校長室より
第1回学校評議員会 校長挨拶
皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本日はお忙しい中、本校の第1回学校評議員会にご出席いただきありがとうございます。
はじめに、令和5年度当初人事異動でございますが、5名が退職、4名が転出し、初任者3名を含む11名の職員を新たに迎えております。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、令和5年度の本校でございますが、おかげさまで順調な滑り出しを見せております。この春卒業した64期生が、国公立大学現役合格件数105件と、本校歴代2位の実績を残してくれたこともあり、3年生を中心に、生徒たちは旺盛な学習意欲を見せております。
5月13日の土曜日には第1回の学校公開を行い、多くの保護者の皆様や、中学生やその保護者の皆様に、本校の授業を見ていただきました。多くの授業でプロジェクターなどのICT機器が使用されている他、1年生の授業では、国語や地理総合、数学や英語の授業などで、今年はじめて導入した一人一台のタブレット端末を活用した授業が行われております。私も実際に授業を見学しましたが、生徒はみな端末の操作に習熟している様子でございました。
また、文武両道の本校では、部活動も大変盛んでございますが、多くの部活動で3年生最後の大会や公演が行われ、引退した生徒が気持ちを切り替えて、進路実現に取り組んでおります。
本日はこの後、昨年度末に皆さまからいただいたご意見を踏まえて作成した今年度の学校自己評価システムシートにつきまして説明させていただきます。また、15時50分からは引き続き、多目的室にて学校評価懇話会でお世話になります。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
第67回運動会 閉会式 学校長の言葉
皆さん、運動会お疲れ様でした。
本日は天候に恵まれ、多少風が強くなってきましたが、皆さんの意欲的な取組のおかげで、すばらしい運動会を実施することができました。
団対抗男女混合リレーで強さを発揮したピンク団をはじめ、みんなよく頑張ったと思います。また、開会式のバトン部の演技は迫力があり、よく揃っていました。練習の成果がしっかり発揮出来たのではないかと思います。また、吹奏楽部の皆さんの演奏も素晴らしいものでした。そして、放送委員会の皆さんも、的確な進行をありがとうございました。
本日は、最後まで諦めない全力疾走・全力の競技、そして競技者と応援者が一体となった運動会を見ることができました。特に、新しい種目である団対抗綱引き、団対抗男女混合リレーは、ともに実力が拮抗し、大変見応えがありました。私も本校の卒業生ですが、今振り返っても、学年を超えた交流は部活動に限られたものでした。皆さんはこうして、部活動以外の場でも学年を超えた交流の機会があり、羨ましく思っています。
今回は天候の乱れもあり、予行の時間も取れない中でしたが、みなさんは、ルールと時間を守り、円滑に競技を行ってくれました。「さすが蕨高生」だと思いました。この素晴らしい伝統を今後も伝えていってほしいと思います。
結びにあたり、準備や進行にご尽力くださいました部活動をはじめとする生徒の皆さんや先生方に改めて心から感謝を申し上げ、学校長の言葉といたします。ありがとうございました。
第67回運動会 開会式 学校長の言葉
おはようございます。校長の山本です。ようやく、第67回運動会を開催することができました。ご準備くださいました生徒の皆さんや、保健体育科の先生をはじめとする先生方に、お礼を申し上げたいと思います。
皆さんご存じのとおり、「文武両道」を掲げる本校にとって、日ごろの体育の授業の成果を発揮する運動会は、大変重要な学校行事です。今年は新たに綱引きやリレーに「団対抗」が導入されました。各団における、学年を超えた一致団結が求められます。団の成績も、各クラスの成績に反映されますので、ぜひとも全力で取り組んでいただきたいと思います。
本日のグランドのコンデションも万全ではありません。思わぬ事故が起こることも予想されます。また、午後は風が強くなるとの予報も出ています。部活動の公式戦を控えている皆さんも多いと思います。怪我がないよう、十分注意していただきたいと思います。
それではいよいよ始まります。団の成績は第1回目として記録に残ります。大いに楽しんでいきましょう。以上で校長あいさつを終わります。
PTA・後援会総会 校長挨拶
皆さんこんにちは。校長の山本でございます。PTA・後援会の皆様におかれましては、昨年度も大変お世話になりました。コロナ禍の終息が見通せない中、進路講演会をYouTube配信で行っていただいたほか、強歩大会では給水のご協力をいただくなど、制約がある中にもかかわらず、様々な形でご支援をいただきました。
