょうか。文武両道の蕨高校で実力を蓄え、「挑戦する蕨高生」として、入れる大学ではなく、本当に自分が学びたい大学へとチャレンジする、そんな高校3年間を、ぜひとも私たちと一緒に過ごしていただきたいと思います。

 それではこの後、本校の職員や生徒から説明が続きます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

2学年修学旅行 学年集会 校長あいさつ

 皆さんこんにちは。いよいよ、明日から修学旅行が始まります。修学旅行委員の皆さんを中心に、十分準備してきたことと思います。ありがとうございます。

 さて、皆さんが作成した『修学旅行のしおり』を読ませていただきました。

 中でも、修学旅行委員の皆さんのメッセージからは、「意欲的に行動しよう」「周りの人が気付かなかった発見をたくさんしよう」「自分から行動する精神をもって修学旅行を楽しもう」など、この修学旅行の成功にかける熱い思いが伝わってきました。

 修学旅行は学校を離れて行う探究的な学びの機会でもあります。「探究」という以上は、皆さん一人ひとりが予め「問い」を立てることが何よりも重要です。

 先日の学年集会でも、生物の学びについてお話がありましたが、様々な対象に対して「なぜこうなっているのだろう」や「どうすればこのようにならなかったのか」、また、「将来に備え、どのような備えをしておくことが必要か」など、出発前に必ず、各自で「問い」を立てておくことをお願いしたいと思います。

 そして現地では、その問いに対する解を求めて調べたり、また多くの人々から直接話を聞いたりするなど、アクティブに行動してもらいたいと思います。

 今回は私も引率団の団長として参加します。お互い健康に留意して、素晴らしい修学旅行にしていきましょう。以上で校長あいさつを終わります。

修学旅行のしおり 校長のことば

 修学旅行では、独自の歴史文化、自然、平和教育など、学校生活では得難い新たな視点を学ぶことが重要です。今回の訪問先の沖縄は、東西1,000km、南北400kmもの広大な海域に、大小160余りの島々が点在しています。そして、美しい自然とともに、太平洋戦争の惨状を今に伝える多くの戦績が残されています。ぜひとも、沖縄を五感で体験し、生きる力、未来を創造する力を育んでもらいたいと思います。

 また、学校を離れた貴重な学びの機会です。一人ひとりが「なぜ」という問いを立てるとともに、答えを求めて様々な方々から貴重なお話を伺うことができるよう、課題意識を強く持って参加してもらうことを希望します。

『蕨高たより』第161号 蕨高生に伝えたいこと

 駐日欧州連合代表部は「ヨーロッパハウス」と呼ばれ、南麻布にあります。ここで、6月に一人の卒業生に会いました。

 本校57期の彼女は、外国語科で剣道部に所属していたそうです。現在は一橋大学大学院2年生で、環境問題を扱うグループの代表を務めており、この日は駐日欧州連合大使のジャン=エリック・パケ氏の隣で、日本の若者代表として、地方自治体の首長を相手に英語でプレゼンをしていました。まさにグローバル人材として成長していて頼もしいと感じました。イギリスでの留学体験をもとに「若者たちの声で世界を変えたい」と考え、活動を続けているとのことでした。

 蕨高校の卒業生は、世界を舞台に活躍しています。

 「大学進学の先を見据えて目標は高く!」本校の進路指導のキャッチフレーズを思い出しました。蕨高校生にも大きな夢を描いてもらいたいと思います。

前期終業式 校長講話

 おはようございます。今日は前期の終業式です。ちょうど1年の折返しとなります。皆さんと過ごした前期を振り返って、校長として感じたことを話したいと思います。

 それは、何事も「基礎・基本」が身に付いていることが重要だ、ということです。

 部活動の大会や公演は、皆さんの活躍ぶりを直接見るため、応援に出かけるようにしています。特に3年生の最後の大会や最後の公演の場合、上達ぶりが伝わってきて、改めて、3年間しっかり活動すると上手になるものだと思いました。

 次に、ではなぜ上手になるのかを考えました。当たり前のことかもしれませんが、3年間の練習の中で、その種目の「基礎・基本」の技術が身に付くことにより、公式戦で、文化部は公演で、日ごろの成果を発揮できているのではないかと気が付きました。

