校長室から

校長室から

卒業証書授与式

 先ほど、第61回卒業証書授与式が終わりました。新型コロナウイルス感染予防の観点から、規模を縮小して卒業生と教職員のみでの式典となりましたが、厳粛かつ第61期生の立派で凛々しい姿により、素晴らしい式典となりました。

 卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。

 卒業生の保護者の皆様におかれましては、お子様のご卒業誠におめでとうございます。そして、お子様の在学中、本校教育活動に格別のご支援とご協力をいただき、誠にありがとうございました。

 卒業生と保護者の皆様からは、卒業記念品として、「プロジェクター一式」と「電動スクリーン」を贈呈いただきました。いただいた記念品は早速、剣道場に設置させていただきました。大切に使わせていただきます。ありがとうございました。

 

 

  式   辞

  第61回卒業の363名の皆さん、卒業おめでとうございます。皆さんは、三年間の蕨高生活で、多くの仲間とともに、様々な経験を通して自らを大人へと成長させてきました。まずは、卒業にあたり、成長した自分の「今の姿」に、「自負心」と「自信」を持ってほしい。そう申し上げたいと思います。

  さて、現代はまさに「激動の時代」であり、人類全体を巻き込んだ急速な転換のただ中にあります。このような価値観が多様化し、予測不能な世の中だからこそ、自らの「思い」をしっかり持ち、「自分の頭で考え行動する」こと、そして、そのためにも「勇気を出して、一歩を踏み出す」ことが何よりも大切です。

  自分の頭で考えるようになるためには、「まずは体を動かすこと。そしてもう一つは、不幸とか、貧困とか、失敗とか、そういう辛い境遇から逃げないことだ。」と、英文学者の外山滋比古は言っています。

  この点について、作家であり映画監督でもあるウディ・アレンは、若いアーティストたちへのアドバイスとして、こう言っています。「人生で成功する秘訣の80%は、めげずに顔を出すことである。」これはつまり、粘り強く努力を重ねよ、ということでしょう。また、バスケットボール界の神様マイケル・ジョーダンは、ある有名なテレビコマーシャルで、「私は9000本以上シュートを外し、ほぼ300試合で負けた。ウイニングショットを外したことは26回もある。」と、わざと失敗した話をして話題となりました。これも、数多くの失敗を経たからこそ今の成功がある、というメッセージであることは明らかです。

  皆さんの世代は、100年ライフを実践していくことになると言われています。となると、生涯に二つ三つのキャリアを持つようなマルチステージの人生へと、生き方が変化していくことになるかもしれない。

  そんな長い人生を充実したものとするためにも、皆さんには「志」を失うことなく、そして他者への敬意を決して忘れずに、誠実に日々を生きてほしい。「こだわり」を持ち、生涯学び続けてほしい。ひたむきに取り組む「情熱」と、困難や挫折を味わってもあきらめずに努力を続ける「粘り強さ」を持ち続けてほしい。

 蕨高校の卒業生である皆さんには、まだ何にでもなれる可能性がある。と同時に、限りない可能性を持つ者として、社会をリードし社会に貢献する責任も、しっかり認識していてほしい。そう強く願っています。

  今回、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、卒業証書授与式が規模を縮小しての実施となりましたことは、誠に残念です。でも同時に、皆さんであれば、自然との「共生」、人と人との「共生」を今一度考える契機と捉えるなど、この特別な卒業証書授与式の当事者であることを、将来プラスに活かしてくれるのではないか、とも思っています。

  結びに、皆さんが自らの未来を切り拓き、すばらしい人生を歩んでいかれることを心から願い、式辞といたします。

 

学校評議員会、学校評価懇話会が開催されました

月曜日10日に、本校の学校評議員会及び学校評価懇話会が開催されました。

学校評価懇話会は学校評議員さん、後援会会長さんに加え、生徒代表として生徒会役員の生徒3名も懇話会委員として参加し、積極的に意見を述べてくれました。

委員の皆さまからは、本校の教育力の更なる向上に向けて、具体的取り組みのついてご指摘やご提言をいただくとともに、本校の良さについてのご意見もいただきました。また、生徒からは生徒目線での率直な意見・感想のみならず、生徒会としての学校への協力提案もしてくれました。