また、昨年度はオーストリア、タイ、フランスと、3名の留学生の受け入れを行いました。海外への渡航ができない中、生徒にとっては大変貴重な体験の機会となりました。何より、3名とも母国語のほかに英語が堪能で、さらに日本語まで習得しようという旺盛な学習意欲を持っていました。世界の高校生は当たり前のように英語を話すという事実は、多くの生徒にとってよい刺激となったようです。留学生のホームステイにつきましても、ご協力いただきありがとうございました。今年度の留学生の受け入れについてはこれからですが、具体的なお話があった段階で、改めてご相談させていただきたいと思います。
さて、新年度が始まり、2か月が経過しようとしております。新型コロナウイルス感染症も、今月上旬には5類に移行し、様々な対面による行事の実施が可能になってまいりました。すべてが元通りというよりは、オンラインの活用など、新たに定着した方式とのハイブリッドによる実施となるものが多いのではないかと思います。PTA・後援会の各種行事につきましてもお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。
学校の近況報告は、この後本校の職員から行わせていただきますので、私からは2点申し上げます。
1点目は、在日チュニジア大使によるフランコフォニーの授業です。5月17日(水)、外国語科のフランス語選択の生徒を対象に、モハメッド・エルーミ大使本人による授業が行われました。チュニジア共和国はアフリカ北部の国ですが、地中海に面しており、主食がクスクスと呼ばれるパスタであるなど、イタリアにも近い雰囲気を持つ国です。プレゼンはフランス語で行われ、生徒は果敢に質問にもチャレンジしていました。
2点目は、オーストラリアへの高校生海外短期派遣事業です。先日選考が行われ、28名の生徒が2週間、オーストラリア・ニューサウスウエールズ州のコフスハーバー市に派遣されます。3年ぶりの渡航による国際交流事業となります。本校を代表して参加する生徒には、十分な事前学習をお願いするとともに、派遣期間を有意義に過ごしてもらいたいと思います。
このように、グローバルな視点を持つ次世代のリーダー育成を掲げる本校も、少しずつ本来の活動を取り戻しつつあります。1年生は一人一台のタブレット端末が導入され、国語や地理総合、数学や英語などで、授業における活用が始まっております。今後研究を進め、授業改善につなげてまいりたいと考えております。
私からは以上です。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
蕨高校吹奏楽部 第47回定期演奏会 校長あいさつ
皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本日はお忙しい中、蕨高校吹奏楽部第47回定期演奏会にご来場くださいまして、誠にありがとうございます。
この定期演奏会も47回ということで、仮に毎年開催されていたといたしますと、第1回は1977年、昭和52年ということになります。本校では、創立20周年記念式典を実施した年にあたります。私は本校の24期生ですので、高校1年生のときに、第4回の定期演奏会が行われていたことになります。まさに、伝統が受け継がれているということで、歴代の吹奏楽部の関係者の皆様に、改めてお礼申し上げたいと思います。
本日も、会場には多くの保護者の皆様、また、卒業生の皆様や地域の皆様にご来場いただいていることと思います。私も昨年初めてこの演奏会を聴かせていただきましたが、会場の皆様と一体となった素晴らしいステージで、伝統校としての本校の一面を見ることができました。
生徒たちも一生懸命練習しておりましたので、本日も素晴らしい演奏をお届けできるのではないかと思います。それでは、どうぞ最後までごゆっくりご堪能ください。
『進路のしおり』で自分に合った戦略を立てよう(進路のしおり 巻頭言)
40年以上前の話なので記憶が定かではないが、浪人経験者の感覚では、本気になってから1年あれば志望校合格はなんとかなるのではないか。現役合格を目指す皆さんであれば、3年生のはじめということになる。では、本校入学後、何をやっておくとよいのか。本校の卒業生である自らの経験も踏まえ、次の3点についてお薦めしたい。
まずは、「習慣を身に付ける」ということである。
本校は文武両道。皆さんは、勉強に部活動に忙しい毎日を過ごしていることと思う。放課後は部活動で汗を流している人も多いのではないか。ひとつの提案は、朝の時間の活用である。仮に、7時間の睡眠を確保して午前5時に起床するためには、22時には就寝する必要がある。難関大学に合格した先輩の多くが、朝時間活用の有用性を説いている。「朝しか勝たん」を合言葉に挑戦してほしい。
次に、「英語力を高める」ということである。
