校長室より

校長室より

第4回学校説明会 校長あいさつ

 皆さんこんにちは。校長の山本でございます。明後日から県内私学の入試が始まると伺っておりますが、本日はご来校くださいましてありがとうございます。

 さて、本校は、創立68年目を迎える男女共学の進学校でございます。普通科と外国語科を設置しております。蕨市の北端にあり、さいたま市や川口市と市境を接するところに立地しております。蕨、南浦和、北戸田の各駅からそれぞれ徒歩20分程度となっており、県内の幅広い地域から通学可能となっております。

 進路の状況でございますが、昨年春の実績では、国公立大学の現役合格件数は105件となっております。私は本校24期の卒業生ですが、私の同期は24件でした。その後も30件前後が続いてきましたが、創立50周年のあたりから40件を超え始め、創立60周年を経て80件を超え、令和に入って100件を超えるようになりました。

 2学期制のもと土曜授業を導入し、昨年度から65分授業を50分授業に改めるなど、授業時数の確保に努めております。また、これからの、自ら考えて課題を設定し、他者と協働して課題の解決に取り組むことが求められる時代にあっては、文系であっても理系の知識が、理系にあっても文系の知識が必要となることから、本校の教育課程は2年生まで共通のカリキュラムとなっております。

 本校の校風を表すことばとしては、「文武両道」「Wの挑戦」「グローバルな視点を持った次世代のリーダーの育成」などが挙げられます。昨年春の105名の国公立大学現役合格者のうち、約8割の84名が引退まで部活動を続けています。中高一貫校では6年かけて準備する大学進学を3年間で行っていくため、本校では「文武両道」に取り組むことで、セルフマネジメントの力を高めています。「Wの挑戦」は「行ける大学」ではなく「行きたい大学」を志願する校風を育んでいます。そして「グローバルな視点」です。外国語科の生徒が当たり前のように英語を話すことから、普通科の生徒も大いに刺激を受け、英語科の教員の指導も相まって、英語に対する学びのモチベーションが高くなっています。留学生の受け入れも積極的に行っており、昨年度はオーストリア、タイ、フランスから受け入れました。いずれも母国語のほかに英語が堪能で、生徒は大いに影響を受けています。ALTは2名常駐し、出身国はフィリピンとアフリカのジンバブエです。そのほか、チュニジア大使による授業やオンラインを通した中国やインドネシアとの交流など、日常的にグローバルな視点が身に付く環境が整っております。

 ところで、年末の日本経済新聞に、自動車メーカーであるホンダの三部敏宏社長のインタビューが掲載されていました。ライバルである中国に触れ、「中国は世界のそうそうたる大学を出た優秀な人たちがものすごい勢いで働き、どんどん進化していく」と話していました。日本も負けてはいられません。本日ここにお集まりの皆さんも、将来は「そうそうたる大学」を出て、「優秀な人」になる必要がある人ばかりなのではないかと思います。本校の「目指す学校像」は、「生徒の進路希望を実現する文武両道の進学校」です。ぜひ、大きな夢を抱えて、本校の門を叩いてください。一緒に頑張りましょう。

 それではこの後、本校の概要や進路指導、外国語科や入試の説明が続きます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。 

12月全校集会 校長講話

 皆さんこんにちは。12月の全校集会を迎えました。後期はまだ折り返しですが、修学旅行や強歩大会、3年生の球技大会や外国語科の英語劇発表大会、また各部活動の新人大会など、大変充実した3か月だったのではないかと思います。そして、3年生はいよいよ受験本番を迎えます。現役生はここから、1月、2月、そして3月と、成績が急激に伸びてきます。これまで蕨高校で学んできたことを信じて、健康に留意して、さらに頑張っていただきたいと思います。

 さて、今日は、これから冬休みを迎える皆さんへの激励の気持ちを込めて、10月28日に1年生対象に行われた社会人講演会の中で、皆さんに伝えたいと思った内容を3点に絞ってお話します。講師は、本校32期の卒業生である高山範理さんです。高山さんは東京大学大学院を経て、現在は国立の研究機関である森林総合研究所で研究職を務めています。「森林浴」研究の第一人者としてご活躍ですが、当日は「学び続ける楽しさ:知識の探求と社会貢献」と題してご講演いただきました。1年生は思い返していただきたいと思います。

 1点目は、「目標を持つと人生が変わる」ということです。

 蕨高校ではなかなか勉強に身が入らなかったと謙遜していらっしゃいましたが、高校3年の10月に、よく遊びに行っていた台東区根岸の祖母の家のそばにあった東京大学に出掛け、大学の講義を聞いて衝撃を受けたそうです。「東京大学に行きたい」という思いが募って勉強を始め、浪人や他の国立大学を経て東京大学の大学院に進学され、博士号を取得し、現在の職を得るに至ります。高山さんは後輩である蕨高生に対して、「目標を持つと人生が変わる。目標を持て」ということを強調されていました。

 2点目は、「海外に出て、日本との違いに気付くことが重要」ということです。

 高山さんは大学入学後、一年間イギリスに留学します。そこで、日本では何かを勝ち取る、例えばよい大学に行くために競争して頑張っているが、イギリスでは自分がハッピーになるために勉強する。大学の合格は手段でしかない、ということに気付きます。また、自然環境への考え方の違いに触れることで、現在の「森林浴」研究につながるモチーフを得ることになります。高山さんは、とにかく英語は便利。情報の入り方が変わる。蕨高生にはとにかく英語を勉強することをお勧めするとおっしゃっています。

 3点目は、『ドラゴン桜』の「本質を見抜き、自分なりの答えを出す力をつけろ」は本当だ、ということです。

 高山さんは『ドラゴン桜』の桜木先生のセリフの中で、「勉強はこの国で許された唯一の平等」を取り上げ、これは「手段」とし、その後「本質を見抜き、自分なりの答えを出す力をつけろ」が「目的」だと指摘しています。そして、「答えを出す力」は「知識」と「考える力」の掛け算であるが、「考える力」は奥が深い。さらに、「考える」だけでなく、ちゃんと行動することが重要、と指摘しています。

 以上、高山さんの講演の中で、私が皆さんに伝えたいと感じた3点をお話ししました。いよいよ冬休みです。高山さんの指摘にもありましたが、冬休みは物事を深く考える、また、考えるだけでなく行動に移す絶好の機会でもあります。くれぐれも健康に気を付けて、充実した冬休みを過ごしてください。年明けの最初は土曜授業。1月6日です。お互いに元気な顔で再会しましょう。以上で校長講話を終わります。

バトン部 全国大会壮行会 校長より激励

 ただ今紹介がありましたが、バトン部の皆さんは、11月28日(火)に所沢市民体育館で行われた令和五年度ダンスドリル秋季競技大会関東大会のSONG/POM部⾨ Large編成で1位となり、来年1月14日(日)に、東京都の武蔵野の森総合スポーツプラザで行われるDance Drill Winter Cup 2024・第十五回全国高等学校ダンスドリル冬季大会に出場されるということです。