今回いただいたご意見やご提言を今後の学校運営の参考にさせていただき、皆さまのご期待に応えられますよう、全力を尽くしてまいりたいと思っております。

お忙しい中をご来校いただきました、学校評議員、学校評価懇話会委員の皆さまに、あらためて感謝申し上げます。

新年がスタートしました

新年がスタートしました。

あけましておめでとうございます。

昨年は本校の教育活動に過大なご支援を賜り、ありがとうございました。

本年も引き続き、蕨高生に対してまして、温かい励ましと応援をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

さて、本日から後期授業が再開されました。新年第一日目とはいえ、蕨高生は早速課題テストや授業に取り組んでおります。

暦の上で最も寒くなっていくこの時期ではありますが、3年生はセンター試験を10日後に控えています。1・2年生も学年の仕上げに向かう時期です。

蕨高生には何よりもまずは体調管理に留意し、そしてそれぞれのベストを尽くしてもらえればと思っています。

明日から冬休みに入ります

 本校は2学期制ですので学期末ではありませんが、明日から2週間は後期も一休み、冬休みに入ります。

 今日午後の全校集会の校長講話では、「セレンディピティ」を取っ掛かりに「まずは行動する」について話をしました。

 

 

 今日は「セレンディピティ」を取っ掛かりに話をしてみようと思います。

 12月といえば、毎年その年のノーベル賞授賞式が行われます。今年も、2週間ほど前に吉野彰 旭化成名誉フェローがリチウムイオン電池の発明でノーベル化学賞を授賞されたばかりです。そのノーベル化学賞を2000年に授賞された白川秀樹 筑波大学名誉教授が、導電性高分子を発見されたエピソードをお話しされるときに「セレンディピティ」という言葉をよく使われていました。

 「セレンディピティ」とは、「予期していない、求めてもいない、意図的ではない思いもよらない状況で、偶然によってもたらされた幸運を手に入れること」といった意味です。「セレンディピティ」の例としては、フレミングがペニシリンを発見した時のエピソードや、軍事用レーダーの研究をしていた研究者がレーダーの近くで作業をしていた人のポケットの入っていたチョコレートが柔らかくなることに気づいたことが電子レンジの発明につながった、という話などがよく紹介されるようです。

 これらの例からおわかりだと思いますが、「セレンディピティ」とは単なる偶然ではありません。価値ある偶然がおこったときに、その価値に気づき、価値を見出したからこそ、その幸運を手に入れることができる。つまり、たくさんの経験と努力、そして自分を信じ、物事に打ち込んだ人が、結果として適切な判断力や感性によって幸運をつかみ取ることができる、ということです。ですから、皆さんには、蕨高生である今、そして大学生、社会人と人生を進めていく中で、この幸運をつかみ取る能力を磨いていってもらわなければならなりません。人は誰もが無意識のうちにこの能力を磨いているともいえますが、それを意識していることが、一歩も二歩も先んじることにつながるのだろうと思います。

 では、幸運な偶然を手に入れるにはどうすればよいか。①何と言ってもまずは「行動」。②そして何かに出合ったとき、その出会いに「気づく」こと。③そして出会ったものをよく観察して理解し、出会ったものを「受容」、つまり受け入れること。そこまでできて、初めてその先の成果につながるかもしれない可能性が見えてきます。

 この中で、まず皆さんがやるべきこと、実践すべきことは、①の「まずは行動する」です。言い方を変えれば、アンテナを高く張って、皆さんの将来に幸運をもたらす何かに偶然出合うかもしれない機会をできるだけ増やす、ということです。行動しなければ出合いようがありません。例えば、今日のような講演会や集会での話も、そのつもりで聞いている人とそうでない人とで、幸運への出会いの機会をつかむか逃すかの差となるかもしれない、ということです。ですから、自分の限られた興味だけに閉じこもらずに、それ以外の新たな興味や関心の対象に出合えることを期待して、出かけてみる、参加してみる、いろいろな機会に顔を出してみる、求める何かがありそうだと思う場所に身を置いてみる。一歩踏み出してみる、そんな行動です。蕨高でも、皆さんに様々な機会を捕まえてもらおうと様々な情報提供をしています。ぜひ活用してください。