 ポイントは「基礎・基本」が身に付いていることである。改めて感じました。

 ところで、7月の模試の結果が返却されたことと思います。まず、各学年とも、例年並み、あるいはそれ以上の数の成績上位者がいるようです。その一方、なかなか成果が表れない生徒も少なからずいるようです。今日は前期の終業式です。来週からの後期に向け、そんな皆さんにお願いしたいことがあります。

 もう一度、皆さんの学習上の「基礎・基本」の定着状況を確認してみてください。

 私が浪人を経験していることは以前にもお話ししました。浪人生は何をするのか。当たり前のことですが、「基礎・基本」が身に付いていないから浪人しているのです。浪人生が行うこと。それは、「基礎・基本」の学び直しです。

 『進路のしおり』の「受験体験記」でも難関大学に合格した多くの卒業生が言っているのが「順序を間違えるな」ということです。例えば英語。いきなり長文読解ができないのは当たり前。まず単語。次に文法。それから長文読解。この順序を守ることが重要。これはつまり「基礎・基本」の定着の話とつながります。

 模試の問題は多くが初見、初めて見る問題です。「基礎・基本」が身に付いていなければ、結果が付いてこないのは当然のことです。しかしひとたび「基礎・基本」が身に付くと、これまで見たことがなかったような、よい成績が返ってくることがあります。そうなると、フェーズが一気に変わります。志望校は今のままでよいのか。もっと上げたほうがいいのではないか。経験をもとに言えば、このフェーズ・チェンジは劇的に起こります。「蕨高生は難関大学を目指すべき」「大学進学の先を見据えて目標は高く」とはそういうことです。「基礎・基本」の定着状況を意識しましょう。そして、来るべきフェーズ・チェンジにしっかり備えていただきたいと思います。

 最後にこれは断言しますが、皆さんには、難関大学で学ぶ資質が備わっています。その資質は、全国の精鋭たちが集まる難関大学で過ごす4年間で、さらに磨きがかけられます。大学選びに妥協は禁物です。今の模試の結果はあくまで今のもの。皆さんの力を正しく映したものではありません。自信を持って「行きたい大学」、難関大学に挑戦していきましょう。

陸上競技部 関東大会壮行会 校長より激励

 まずは、関東大会出場おめでとうございます。

 先ほど紹介がありましたが、松下君は9月26日に熊谷で行われた令和5年度県民総合体育大会兼埼玉県高等学校陸上競技新人大会兼関東高等学校選抜新人陸上競技選手権大会県予選の男子円盤投げで8位となり、来月21日から埼玉県で開催される関東大会に出場するということです。陸上競技部としての関東大会出場は、昨年度に引き続き2年連続ということになります。

 日ごろの練習の成果が実を結び、勝ち取った関東大会への出場だと思います。陸上競技部は、これまでも多くの卒業生が素晴らしい実績を残している歴史と伝統を誇る部活動です。多くの卒業生も応援しています。関東大会でも、これまで培ってきた実力を遺憾なく発揮してもらいたいと思います。

 頑張ってください。応援しています。

防災訓練 校長による講評

 おはようございます。今回は地震の後、食堂から出火という想定で、地震直後の身の安全の確保から、校庭に速やかに避難する訓練を行いました。皆さんの避難の様子を見ましたが、点呼完了まで6分8秒でした。概ね速やかに、混乱なく避難ができたのではないかと思います。

 さて、地震直後にまずは、自分の身は自分で守ることが重要という観点から、埼玉県では今年から「シェイクアウト訓練」が始まっています。実際の地震は、皆さんが教室にいるときに起こるとは限りません。どんな場所で地震が起こっても、まずは頭部をしっかり守るなど、身を守る習慣を身につけておきたいと思います。

 また、大きな地震の後は、河川の氾濫による洪水について、心構えを持っておくことが必要です。蕨市の洪水ハザードマップは、3年生の昇降口に掲示されていますが、それによると、荒川水系の河川の氾濫により、本校は1メートルから2メートルの浸水が想定されています。校舎の2階以上に避難することが必要になります。

 さらに、帰宅に備えて、家族と連絡を取る手段についても、改めて一人ひとりが確認しておいてください。

 災害はいつ起こるか誰にもわかりません。こうした防災訓練の機会に、しっかりと自分のこととして理解を深め、準備しておくことが必要です。よろしくお願いします。