 まずは、全国大会への出場おめでとうございます。

 本校はLarge編成ということで、2年生10名、1年生17名のあわせて27名の選手の皆さんが出場されるということです。この競技は、一人ひとりの技術もさることながら、全員で心を合わせた演技が求められるだけに、どの選手にもやりがいのある競技なのではないかと思います。当日の試合では、最も華やかで、最も迫力のあるステージとなるよう期待しています。日ごろの練習の成果をいかんなく発揮して、全国大会でもぜひ頑張ってください。応援しています。

32期ホームカミングデー 来賓あいさつ(校長)

 皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本日はようこそ、皆さんの母校、蕨高校にお越しくださいました。皆さんを歓迎いたします。

 また、恩師の皆様におかれましては、お忙しい中ご出席を賜りありがとうございます。

 本日は32期の皆さんのホームカミングデーということですので、少し調べてまいりました。皆さんの本校ご入学は1988年、昭和63年と伺っております。この年は、本校にとりましても大変重要な節目の年でございます。まず3月にさわらび会館、部室・卓球場、テニスコートが竣工しました。これは皆さんのご入学前のことでございます。そして5月に創立30周年記念式典が行われ、12月には清流館、食堂の建物ですね、が竣工しています。私事で恐縮ですが、24期生の私が教育実習のため本校にお世話になったのがその前年、1987年、昭和62年でございます。昭和から平成への改元も含めて、32期の皆さんは、本校30周年の一区切りを経て、本校のその後の栄華を極めていく歴史の、まさに第一歩を踏み出された学年、ということになろうかと思います。

 さて、ここでは我らが母校、蕨高校の近況をお伝えするのが私の役割かと存じますが、まずは、10月28日に行われた1年生対象の進路行事「社会人講演会」に触れさせていただきたいと思います。今年は、本校32期の卒業生でいらっしゃる高山範理様に「学び続ける楽しさ:知識の探求と社会貢献」と題してご講演をいただきました。本校でのエピソードから始まり、波乱万丈のご経験をお話しいただいた後、現在のご専門である「森林浴」のすばらしさについて語っていただきました。生憎当日はインフルエンザによる学年閉鎖中でございましたが、オンラインで視聴した生徒はもとより、会場で聴いていた同窓会の皆様や、我々教職員も思わず引き込まれ、講演時間があっという間に過ぎる素晴らしい内容でございました。改めて高山様、ありがとうございました。

 高山様のご講演を伺って、改めて、蕨高生の高校卒業後の多様な進路について、思いを馳せたところでございます。生徒には「大学進学の先を見すえて目標は高く!」とはっぱをかけておりますが、私も含め、人生がストレートにうまくいっているということは、ひょっとするとあまりないのかなと考えております。波乱万丈、紆余曲折、本当に多くの人々の助けを借りながら、現在までようやく辿り着いている、というところにつきましては、皆さんのご賛同も得られるところではないかと思います。

 一つ関連して、本校創立20周年記念誌のエピソードをご紹介いたします。昭和52年発刊とのことです。巻頭言で当時の第8代校長、梶原先生は次のように述べています。

 校章にはワラビの葉三枚が正三角形についている。美しい花を咲かすでもない、ごくありふれた雑草。踏みにじられ顧みられなくても、根強く生き続けるワラビ。胞子を飛ばし、どこに落ちても発芽するワラビ。私はこの生命力を皆さんの前途に託したい。

 そしてこう続けています。「萌えいづる ものみな強し 自立の気風 うけつぎて 蕨高校 永遠に栄えあり」

 私たち同窓生は、実は、母校にこの「生命力」の強さを育んでもらったおかげで、本日こうしてお互いに集うことができているのかもしれません。蕨高校を卒業して本当によかった、との思いを新たにしていただければ幸いです。以上であいさつを終わります。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

PTA・後援会第3回役員会 校長あいさつ

 皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本日は、今年度のPTA・後援会第3回役員会ということで大変お世話になります。よろしくお願いいたします。

 さて、11月10日(金)の強歩大会では、給水支援など大変お世話になりました。生憎の荒天のため、生徒は男女とも1周減らす形となりました。女子は若干、雨の中の実施となりましたが、おかげさまで大きな事故もなく終えることができました。皆様のご協力に改めて感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。

 また、先月20日(金)から23日(月)にかけまして、2学年の修学旅行で沖縄に行ってまいりました。ガマや資料館を訪問する平和学習の後、マリン体験など体験学習もございましたが、こちらは晴天に恵まれ、どのコースも学習の成果を上げることができました。特に2学年は、昨年の林間学校が雨天で大変厳しい環境下での実施でしたので、天候に恵まれ、よかったのではないかと思います。

 1学年では、10月28日(土)に進路行事である社会人講演会が、学年閉鎖の中、オンラインで行われました。例年卒業生に講師をお願いしておりますが、今年は本校32期の卒業生で、国立森林研究所の高山範理氏が講演を行いました。高山氏は東京大学大学院を卒業され、現在は森林浴研究の第一人者として活躍されています。蕨高時代の経験談をはじめ、ユーモアあふれる語り口で、多くの生徒に感銘を与えてくださいました。

 さらに、生徒募集につきましては、先日新聞発表のあった中学生の志願状況調査で、本校は普通科1.92倍、外国語科1.00倍でございました。特に外国語科を中心に、引き続き本校の魅力の発信に努めてまいりたいと思います。

 その外国語科ですが、第二外国語でフランス語を選択している2年生が、今月18日、東京・飯田橋の東京日仏学院で行われた第18回東日本高校生フランス語スケッチコンクールに出場し、参加13校21組中、第8位に相当する「奨励賞」を受賞しました。二人一組で、4つの課題スケッチから選択したシチュエーションをフランス語で演じるものですが、何しろフランス語です。流暢に操る生徒を見て、頼もしいと感じました。

 最後に、10月から11月にかけまして、校長として授業を見学しておりますが、本校の授業で特徴的なのが「対話を取り入れた授業」です。隣同士で自分の考えを伝え合ったり、音読してお互いにチェックしあったりという活動が頻繁に行われています。「説明できる」ためには理解が必要です。発信することで、自分の理解を深めるという効果が期待できます。ご家庭におかれましても、授業の様子を話題にして、お子様に説明を求めていただくと、より効果的なのではないかと思います。

 いよいよ1月は共通テストです。校長としては、朝型、朝の時間を活用して勉強するよう話しています。お子様が早く寝てしまうなど、ご家族とスケジュールが合わなくなることも想定されます。ご家庭におかれましては引き続き、体調管理など、ご支援をお願いいたします。私からは以上です。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

