校長室より

校長室より

第2回学校説明会 校長あいさつ

 皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本日はお忙しい中、本校の第2回学校説明会にお越しくださいましてありがとうございます。私からは、本校に入学された皆さんが送るであろう「蕨高生の1日」をイメージしていただけるよう、3つのキーワードをもとにお話をさせていただきます。

 第1のキーワードは「Wの挑戦」でございます。

 本校は文武両道。本校の生徒は学習にも、部活動にも、学校行事にも手を抜きません。お手元の学校案内の11ページに、令和5年度の合格実績がございますが、北海道大、東北大など、難関国公立大学に11名、早慶上理にのべ51名が現役合格を果たし、現役進学率は90.6%となっております。卒業生は文武両道を実践しながら、高い実績を残しております。

 この成果を支えているのが、「蕨高ビジョン」と「カリキュラム」です。学校案内は3ページになります。蕨高ビジョンは「文武両道」を学年目標に落としこんだものです。すべての教職員がこのビジョンを共有し、挑戦し続ける「蕨高生」を育成しております。そしてカリキュラム、教育課程です。本校の教育課程はリベラルアーツを重視しており、2年生まで共通のカリキュラムとなっております。

 また、本校の授業の多くが生徒同士の「対話」を取り入れたものとなっております。授業では自分で考えることが重視されており、「対話」、つまり発信する機会がどの授業にもあることで、自ら考え、行動する力が自然と身に付くよう工夫されております。

 さらに、本校では外部の専門家を招いた「蕨高セミナー」を年4回程度開催しており、講義を聞いた生徒が、探究的な学びにつなげていくきっかけとしております。こうした学びの機会が日常的にあるのも本校の特色となっております。

 第2のキーワードは「グローバルリーダー」でございます。

 本校の目指す学校像は「グローバルな視点を持ち次世代のリーダーとして活躍できる人を育てる」と掲げております。本校は普通科に加えて外国語科を設置しており、国際交流が盛んでございます。

 まず外国語科ですが、4技能をバランスよく習得し、英語をツールとして、広い世界でチャレンジし続けられる人間の育成を目指しております。

 次に国際交流ですが、毎年多くの留学生が本校で学んでおり、今年度は中国から受け入れております。皆母国語の他に英語が堪能で、こうした留学生とともに過ごすことで、本校の生徒もおおいに刺激を受けております。

 夏休みの海外短期派遣では、今年はオーストラリアに28名の生徒を派遣しました。現地校での交流のほか、サザンクロス大学との連携も実施しました。また、県立高校グローバルリーダー育成プロジェクトを利用して、今年度は3名の生徒がシンガポールでのプログラムに参加します。その他、大使館との連携事業や、中国やインドネシアと結んだオンライン交流等様々な機会を設け、グローバルリーダーの育成に努めております。

 第3のキーワードは「大学進学の先を見据えて目標は高く!」でございます。

 学校案内は10ページをご覧いただければと思います。

 本校では「キャリアプラン」という、3年間を見通して作成した学校独自のテキストを生徒全員に配付しております。学習ガイダンスや勉強力研究、大学研究などを通じ、自らの進路希望の実現に向けた心構えが、自然と育まれるよう計画されております。

 また、1年生対象の社会人講演会や、2年生対象の卒業生との懇談会、進路決定直後の3年生から体験談を聞く受験速報会など、卒業生や先輩の全面的な協力を得た各種の進路行事が充実しております。個人面談や模試分析、通常補講や長期休業中の補講など、生徒一人一人に寄り添った「個別最適な学び」の充実にも力を入れております。

 いかがでしょうか。文武両道の蕨高校で実力を蓄え、「挑戦する蕨高生」として、入れる大学ではなく、本当に自分が学びたい大学へとチャレンジする、そんな高校3年間を、ぜひとも私たちと一緒に過ごしていただきたいと思います。

 それではこの後、本校の職員や生徒から説明が続きます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

2学年修学旅行 学年集会 校長あいさつ

 皆さんこんにちは。いよいよ、明日から修学旅行が始まります。修学旅行委員の皆さんを中心に、十分準備してきたことと思います。ありがとうございます。

 さて、皆さんが作成した『修学旅行のしおり』を読ませていただきました。

 中でも、修学旅行委員の皆さんのメッセージからは、「意欲的に行動しよう」「周りの人が気付かなかった発見をたくさんしよう」「自分から行動する精神をもって修学旅行を楽しもう」など、この修学旅行の成功にかける熱い思いが伝わってきました。

 修学旅行は学校を離れて行う探究的な学びの機会でもあります。「探究」という以上は、皆さん一人ひとりが予め「問い」を立てることが何よりも重要です。

 先日の学年集会でも、生物の学びについてお話がありましたが、様々な対象に対して「なぜこうなっているのだろう」や「どうすればこのようにならなかったのか」、また、「将来に備え、どのような備えをしておくことが必要か」など、出発前に必ず、各自で「問い」を立てておくことをお願いしたいと思います。