大学受験は何と言っても英語である。本校に入学してくる生徒のほとんどは、セファールのA2、英検でいうと準2級以上の英語力を持っている。仮に、中学校1年生で英検5級、2年生で4級、3年生で3級を取得すると考える。そうすると高校1年生で準2級、2年生で2級、3年生で準1級を取得できる計算になる。皆さんの多くは入学時点で準2級以上の力があると考えれば、1年生で2級を取得し、2年生で準1級を取得することができる。過去の「受験体験記」によれば、英検準1級を取得すると、大学受験で相当なアドバンテージを得ることができるようだ。流行りのことばで言えば「景色が変わる」ということか。せっかく「グローバルな視点を持ち次世代のリーダーとして活躍できる人を育てる」ことを「目指す学校像」に掲げる本校に通っているのである。すべての皆さんにセファールのB2、英検準1級以上に挑戦することをお薦めする。
最後に、「進路は自分の頭で考えることが重要だ」ということである。
本校では1年生から模試を受ける機会が複数ある。その時点での志望校を考えて書くことで、自分の志望が明確になる。決まっていないのであれば、東京大学でもよい。また、大学のオープンキャンパスに出掛けることをきっかけに、志望校について考えてみるのもよい。高く設定した目標校であればあるほど、1年生のうちに行くことをお薦めする。訪れることによって得ることのできる一次情報が必ずある。
さて、『進路のしおり』である。
中高一貫校に比べ、私たちは、進路実現の準備を3年間で行わなければならない。だからこそ、戦略が必要だ。しかしながら、その戦略は、常に「自分」とのかけ算である。自分用の戦略、自分に合った戦略でなければ意味がない。その「戦略」を立てるためにこの冊子はある。「受験体験記」は情報の宝庫であるが、これも多くの先輩が言っているように、鵜呑みにするのではなく、自分なりにアレンジすることが重要である。
この冊子を活用して自分に合った戦略を立てよう。健闘を祈っている。
第1回PTA・後援会合同役員会 校長挨拶
皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本日はお忙しい中、本校のPTA・後援会の第1回合同役員会にご出席くださいましてありがとうございます。
はじめに、令和5年度当初人事異動におきましては、5名が退職、4名が転出し、11名の職員を新たに迎えております。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、この春卒業の64期生も大変頑張って、素晴らしい進路実績を残してくれました。国公立大学現役合格105件は、本校歴代2位の快挙ということでございます。旧帝国大学をはじめとするいわゆる難関国公立大学にも、現役で5名が合格いたしました。私立大学も多数合格しておりまして、最も現役合格件数が多かったのが東洋大学でした。以下、明治大学、法政大学、日本大学、立教大学と続いております。さらに、早稲田大学の現役合格件数は、昨年度の14件から8件増の22件、同じく上智大学も8件増の11件と伸ばしております。このように、64期生の残した高い進学実績に、後輩である在校生も大いに刺激を受けているようです。3年生をはじめ、多くの生徒が朝早くから登校して自習しています。本校は文武両道の進学校でございますので、こうした生徒たちの意欲と頑張りを、しっかりサポートしてまいりたいと存じます。
3月には進路速報会ということで、大学に合格したばかりの卒業生から貴重な話を聞くことができました。中には、志望校には合格したものの、本音では、もっと難易度の高い大学で自分の力を試してみたかったと話す卒業生もいました。合格実績には一見華々しいものがございますが、もっと多くの生徒に難関大学を合格させたかったという思いも、我々教職員は共有しております。これらの成果も課題も真摯に受け止め、生徒の指導に取り組んでまいりたいと思います。引き続き、ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。
最後に、今年は3年ぶりに、オーストラリア2週間の渡航による海外短期派遣事業の実施を予定しております。今月14日の金曜日に生徒対象の説明会を行い、60名の出席がございました。定員は30名ということで、希望者多数の場合は選考となります。一定の費用は掛かりますが、コロナ禍明けの海外体験の貴重な機会でございます。お子様からご相談があった場合には、是非とも前向きなご検討をお願いします。
それでは、今年度もどうぞよろしくお願いいたします。
外国語科対面式 校長あいさつ
皆さんこんにちは。外国語科の対面式にあたり、日本語であいさつを申し上げます。
本校の外国語科は平成6年に設置され、今年で29年目を迎えます。1年生の皆さんは、外国語科29期生ということになります。
最初に、外国語科を設置した目的について確認しておきたいと思います。