第3回学校説明会 校長あいさつ

 皆さんこんにちは。校長の山本でございます。

 いよいよ11月も下旬となり、中学校では進路を決める三者面談の時期を迎えていることかと思います。本校にご関心を寄せていただき、ご来校いただいたことに感謝申し上げます。

 さて、中学生の皆さんは、志望校の「決め手」を探していらっしゃるのではないかと思います。本日はこの後、教頭による学校紹介、生徒による普通科、外国語科それぞれの紹介、進路指導主事による進路指導の説明、外国語科主任による外国語科の説明と続きます。皆さんに本校を選んでいただける「決め手」が必ず見つかることと思います。よろしくお願いいたします。

 ところで先日、本校で勤務経験のある職員と話をしていた中で、さいたま市や川口市などの県南部であれば、校舎がきれいだったり、制服がおしゃれだったりする高校はたくさんある。自分の子どもを進学させる場合、どんな高校がよいかという話になりました。その職員が言うには「私は子どもに蕨高校を勧めたい。なぜなら、私は蕨高校の中を知っているから」とのことでした。

 その場はそれで終わったのですが、しばらくして「蕨高校の中を知っている」という言い回しが気になりました。

 今、たまたま手元にありますが、フランスの作家、サン=テグジュベリの書いた『星の王子さま』という本があります。「いちばんたいせつなことは、目に見えない」というメッセージをご存じの方も多いと思います。私は「中を知っている」という職員のことばから、このメッセージを連想しました。ひょっとすると、普段なかなか外からは見えない蕨高校の「中」が、仮にわかるとするなら、皆さんにもご関心があるのではないか。そう思いましたので、私の考える本校の「中」についてお話ししたいと思います。

 目には見えないものなので、もちろん説明することは難しいのですが、一言でいうと「環境」ということではないかと思います。「伝統」ということかもしれません。

 本校を受験し、合格した皆さんは、この蕨高校という「環境」の中で、人生に一度しかない3年間を過ごすことになります。このことに関連して、元サッカー日本代表の本田圭佑氏は「環境にこだわれ」と言っています。頑張っても成果が出せない人は「環境」にこだわっていない。「環境」にこだわらない状況で頑張っている。夢をかなえるプロセスで一番大事なのは「環境」にこだわること。こんな内容です。高校選択にも通じるものがあると思います。同じ「頑張る」のであれば、環境にこだわって、よりよい環境を選んで頑張ることで、夢の実現に近づく、ということではないかと思います。

 蕨高校は「目指す学校像」を「生徒の進路希望を実現する文武両道の進学校」としております。キーワードは「Wの挑戦」です。蕨高校を目指す中学生は、高校卒業後に実現すべき進路希望を持ち、その進路希望を「Wの挑戦」、文武両道で、勉強と部活動を両立させながら実現するという、強い決意をもって入学してきます。本当に現在の蕨高生は、勉強にも、部活動にも、学校行事にも手を抜きません。

 また、高校の3年間で生徒を育てているのは、本校の教職員です。私は毎年授業を見ていますが、本校の教職員の指導力には確かなものがあります。本校の教職員による質の高い授業に生徒が信頼を寄せる、そうした年月の積み重ねが、本校が皆さんに提供する「環境」の礎となっています。

 先ほどの職員との話に戻りますと、蕨高校であれば、目的意識の高い生徒、質の高い授業という日常の中で、自然と学びに目が向き、生活習慣も整ってくる、こんな「環境」はどの高校にもあるものではない。まさに「いちばんたいせつなことは、目に見えない」わけですが、少しでも皆様とイメージを共有させていただければ幸いです。

 以上、私の考える蕨高校の「中」についてお話させていただきました。それではこの後、本校の魅力の数々について説明させていただきます。皆様にとって、本日の説明会から、高校選択の「決め手」を見つけていただくことを強くお願いし、あいさつとさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

第2学年 11月学年通信 校長より

 修学旅行お疲れさまでした。それぞれの進路希望の実現に向け、本格的に取組を始める方も多いのではないかと思います。激励の気持ちを込めて、2点お話しします。

 1点目は授業の受け方についてです。例えば古文や英語で、ノートに本文のコピーを貼っている人がいます。ここまではよいですが、ここから二つに分かれます。一つは、品詞分解や単語の意味などを予め書き込んで、予習して授業を受けている生徒。もう一つは、授業を受けながら、その本文に初めて書き込んでいる生徒です。この二つは、似ているようで全く異なります。前者は授業を受ける前に、主体的に教材と向き合っていますが、後者は授業を「受けて」学んでいます。姿勢が受身なのです。

 24期生の私は浪人を経験していますが、現役のころは100%後者でした。大学受験は全敗。浪人して、学びのスタイルを前者に変えて合格しました。

 ポイントは、授業に対する「構え方」を変えるということです。前者を実行するには、勉強時間の捻出が必要となります。私の場合は朝。5時に起床するために22時に就寝する。このライフスタイルを実践できるかどうかが鍵です。受身のスタイルをやめ、本気で主体的な学びのスタイルを実践することをお薦めします。

 2点目は、志望校の考え方についてです。王道は、自分の就きたい職業について真剣に考えて志望校を決めることだと思います。

 来年は令和6年。現役合格なら皆さんの就活開始は大学3年生の令和9年。インターンシップもあります。「大学進学の先を見すえて」といいますが、仮に企業に就職するとして、志望企業の絞り込みの期限は案外近くに迫っています。皆さんが働いてみたい企業をイメージしてみましょう。有名な企業が多く挙がるのではないでしょうか。これからの時代は、一つの会社で定年まで勤め上げるのは稀だと言われています。とはいえ、最初の会社は重要です。一定のスキルを身に付けることができる会社なのか、見極めが必要となります。ある程度企業名が思い浮かんだら、どんな大学の出身者が多く入社しているのか調べてみてください。

 以前も話しましたが、私の高校時代の志望は弁護士。司法試験に多く合格者を出している大学が難関大学に限られていることを知り志望校を変えました。私大文系だったので、早稲田か慶應、中央大学などの法学部に合格しなければ将来は開けないと、一途に思い込んでいました。その後の模試の第一志望はすべて早稲田大学。そのおかげで一年間、授業も模試のレベルも、早稲田大学を標準として取り組みました。結果として、自然と「早稲田のレベルが当たり前」という環境に体が馴染んでいたことになりました。

 さて、2年生の皆さんです。私と一緒に令和4年に蕨高校に来た皆さんには、是非ともそれぞれの進路希望を実現してもらいたいと強く願っています。今は11月。まだまだ共通テストまで1年以上もあります。難関大学を目指す上で最も重要なのは、一度学びのレベルを下げてしまうと、上げるには相当のエネルギーが必要になるということです。修学旅行が終わり、本格的な受験準備に入る今、志望校を可能な限り高く設定し、その環境に体を馴染ませておくことを強くお勧めします。