 3年生は、受験に向けた緊張感ある毎日を過ごしていることと思いますが、自分の力を、そしてもうすぐ春が来ることを信じて、あとはベストを尽くすのみです。大学に入学すれば、皆さんが選んだ大学ですから、行動してみることで素敵な仲間との出会いや体育会(運動会)部活動やサークル等での様々な出会いなど、幸運を手に入れることになるかもしれない出会いがたくさん待っています。

 1・2年生も、1年後2年後のその時に備えつつ、今はこの蕨高生活のさらなる充実を目指して、まずは行動してみてください。

 それでは、どうぞよいお年をお迎えください。

3年生球技大会

 年末に近づき、今日は3年生による高校生活最後の球技大会がおこなわれました。3年生のこの時期とはいえ、しばらく前から昼休みを利用してグラウンドと体育館で練習を積んで今日に臨む。それが蕨高生の、そして蕨高の伝統です。

 クラスメイトの応援に支えられながらの本気のプレーで、高いレベルの好試合に会場も大いに盛り上がり、すべての3年生が今日の大会を高校生活の思い出に存分に楽しんだことと思います。

 男女ともサッカーとバスケットボールがおこなわれ、優勝チームは次のようになりました。

  サッカー     男子3年3組 、 女子3年4組

  バスケットボール 男子3年4組 、 女子3年5組

  総合優勝 3年4組

 ちなみに、蕨高の球技大会は生徒会行事ですので、生徒会生徒のみにより企画運営されます。今日も、1・2年の生徒会生徒による運営に、3年生がフェアなプレーとマナーで応える、気持ちの良い素晴らしい球技大会を見せてくれました。

 

 ところで、もうすぐクリスマスです。華道部がこの時期にふさわしい作品を校長室に届けてくれましたのでご紹介します。

学校説明会にたくさんの方にお出でいただきました

 先週末の16日(土)の午後、本校を会場に学校説明会を開催しました。大規模な説明会が今年度最後ということで、1,100名余りの中学生と保護者の方々にご参加をいただきました。

 午前中の授業公開と合わせて、本校の様子をしっかり確認していただく機会として設定いたしました。ご参加いただいた皆さまに、高校選択の参考にしていただけたとすれば何よりです。

 冒頭の校長あいさつでは、高校生活を送る上でのアドバイスを少しお話ししました。

 今日お越しの中学3年生の皆さんにとって、高校入試が自分で進路を選択する初めての機会なのではないでしょうか。高校にはそれぞれ特色があり、皆さんが送ることになる高校生活は高校によって大きく変わってきます。ぜひ、保護者の方とともに興味のある高校を自分の目でしっかり確認して、この高校ならきっとこれから3年間充実した高校生活が送れる、と思える高校を選んでいただきたいと思います。そして、そのようにして選んだ高校が、この蕨高校であるならば、嬉しい限りです。

 さて、蕨高校についてはこの後詳しく説明させていただきますので、私からは蕨高校に興味を持っておいでいただいた皆さんに、高校生活を送る上で参考にしていただきたいことをお話しします。

 まず、高校・大学を通じて何が求められるのか、どのような意識が大切なのか、大学からのメッセージを二つご紹介します。いずれも5年以上前に伺ったメッセージですが、これからの高校生にもぜひ参考になるメッセージだと思います。ひとつは、東京大学の濱田前総長が言われた「よりグローバルに、よりタフに」。グローバルは異質なもの、多様なものを取り込み、自らの力とすること。タフはタフネスというよりもレジリエンス、つまり回復力、精神的な逞しさ、といったことだったと思います。もうひとつは、慶應義塾の清家前塾長が言われていた「自分の頭で考える力を養う」、「すぐ役に立つことは、すぐに役に立たなくなる」。何事も自分の頭でしっかり考える。そして、いま必要なことだけをやっていてはダメ、幅広い視野でしっかり基本を身に付けよ、ということだったと思います。よろしければ、参考にしてみてください。