 そして現地では、その問いに対する解を求めて調べたり、また多くの人々から直接話を聞いたりするなど、アクティブに行動してもらいたいと思います。

 今回は私も引率団の団長として参加します。お互い健康に留意して、素晴らしい修学旅行にしていきましょう。以上で校長あいさつを終わります。

修学旅行のしおり 校長のことば

 修学旅行では、独自の歴史文化、自然、平和教育など、学校生活では得難い新たな視点を学ぶことが重要です。今回の訪問先の沖縄は、東西1,000km、南北400kmもの広大な海域に、大小160余りの島々が点在しています。そして、美しい自然とともに、太平洋戦争の惨状を今に伝える多くの戦績が残されています。ぜひとも、沖縄を五感で体験し、生きる力、未来を創造する力を育んでもらいたいと思います。

 また、学校を離れた貴重な学びの機会です。一人ひとりが「なぜ」という問いを立てるとともに、答えを求めて様々な方々から貴重なお話を伺うことができるよう、課題意識を強く持って参加してもらうことを希望します。

『蕨高たより』第161号 蕨高生に伝えたいこと

 駐日欧州連合代表部は「ヨーロッパハウス」と呼ばれ、南麻布にあります。ここで、6月に一人の卒業生に会いました。

 本校57期の彼女は、外国語科で剣道部に所属していたそうです。現在は一橋大学大学院2年生で、環境問題を扱うグループの代表を務めており、この日は駐日欧州連合大使のジャン=エリック・パケ氏の隣で、日本の若者代表として、地方自治体の首長を相手に英語でプレゼンをしていました。まさにグローバル人材として成長していて頼もしいと感じました。イギリスでの留学体験をもとに「若者たちの声で世界を変えたい」と考え、活動を続けているとのことでした。

 蕨高校の卒業生は、世界を舞台に活躍しています。

 「大学進学の先を見据えて目標は高く!」本校の進路指導のキャッチフレーズを思い出しました。蕨高校生にも大きな夢を描いてもらいたいと思います。

前期終業式 校長講話

 おはようございます。今日は前期の終業式です。ちょうど1年の折返しとなります。皆さんと過ごした前期を振り返って、校長として感じたことを話したいと思います。

 それは、何事も「基礎・基本」が身に付いていることが重要だ、ということです。

 部活動の大会や公演は、皆さんの活躍ぶりを直接見るため、応援に出かけるようにしています。特に3年生の最後の大会や最後の公演の場合、上達ぶりが伝わってきて、改めて、3年間しっかり活動すると上手になるものだと思いました。

 次に、ではなぜ上手になるのかを考えました。当たり前のことかもしれませんが、3年間の練習の中で、その種目の「基礎・基本」の技術が身に付くことにより、公式戦で、文化部は公演で、日ごろの成果を発揮できているのではないかと気が付きました。

 ポイントは「基礎・基本」が身に付いていることである。改めて感じました。

 ところで、7月の模試の結果が返却されたことと思います。まず、各学年とも、例年並み、あるいはそれ以上の数の成績上位者がいるようです。その一方、なかなか成果が表れない生徒も少なからずいるようです。今日は前期の終業式です。来週からの後期に向け、そんな皆さんにお願いしたいことがあります。

 もう一度、皆さんの学習上の「基礎・基本」の定着状況を確認してみてください。

 私が浪人を経験していることは以前にもお話ししました。浪人生は何をするのか。当たり前のことですが、「基礎・基本」が身に付いていないから浪人しているのです。浪人生が行うこと。それは、「基礎・基本」の学び直しです。

 『進路のしおり』の「受験体験記」でも難関大学に合格した多くの卒業生が言っているのが「順序を間違えるな」ということです。例えば英語。いきなり長文読解ができないのは当たり前。まず単語。次に文法。それから長文読解。この順序を守ることが重要。これはつまり「基礎・基本」の定着の話とつながります。

 模試の問題は多くが初見、初めて見る問題です。「基礎・基本」が身に付いていなければ、結果が付いてこないのは当然のことです。しかしひとたび「基礎・基本」が身に付くと、これまで見たことがなかったような、よい成績が返ってくることがあります。そうなると、フェーズが一気に変わります。志望校は今のままでよいのか。もっと上げたほうがいいのではないか。経験をもとに言えば、このフェーズ・チェンジは劇的に起こります。「蕨高生は難関大学を目指すべき」「大学進学の先を見据えて目標は高く」とはそういうことです。「基礎・基本」の定着状況を意識しましょう。そして、来るべきフェーズ・チェンジにしっかり備えていただきたいと思います。

 最後にこれは断言しますが、皆さんには、難関大学で学ぶ資質が備わっています。その資質は、全国の精鋭たちが集まる難関大学で過ごす4年間で、さらに磨きがかけられます。大学選びに妥協は禁物です。今の模試の結果はあくまで今のもの。皆さんの力を正しく映したものではありません。自信を持って「行きたい大学」、難関大学に挑戦していきましょう。