 教職員一同、皆さんを応援しています。一緒に頑張りましょう。

第64回 強歩大会 校長あいさつ

 おはようございます。

 強歩大会の当日を迎えました。天候が心配されますが、雨が降る前にしっかり走って、ゴールまで駆け抜けたいと思います。

 この強歩大会は、本校の伝統行事です。体を鍛えるとともに、心を鍛える。どんな困難にも負けない強い精神力を育むことを目的としています。

 また、お互いのゼッケンに書かれてあるように、本校の強歩大会は「競う」のではなく、「強く」と書いて「強歩」としています。誰かと競争することが目的ではありません。ライバルは自分です。自分に勝つことが重要です。それぞれ、自己ベストを目指して頑張ってください。

 さらに、体調管理が重要です。水分補給をお願いします。また、コースの途中でおかしいなと思うことがあったら、近くにいる先生方に教えてください。

 それでは、みんなで協力して、強歩大会を成功させましょう。

 頑張りましょう。

第2学年 学年集会 校長より

 2年生の皆さん、修学旅行お疲れさまでした。本日は修学旅行の振り返りを行うということですので、引率団の団長として、一言感想を述べさせていただきます。

 まずは、皆さんの日ごろの行いが功を奏し、日程のすべてにおいて、天候には大変恵まれました。

 初日の平和学習をはじめ、2日目、3日目の様々な体験活動、そして最終日の自由行動と、皆さん一人ひとりの思い出に残る素晴らしい修学旅行になったのではないかと思います。

 特に初日の平和学習では、ひめゆり平和資料館や平和祈念資料館において、メモを片手に熱心に資料を読む皆さんの姿が印象的でした。バスガイドの方からも「こんなに熱心に資料を読んでくれる高校生は珍しい。感動した」とお褒めのことばをいただきました。

 折しも世界に目を向けますと、皆さんもご存じのとおり、様々な場所で、実際に戦争が起きています。75年前に実際に地上戦が行われた沖縄で、戦争について、平和について改めて、自分のこととして考える機会を得たことは、大変重要なことではないかと思います。

 修学旅行を終えた皆さんは、いよいよ、自らの進路実現について、真剣に向き合うことと思います。「大学進学の先を見すえて目標は高く」と言いますが、大学や学部を考える前に、まずは皆さん一人ひとりが、どうすれば平和な世の中を持続していけるかを、改めて、自分のこととして考えていただきたいと思います。皆さんが設定する皆さん自身のミッション、使命の立て方によって、自然と皆さんが志望すべき大学・学部も絞られてくるのではないかと思います。今回の沖縄修学旅行の経験を、ぜひとも、皆さんの進路実現に活かしていただきたいと思います。

 頑張りましょう。

第2回学校説明会 校長あいさつ

 皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本日はお忙しい中、本校の第2回学校説明会にお越しくださいましてありがとうございます。私からは、本校に入学された皆さんが送るであろう「蕨高生の1日」をイメージしていただけるよう、3つのキーワードをもとにお話をさせていただきます。

 第1のキーワードは「Wの挑戦」でございます。

 本校は文武両道。本校の生徒は学習にも、部活動にも、学校行事にも手を抜きません。お手元の学校案内の11ページに、令和5年度の合格実績がございますが、北海道大、東北大など、難関国公立大学に11名、早慶上理にのべ51名が現役合格を果たし、現役進学率は90.6%となっております。卒業生は文武両道を実践しながら、高い実績を残しております。

 この成果を支えているのが、「蕨高ビジョン」と「カリキュラム」です。学校案内は3ページになります。蕨高ビジョンは「文武両道」を学年目標に落としこんだものです。すべての教職員がこのビジョンを共有し、挑戦し続ける「蕨高生」を育成しております。そしてカリキュラム、教育課程です。本校の教育課程はリベラルアーツを重視しており、2年生まで共通のカリキュラムとなっております。

 また、本校の授業の多くが生徒同士の「対話」を取り入れたものとなっております。授業では自分で考えることが重視されており、「対話」、つまり発信する機会がどの授業にもあることで、自ら考え、行動する力が自然と身に付くよう工夫されております。

 さらに、本校では外部の専門家を招いた「蕨高セミナー」を年4回程度開催しており、講義を聞いた生徒が、探究的な学びにつなげていくきっかけとしております。こうした学びの機会が日常的にあるのも本校の特色となっております。

 第2のキーワードは「グローバルリーダー」でございます。

 本校の目指す学校像は「グローバルな視点を持ち次世代のリーダーとして活躍できる人を育てる」と掲げております。本校は普通科に加えて外国語科を設置しており、国際交流が盛んでございます。

 まず外国語科ですが、4技能をバランスよく習得し、英語をツールとして、広い世界でチャレンジし続けられる人間の育成を目指しております。

 次に国際交流ですが、毎年多くの留学生が本校で学んでおり、今年度は中国から受け入れております。皆母国語の他に英語が堪能で、こうした留学生とともに過ごすことで、本校の生徒もおおいに刺激を受けております。

 夏休みの海外短期派遣では、今年はオーストラリアに28名の生徒を派遣しました。現地校での交流のほか、サザンクロス大学との連携も実施しました。また、県立高校グローバルリーダー育成プロジェクトを利用して、今年度は3名の生徒がシンガポールでのプログラムに参加します。その他、大使館との連携事業や、中国やインドネシアと結んだオンライン交流等様々な機会を設け、グローバルリーダーの育成に努めております。

 第3のキーワードは「大学進学の先を見据えて目標は高く!」でございます。

 学校案内は10ページをご覧いただければと思います。

 本校では「キャリアプラン」という、3年間を見通して作成した学校独自のテキストを生徒全員に配付しております。学習ガイダンスや勉強力研究、大学研究などを通じ、自らの進路希望の実現に向けた心構えが、自然と育まれるよう計画されております。

 また、1年生対象の社会人講演会や、2年生対象の卒業生との懇談会、進路決定直後の3年生から体験談を聞く受験速報会など、卒業生や先輩の全面的な協力を得た各種の進路行事が充実しております。個人面談や模試分析、通常補講や長期休業中の補講など、生徒一人一人に寄り添った「個別最適な学び」の充実にも力を入れております。

 いかがでしょうか。文武両道の蕨高校で実力を蓄え、「挑戦する蕨高生」として、入れる大学ではなく、本当に自分が学びたい大学へとチャレンジする、そんな高校3年間を、ぜひとも私たちと一緒に過ごしていただきたいと思います。