 これらも踏まえて、私からも高校生活を送る上でのアドバイスを3つ挙げてみます。①まずは、仲間とともに学び、高校生活を楽しむこと、②受け身の姿勢から脱却して、自分で考え、適切に判断し、行動できるようになること、③そして、失敗や挫折を経験しておくこと、そのためにもたくさんの本気のチャレンジをすること、です。

 では、この後の蕨高校について様々なご説明がございます。じっくりお聞きいただき、高校選びの参考にしていただければ幸いです。

防災拠点活用塾が開催されました

 去る14日、県民の日に本校で防災拠点活用塾が開催されました。防災拠点とは、阪神淡路大震災での経験を踏まえ、埼玉県が県内38校の県立高校を防災拠点と位置づけ、避難場所となる施設として、

 ・自然エネルギーを利用した太陽光発電設備や太陽熱温水設備

 ・非常用発電設備、グランド照明設備、耐震性貯水槽、雨水貯水槽、トイレ・シャワー、備蓄倉庫など

の整備を行ったものです。本校は、平成11年9月竣工となりました。

 今回の活用塾では、地元住民の皆様、蕨市の防災担当課の担当に対して、県の担当から施設設備の概要説明と施設見学を中心に、いざというときに地元住民の皆様に有効にご活用いただくためのプログラムが用意されました。

 日頃からのいざというときに備えての危機管理意識の重要性は改めて申し上げるまでもありません。今回は平日の午後の開催となりましたが、多くの地元住民の皆様にご参加いただくことができ、本校の防災拠点機能への認識を深めていただく貴重な機会となりました。

英語民間試験の実施見送りについて

 11月になり、朝晩の冷え込みが気になる時節となりました。本校では制服の移行期間も終わり、今日からは全員が制服着用となりました。

 そんな月初めに、大学入試共通テストでの英語民間試験実施の見送りが決まり、午前11時に文部科学省HPに「大臣メッセージ」が掲載されました。現時点ではそれ以上の情報はありませんので、本校生徒と保護者の皆さまには、今日その事実のみをお知らせいたします。

 http://www.mext.go.jp/a_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2019/11/01/1422381_01.pdf

  これに伴い、大学入試センターからは「共通ID発行申込」の中止も発表されました。

 大臣メッセージによれば、今後一年を目途に検討されるとのことですので、蕨高生を含めすべての高校生が安心して受験に臨むことができる仕組みを構築していただけますことを強く願います。

 

写真は、11月のスタートを飾る本校華道部の作品です。

 

 

キャリアセミナー

埼玉県教育委員会と埼玉りそな銀行との共催で「高校生向けキャリアセミナー」が去る10月6日に行われました。これは、将来のキャリア形成やライフワークバランスなどを若いうちから考えてもらおうと企画されたもので、参加を希望した本校生徒も参加をしてきました。

当日は、埼玉りそな銀行の社長さんにも積極的に質問をするなど、この機会を有意義に活用してくれていたようです。高校生には有益な情報を収集する機会、自分を磨く機会が至る所にありますが、その機会を自ら捉え活用するかどうかは高校生個々の意識と行動力にかかっています。その点で、今回参加の本校生徒はその機会を自ら捉え、有益な機会にしたのではないでしょうか。実にすばらしいと思います。

なお、20日(日)の埼玉新聞にこのセミナーの記事があり、その中には本校生徒のコメントも掲載されています。

生徒が街頭啓発活動に参加してきました

参議院議員補欠選挙は、今度の日曜日が投票日です。

昨日は、蕨市選挙管理委員会からの協力要請を受けて、本校生徒会の生徒8名が午後5時から蕨駅前で行われた街頭啓発活動に参加してきました。生徒たちには主権者としての意識を持つ機会としてのみならず、選挙管理委員会の活動を体験する貴重な経験となったはずです。あわせて、このような街頭啓発が、特に若い世代の投票率アップに少しでもつながることを願います。

選挙管理委員会の担当の方からも、生徒たちへの感謝の言葉をいただきました。

参加した生徒の皆さん、お疲れさまでした。