21世紀はますます国際的に物事が進む時代となることが予想され、国境を越えて展開される活動によって世界はますます狭くなりつつあるが、国際摩擦は経済問題にとどまらず、法律や文化の領域まで広がっている。
問題解決に欠くことのできない豊かな外国語のコミュニケーション能力や異文化に対する深い理解を有した上で、
・ 貿易立国である日本の国際経済をリードできる人、
・ 環境問題、文化摩擦など国際化に伴って生じる様々な問題を複眼的視野に立って検討し、総合的視点から望ましい政策を打ち出せる人や
・ 語学教育を含め、国際人を育成できる指導者
などの人材が求められている。
蕨高校外国語科は、このような時代の要請に応えることを目的とする。
平成6年の設置当時と比べ、社会のグローバル化はますます進展しており、本当の意味で国際社会の場でコミュニケーションができる人材の必要性はますます高まっています。こうした時代の要請を考えたとき、外国語科の皆さんの未来は大変明るいと思います。なぜなら、将来、皆さんがどんな職業を選択したとしても、冠として「英語ができる」と付くからです。「英語ができる」という特色は人材としての希少性、レアの度合いを高めることになり、皆さんの未来は大変明るいということになります。
スピーチコンテスト、英語劇、ディベート、イングリッシュキャンプなど、皆さんの英語4技能を高める仕掛けが、本校の外国語科にはたくさんあります。一方で、本校は普通科の生徒も英語科の先生方のご指導のもと、日々英語力を高めています。こうしたライバルの存在も励みとして、国際社会で真に使えるコミュニケーション力を身に付けてほしいと思います。
最後に、いよいよ3年ぶりに、オーストラリア2週間の国際交流事業の募集が始まります。一定の費用はかかりますが、日ごろの成果を現地で試す絶好の機会です。多くの皆さんのエントリーをお待ちしております。それでは楽しい1年間にしていきましょう。以上で校長あいさつを終わります。
新入生歓迎会 校長あいさつ
皆さんこんにちは。校長の山本です。だいぶ暖かくなってきました。「新入生歓迎会」の挨拶をということで、生徒会の役員から依頼を受けました。1年生の皆さんが先輩から「歓迎」される立場というのは、ひょっとすると今日が最後かもしれません。明日からは蕨高校の立派な「担い手」としてかかわっていただきます。最後の「歓迎会」を、大いに楽しんでいただきたいと思います。
さて、この後先輩方から、部活動や同好会の紹介があると思います。本校は「文武両道」ですから、1年生の皆さんも、本日の部活動紹介を参考に、ぜひとも、気に入った部活動に参加してみてください。
ところで私は本校24期の卒業生ですが、高校では男子バスケットボール部に所属していました。3年間、引退まで継続しましたが、部活動と学業の両立ができず、学校の成績を大いに落とした経験があります。今振り返って思うことは、本当の意味での「文武両道」ということを考えていなかったのではないかということです。本校は文武両道。部活動や学校行事を思いっきり楽しむためには、基礎学力の充実が何より重要です。基礎学力が充実してこその楽しい部活動です。そして、勉強を軌道に乗せるためには、生活習慣の確立が重要です。先日の入学式で話した通りです。自分が蕨高生のときは、この点がすっぽり抜けていました。
1年生の皆さんには、せっかくの高校生活ですから、部活動を思いきり楽しんでもらいたいと思います。そして、生活習慣を整えて、毎日の勉強をしっかり頑張るという、本当の意味での「文武両道」を実践してほしいと願っています。それでは、楽しんでいきましょう。以上で校長あいさつを終わります。
対面式 校長あいさつ
皆さんこんにちは。今日は対面式ということで、今年度初めての生徒会行事ということになります。
まずは1年生、67期生の入学を、みんなでお祝いしたいと思います。ご入学おめでとうございます。皆さんを歓迎します。
さて、2、3年生の皆さんには、3月の終業式で「Wの挑戦」ということばに触れて、「挑戦する蕨高生」を実践しようというお話をしました。先週の入学式では、新入生代表が誓いのことばのなかで「Wの挑戦」に触れ、「夢の実現に向けて努力を怠らず、自ら考え行動し、自立した高校生になろうと思います」と決意を述べてくれました。とてもしっかりした、立派な誓いのことばでありました。67期生は優秀だ、ただ者ではない、そんな印象を持ちました。
今ここにいる皆さんは、「Wの挑戦」という、ひとつの旗印のもとに集まっているということになります。見てください。これだけの人数です。これはすごいことです。これだけの数の生徒が一致団結、協力すれば、どんなことでもできるのではないか。そんなワクワクした気持ちになります。
今日は対面式。皆さんは出会ってしまいました。部活動や委員会活動、様々な生徒会行事がありますが、是非とも、お互いに高めあって、蕨高校の新しい歴史をつくっていただきたいと思います。以上で校長あいさつを終わります。