 それではこの後、本校の職員や生徒から説明が続きます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

2学年修学旅行 学年集会 校長あいさつ

 皆さんこんにちは。いよいよ、明日から修学旅行が始まります。修学旅行委員の皆さんを中心に、十分準備してきたことと思います。ありがとうございます。

 さて、皆さんが作成した『修学旅行のしおり』を読ませていただきました。

 中でも、修学旅行委員の皆さんのメッセージからは、「意欲的に行動しよう」「周りの人が気付かなかった発見をたくさんしよう」「自分から行動する精神をもって修学旅行を楽しもう」など、この修学旅行の成功にかける熱い思いが伝わってきました。

 修学旅行は学校を離れて行う探究的な学びの機会でもあります。「探究」という以上は、皆さん一人ひとりが予め「問い」を立てることが何よりも重要です。

 先日の学年集会でも、生物の学びについてお話がありましたが、様々な対象に対して「なぜこうなっているのだろう」や「どうすればこのようにならなかったのか」、また、「将来に備え、どのような備えをしておくことが必要か」など、出発前に必ず、各自で「問い」を立てておくことをお願いしたいと思います。

 そして現地では、その問いに対する解を求めて調べたり、また多くの人々から直接話を聞いたりするなど、アクティブに行動してもらいたいと思います。

 今回は私も引率団の団長として参加します。お互い健康に留意して、素晴らしい修学旅行にしていきましょう。以上で校長あいさつを終わります。

修学旅行のしおり 校長のことば

 修学旅行では、独自の歴史文化、自然、平和教育など、学校生活では得難い新たな視点を学ぶことが重要です。今回の訪問先の沖縄は、東西1,000km、南北400kmもの広大な海域に、大小160余りの島々が点在しています。そして、美しい自然とともに、太平洋戦争の惨状を今に伝える多くの戦績が残されています。ぜひとも、沖縄を五感で体験し、生きる力、未来を創造する力を育んでもらいたいと思います。

 また、学校を離れた貴重な学びの機会です。一人ひとりが「なぜ」という問いを立てるとともに、答えを求めて様々な方々から貴重なお話を伺うことができるよう、課題意識を強く持って参加してもらうことを希望します。

『蕨高たより』第161号 蕨高生に伝えたいこと

 駐日欧州連合代表部は「ヨーロッパハウス」と呼ばれ、南麻布にあります。ここで、6月に一人の卒業生に会いました。

 本校57期の彼女は、外国語科で剣道部に所属していたそうです。現在は一橋大学大学院2年生で、環境問題を扱うグループの代表を務めており、この日は駐日欧州連合大使のジャン=エリック・パケ氏の隣で、日本の若者代表として、地方自治体の首長を相手に英語でプレゼンをしていました。まさにグローバル人材として成長していて頼もしいと感じました。イギリスでの留学体験をもとに「若者たちの声で世界を変えたい」と考え、活動を続けているとのことでした。

 蕨高校の卒業生は、世界を舞台に活躍しています。

 「大学進学の先を見据えて目標は高く!」本校の進路指導のキャッチフレーズを思い出しました。蕨高校生にも大きな夢を描いてもらいたいと思います。

前期終業式 校長講話

 おはようございます。今日は前期の終業式です。ちょうど1年の折返しとなります。皆さんと過ごした前期を振り返って、校長として感じたことを話したいと思います。

 それは、何事も「基礎・基本」が身に付いていることが重要だ、ということです。

 部活動の大会や公演は、皆さんの活躍ぶりを直接見るため、応援に出かけるようにしています。特に3年生の最後の大会や最後の公演の場合、上達ぶりが伝わってきて、改めて、3年間しっかり活動すると上手になるものだと思いました。

 次に、ではなぜ上手になるのかを考えました。当たり前のことかもしれませんが、3年間の練習の中で、その種目の「基礎・基本」の技術が身に付くことにより、公式戦で、文化部は公演で、日ごろの成果を発揮できているのではないかと気が付きました。

 ポイントは「基礎・基本」が身に付いていることである。改めて感じました。

 ところで、7月の模試の結果が返却されたことと思います。まず、各学年とも、例年並み、あるいはそれ以上の数の成績上位者がいるようです。その一方、なかなか成果が表れない生徒も少なからずいるようです。今日は前期の終業式です。来週からの後期に向け、そんな皆さんにお願いしたいことがあります。

 もう一度、皆さんの学習上の「基礎・基本」の定着状況を確認してみてください。

 私が浪人を経験していることは以前にもお話ししました。浪人生は何をするのか。当たり前のことですが、「基礎・基本」が身に付いていないから浪人しているのです。浪人生が行うこと。それは、「基礎・基本」の学び直しです。

 『進路のしおり』の「受験体験記」でも難関大学に合格した多くの卒業生が言っているのが「順序を間違えるな」ということです。例えば英語。いきなり長文読解ができないのは当たり前。まず単語。次に文法。それから長文読解。この順序を守ることが重要。これはつまり「基礎・基本」の定着の話とつながります。

 模試の問題は多くが初見、初めて見る問題です。「基礎・基本」が身に付いていなければ、結果が付いてこないのは当然のことです。しかしひとたび「基礎・基本」が身に付くと、これまで見たことがなかったような、よい成績が返ってくることがあります。そうなると、フェーズが一気に変わります。志望校は今のままでよいのか。もっと上げたほうがいいのではないか。経験をもとに言えば、このフェーズ・チェンジは劇的に起こります。「蕨高生は難関大学を目指すべき」「大学進学の先を見据えて目標は高く」とはそういうことです。「基礎・基本」の定着状況を意識しましょう。そして、来るべきフェーズ・チェンジにしっかり備えていただきたいと思います。

 最後にこれは断言しますが、皆さんには、難関大学で学ぶ資質が備わっています。その資質は、全国の精鋭たちが集まる難関大学で過ごす4年間で、さらに磨きがかけられます。大学選びに妥協は禁物です。今の模試の結果はあくまで今のもの。皆さんの力を正しく映したものではありません。自信を持って「行きたい大学」、難関大学に挑戦していきましょう。

陸上競技部 関東大会壮行会 校長より激励

 まずは、関東大会出場おめでとうございます。

 先ほど紹介がありましたが、松下君は9月26日に熊谷で行われた令和5年度県民総合体育大会兼埼玉県高等学校陸上競技新人大会兼関東高等学校選抜新人陸上競技選手権大会県予選の男子円盤投げで8位となり、来月21日から埼玉県で開催される関東大会に出場するということです。陸上競技部としての関東大会出場は、昨年度に引き続き2年連続ということになります。

 日ごろの練習の成果が実を結び、勝ち取った関東大会への出場だと思います。陸上競技部は、これまでも多くの卒業生が素晴らしい実績を残している歴史と伝統を誇る部活動です。多くの卒業生も応援しています。関東大会でも、これまで培ってきた実力を遺憾なく発揮してもらいたいと思います。

 頑張ってください。応援しています。

防災訓練 校長による講評

 おはようございます。今回は地震の後、食堂から出火という想定で、地震直後の身の安全の確保から、校庭に速やかに避難する訓練を行いました。皆さんの避難の様子を見ましたが、点呼完了まで6分8秒でした。概ね速やかに、混乱なく避難ができたのではないかと思います。

 さて、地震直後にまずは、自分の身は自分で守ることが重要という観点から、埼玉県では今年から「シェイクアウト訓練」が始まっています。実際の地震は、皆さんが教室にいるときに起こるとは限りません。どんな場所で地震が起こっても、まずは頭部をしっかり守るなど、身を守る習慣を身につけておきたいと思います。

 また、大きな地震の後は、河川の氾濫による洪水について、心構えを持っておくことが必要です。蕨市の洪水ハザードマップは、3年生の昇降口に掲示されていますが、それによると、荒川水系の河川の氾濫により、本校は1メートルから2メートルの浸水が想定されています。校舎の2階以上に避難することが必要になります。

 さらに、帰宅に備えて、家族と連絡を取る手段についても、改めて一人ひとりが確認しておいてください。

 災害はいつ起こるか誰にもわかりません。こうした防災訓練の機会に、しっかりと自分のこととして理解を深め、準備しておくことが必要です。よろしくお願いします。

第25回校内スピーチコンテスト(2023) 校長あいさつ

Hello everyone.

I will give you a quick speech in English.

It's great to be able to express your own thoughts in English.

Last year, our school had three short-term international students from Austria, France, and Thailand.

All three were able to speak English in addition to their native language. Although Japan is not an English-speaking country, I think they came to Japan with confidence because they could speak English.

In today’s world, you can communicate with people in other countries if you can speak English.

Beyond today's speech contest, there is a global stage waiting for you to play an active role.

I wish you the best.

Thank you.

 

 皆さん、こんにちは。英語で挨拶をします。

 英語で自分の考えを表現できることは、大変素晴らしいことです。

 昨年、本校では、オーストリア、フランス、タイと、3名の短期留学生を受け入れました。

 3名とも、母国語のほかに、英語を話すことができました。

 日本は英語圏ではありませんが、彼らは英語が話せることで、自信を持って日本に来たのではないかと思います。

 英語が話せることで、世界中のどの国にも行くことができます。

 今日のスピーチコンテストの先には、皆さんが活躍するグローバルなステージが待っています。

 頑張ってください。

48期35歳合同クラス会 来賓挨拶(校長)

 皆さんこんにちは。校長の山本でございます。この度は、本校48期の皆さまの合同クラス会の開催、誠におめでとうございます。

 皆さんの高校入学は2004年、平成16年と伺っております。外国語科が設置されて11年目に入り、当時の坂巻・鈴木両校長のリーダーシップのもと、テンプル大学との連携協定や、文部科学省のSELHIの指定など、現在に続くグローバル人材育成の礎を築かれたのが、まさに皆さんが過ごされた3年間だったのではないかと思います。

 皆さんが高校3年の秋には、本校の創立50周年の記念式典が行われました。当時作成された創立50周年の記念誌は、そのボリュームもさることながら素晴らしい内容で、B棟正面に設置された記念の銅像とともに、往時を知る教職員、生徒の皆さん、同窓会の皆さんの創立50周年を祝う意気込みが伝わってまいります。

 さて、現在の本校ですが、素晴らしい学校となっております。何よりも素晴らしいのは生徒です。現在の3年生は65期。以下、66期、67期と続いております。本校創立時の入学生が1期生ですから、本校は今年で創立67年目ということになります。

 この春卒業した64期生も、大変素晴らしい進路実績を残してくれました。国公立大学現役合格件数105件は、61期生の110件に次ぐ、本校歴代2位の実績でございました。おかげさまで現在の本校は、国公立大学に現役で100名以上合格させる公立高校として、広く認知されております。

 ところで申し遅れましたが、私は本校24期の卒業生です。私のころは国公立大学の現役合格は難しく、20数名という状況でした。試みに、創立以来の国公立大学の現役合格件数を調べてみましたが、しばらくの間は同様の状況が続いておりました。

 変化が起きたのはまさに皆さんの代、48期です。48期は40名が国公立大学に現役合格を果たしています。当時は、本校の歴代最高の合格件数だったのではないかと思います。高校3年生のときに創立50周年をお祝いした学年が、蕨高校の歴史上最も多く国公立大学の現役合格を果たしたことになります。以降、創立60周年を祝った58期が60件、61期が110件と、現役合格件数を増やしてきております。

 現在の蕨高校の躍進は、48期の皆さんの頑張りから始まったと言っても過言ではないと思います。校長として改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 このように見てまいりますと、周年行事で同窓会の皆さまをはじめとする本校の関係者が本校を盛り上げていくことで、意気に感じた生徒たちがしっかり結果を出していくという、本校の「勝利の方程式」の存在も見て取れるところでございます。次の創立70周年は、4年後の令和9年を見込んでおります。本日ご出席のすべての同窓会の皆さまに、来たる創立70周年に向けたご尽力を賜りますようお願い申し上げ、あいさつに替えさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。

第67回蕨高祭 閉祭式 校長あいさつ

 皆さん、蕨高祭お疲れ様でした。

 まずは、今年の蕨高祭の準備をリードしていただいた、文化祭実行委員会の皆さん、生徒会本部役員の皆さん、ありがとうございました。

 中庭を使った本格的な蕨高祭は、令和元年の第63回から4年ぶりということで、恐らく皆さんは、誰も通常の蕨高祭を経験したことのない、いわば手探りの中での企画や準備だったのではないかと思います。

 しかしながら、卒業生である私からみても、今年の蕨高祭は大成功だったのではないかと思います。

 蕨高祭の中心に中庭があり、文化部をはじめ、様々な団体がパフォーマンスを披露しました。コンテンツの豊富さと、パフォーマンスのレベルの高さが印象的でした。そもそも、文化祭の主役は文化部ですが、各教室などでの発表も含め、質の高い日ごろの成果をしっかり伝えることができたのではないかと思います。中庭のステージを支えていただいた放送委員会の皆さんもありがとうございました。

 また、各クラスによる取組も、アイデアに溢れる斬新な企画が多くありました。食品は総じてその質が担保されていて、美味しいものが多かったように思います。ゲームなどの企画も、装飾も含め工夫が凝らされており、お客様の長い列ができたクラスが多く見られました。

 先ほどは4年ぶりと言いましたが、往々にしてピンチはチャンスとなるものです。今年の第67回の蕨高祭は、これからの蕨高祭の新たなスタンダードとなると思います。66期、67期の皆さんには、伝統を受け継ぐとともに、来年は是非とも今年を超える蕨高祭をつくっていただきたいと思います。

 最後に、高い気温の中での様々な業務や、毎日遅くまで残られて生徒の指導にご尽力くださいました先生方、ご協力を賜りました保護者の皆様、同窓会の皆様、久しぶりの蕨高祭での営業で、おいしい食事を提供してくださいました学食の皆様、そして開催を温かく見守ってくださいました地域の皆様にも、この場をお借りしてお礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。

 そしてこの後は後夜祭です。お祭りはまだまだ続きます。最後までしっかりと駆け抜けて行きましょう。以上で校長あいさつを終わります。

第67回蕨高祭パンフレット 校長あいさつ

 第67回蕨高祭にお越しくださいましてありがとうございます。

 蕨高祭は、毎年文化祭実行委員会の生徒によって改訂される『蕨高祭攻略本』をもとに、各参加団体が企画・準備を進めています。一連の工程は生徒の手によって進められており、本校の『創立50周年記念誌』は、先輩から後輩に受け継がれるこの工程を「継ぎ足しを重ねて、年々旨みを増していく秘伝のタレ」と評しています。

 今年のテーマは「奪われた青春を取り戻せ~そうだ いつかのあの場所へ行こう~」です。新型コロナウイルス感染症5類移行後初めての蕨高祭となります。ご来校の皆様には、ぜひとも楽しい時間を過ごしていただきたいと思います。この蕨高祭をご覧になり、生き生きと活発に活動する生徒の姿を見て、本校のすばらしさを感じ取っていただければ幸いです。

第67回蕨高祭 開祭式 校長あいさつ

 皆さんおはようございます。第67回蕨高祭が始まります。

 まだまだ油断はできませんが、長かったコロナ禍を経て、今年の蕨高祭は、通常の形で開催することになりました。

 この二日間は、多くの中学生や、保護者の皆様の来場が見込まれます。私たちは、お客様をお迎えする立場ですので、必要に応じてマスクを着用するなど、感染防止対策には、引き続き万全を期していきたいと思います。

 さて、コロナ禍で学校が臨時休業となったのは3年前、令和2年のことでした。皆さんは、中学校の3年生、2年生、1年生だったのではないかと思います。特に65期の皆さんの多くは、中学生のときに、高校の文化祭を見ることなく、志望校を決めたのではないかと思います。

 今年の蕨高祭のテーマは、「奪われた青春を取り戻せ〜そうだ、いつかのあの場所へ行こう〜」です。コロナ禍明けの通常開催の蕨高祭にかける、皆さんの熱い想いのこもったテーマだと思います。

 存分に楽しんで、記憶に残る蕨高祭にしていきましょう。

 最後に、本日も明日も、かなり気温が高くなることが見込まれます。熱中症対策をしっかり取ることが必要です。皆さんはお客様をお迎えする立場ですから、まず皆さん自身が水分補給など、十分な熱中症対策を取り、体調管理に万全を期してください。よろしくお願いします。

 それでは、楽しんでいきましょう。以上で校長挨拶を終わります。

第1回学校説明会 校長あいさつ

 皆さんこんにちは。校長の山本と申します。本日はお暑い中、本校の第1回学校説明会にご出席を賜りありがとうございます。

 本日は、中学3年生とその保護者の皆様にご出席いただいております。現在の中学3年生は、この後2024年に高校に入学し、現役で進学すると、2027年に大学1年生、順調に行けば、2030年に大学4年生。大学院等への進学もございますが、多くの方が就職活動に忙しい、ということになると思います。

 2030年。皆様にとっても、聞き覚えのあるキーワードなのではないかと思います。

 実は、現在の学習指導要領は、2030年の社会を生きる子どもたちを想定してつくられています。「子どもたちの65%は将来、今は存在していない職業に就く」や「今後10年~20年程度で、半数近くの仕事が自動化される可能性が高い」などの予測を、皆様も一度はお聞きになったことがあるのではないかと思います。その2030年に、今この会場にいる中学3年生の皆さんは、先頭を切って就職活動に挑んでいくということになります。

 それでは、その2030年に向け、皆さんは高校、大学を通じて、どのような力を身につけていけばよいのでしょうか。

 東京大学の鈴木寛教授は、AI時代に求められる能力としてわかりやすく、「想定外」「板挟み」「修羅場」、この3つを乗り越える力であると言われています。これは、一つにまとめると「調整力」、または「交渉力」と言い換えてもよいかもしれません。

 中学生の皆さんも、チャットGPTなどの所謂「生成AI」についてご存じの方も多いと思います。これまでの仕事では、資料などをつくる際、「完成度は7割でいいから早くつくれ」と言われてきました。仮に今後、この「7割の完成度」をAIが行うとなると、資料作成はこの時点から始まることになります。わずかな修正で完成となり、飛躍的に時間と労力が短縮されます。職員の人数も削減されていくでしょう。このようにあらゆる事務作業をAIが代替していく時代にあって、最後に必要となるのは、人と人の間をつなぐ「調整力」、または「交渉力」ということになるのではないかと思います。

 それではここで改めて、私たち蕨高校の教育について紹介させていただきます。恐れ入りますが、お手元の学校案内を開き、3ページをご覧ください。

 本校の「目指す学校像」は「生徒の進路希望を実現する文武両道の進学校~グローバルな視点を持ち次世代のリーダーとして活躍できる人を育てる~」でございます。本校の生徒はほぼ100%、高校卒業後の進路として、大学進学を希望しております。いわゆる旧帝国大学や、早稲田大学・慶応大学などの難関大学を志望する生徒も多くおります。本校は、この進路希望を「文武両道」、学習にも、部活動にも、学校行事にも全力で取り組むことで実現するということを、学校全体として目指しております。

 さらに、本校は外国語科を併設していることもあり、国際交流が盛んです。これらを踏まえ、「グローバルな視点を持ち次世代のリーダーとして活躍できる人を育てる」ことを、「目指す学校像」に追加しております。

 高校3年間、「文武両道」を貫いて高いレベルの進路希望を実現することは、決して簡単なことではありません。そのための具体的な方策として、本校では「蕨高ビジョン」を定め、学年ごとに、共通の目標を立てております。このことにより、学校が一丸となって、目指す学校像の実現に取り組む体制を構築しております。

 合言葉は「Wの挑戦」です。「W」が二つあるわけですが、その一つは「挑戦する蕨高生」、「蕨」のローマ字の頭文字の「W」です。もう一つの「W」は二つのこと、「確かな学力」と「困難に負けない強い精神力と困難を切り抜ける柔軟な発想や思考力」を身に付けることを示しています。

 先ほどお話しした「AI時代に求められる能力」としての「想定外」「板挟み」「修羅場」の3つを乗り越える力は、本校の「文武両道」の3年間で、学習はもとより、皆さんが希望して参加する「部活動」や「学校行事」における委員会活動などを通じてこそ、本当の意味で身に付けることができると考えます。

 最後に「カリキュラム」についてお話しします。普通科のカリキュラムは、文系・理系に分かれるのは3年次のみで、1・2年生では共通のカリキュラムとなっています。文系にあっても理系の科目を、理系にあっても文系の科目をしっかりと学習することで、国公立大学など、進路選択の幅を広げることができます。また、外国語科では、外国語科の専門科目を1年生で週8時間、2・3年生で週10時間確保しています。将来、グローバルな場面で「調整力」「交渉力」を発揮できるよう、外国語を使った高いレベルのコミュニケーション能力を身に付けていきます。

 冒頭でお話しさせていただいた「2030年」は7年先です。AIが今以上に普及し、当たり前になり、なくなる仕事も徐々に明確になる中、新しい仕事も増えてくると思われます。しかしながら、こうした未来の変化に対し、情報を集めて予測を立て、しっかりと備えていくことが大切であると考えます。

 高校はどこも同じではありません。「Wの挑戦」を掲げる蕨高校は「文武両道」、AI時代に求められる能力である「調整力」「交渉力」を本当の意味で身に付けることができる環境を、皆様に提供してまいります。

 それではこの後、本校の職員や生徒から、さらに詳しく本校の特長について説明させていただきます。ぜひとも、本校を皆様の高校選択の一つに加えていただきますようお願いいたします。私からは以上です。よろしくお願いいたします。

同窓会会報『紫霞55号』巻頭挨拶文

 5月の新型コロナウイルス感染症の5類への移行もあり、少しずつ様々な行事が動き出しています。本校は外国語科を設置しており、国際交流事業が盛んです。海外への渡航による交流事業はコロナ禍を受け、中止を余儀なくされてきましたが、いよいよ今年は、オーストラリアへの短期派遣事業を再開します。7月下旬から8月上旬にかけ、28名の生徒をオーストラリア東部のコフスハーバー市に派遣します。学校を代表して派遣される生徒には、十分な事前学習を行い、充実した研修を行うことを期待しています。

 また、昨年12月に春日部高校で開催された「エンパワーメントプログラム」では、同窓会から手厚いご支援を賜りました。私も視察に行きましたが、国内の大学で学ぶ外国人留学生が、生徒4、5名の班につく形で3日間、英語のみで行われるリーダー育成のプログラムでした。一定の成果を挙げることができたのではないかと思います。

 今年の1年生は67期ですが、本校で初めて「一人一台端末」を導入しました。多くの授業で活用しています。これからさらに研究を深め、授業改善につなげてまいります。

 この春卒業した64期生も、国公立大学の現役合格件数は、本校歴代2位の105件と健闘してくれました。24期の私のときは24名でしたので、近年の蕨高生の頑張りには目を見張るものがあります。過去を振り返りますと、本校躍進の時期と、創立50周年、60周年の時期に、どうやら強い相関がありそうです。つまり、同窓会の皆様と力を合わせて周年行事を盛り上げていくことで、意気に感じた生徒たちが頑張って成果を挙げる、そんなポジティブな相関関係が見て取れるようです。次の創立70周年は、71期生入学の年、令和9年ごろと思われます。同窓会の皆様と力を合わせ、未来の蕨高生たちの力をさらに伸ばしていく礎を、ともに築いてまいりたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。

7月全校集会 校長講話

 おはようございます。前期の全校集会を迎えました。明日から夏休みが始まります。1年生は林間学校です。先生方には、本当に数多くの夏期補講を設定していただきました。補講を申し込んだ生徒の皆さんは、しっかり出席して、学んだ内容をものにしていただきたいと思います。

 夏休みを有意義に過ごすポイントは、12日の講演会で久保田先生がおっしゃった通り、朝早く起きて、夜は早く寝るというスタイルを確立することです。この生活スタイルを夏休みの期間中続けることができれば、勝ったも同然です。皆さんの頑張りに期待しています。

 さて、6月に、一人の本校の卒業生に会いました。57期で外国語科卒業といいますから、ちょうど1年生から見ると10期先輩ということになります。場所は、南麻布にあるヨーロッパハウスといって、駐日欧州連合代表部の大使館があるところです。

 当日は、環境に関するEUの考え方に共鳴した日本全国の市町村長さんが集まっていて、各市町村における環境への取組について、若者代表の意見を聞くというイベントが行われていました。本校の卒業生は、ユースNGOの代表として、駐日欧州連合大使の隣で、流暢な英語を駆使してプレゼンを行っていました。市町村長さんたちは、ヘッドホンに耳をあて、同時通訳で彼女の主張に耳を傾けていました。

 彼女は本校では剣道部に所属していました。津田塾大学に進学し、1年間ロンドンに留学したそうです。現在は一橋大学大学院の修士課程2年生で、省庁訪問を経て、来年4月からはキャリア官僚として、日本の発展を支えていく仕事に就くことになります。

 彼女の関心がある分野は安全保障だということです。決してやさしい分野ではないと思いますが、使命感をもって国際社会の課題解決に挑戦していく姿勢に、頼もしさを感じました。本校の「目指す学校像」では、「グローバルな視点を持ち次世代のリーダーとして活躍できる人を育てる」と謳っていますが、実際に卒業生に接してみて、蕨高校の人づくりの方向性に確信を持つことができました。

 ところで、卒業生との懇談会などでは、多くの卒業生から、進学先の大学を選んだ理由として「自分の力を試したかった」という声を聞いています。本校の進路指導では「大学進学の先を見すえて目標は高く」と掲げていますが、同じ努力をするなら「環境にこだわる」ことが大切なのではないかと思います。「蕨高生は難関大学を目指すべき」とよく言われますが、なぜ難関大学を目指すのでしょうか。同じ4年間を過ごすなら、全国から精鋭が集まる環境で、自分がどこまでやれるのか、自分の力を試してみたい。そんな思いを持つ生徒が、少しずつ増えてきているのではないかと思います。考えてみれば、私たちは「Wの挑戦」の旗印のもと、「挑戦する蕨高生」として集まっています。

 いわゆる「生成AI」の普及が進み、将来、どんな職業が引き続き必要で、どんな職業がなくなってしまうのか、本当にわからなくなってきました。10年先のことは誰にもわかりません。だからこそ、自分を成長させてくれる環境選びに妥協せず、目の前の課題に真摯に取り組む姿勢が重要になってくるのだと思います。

 さあ、いよいよ夏休みです。お互いに、ベストを尽くして頑張っていきましょう。

放送委員会 全国大会壮行会 校長より激励

 まずは、第70回NHK杯全国高校放送コンテスト出場おめでとうございます。

 今回出場する朗読部門ですが、昨年度のデータによると、全国から4,958名が都道府県大会にエントリーして、全国大会には294名が参加しています。全国大会に出場するだけで、実に16.9倍の難関を勝ち抜いてきたことになります。

 今月25日からの大会では、芥川龍之介の作品の一節を朗読すると聞いています。テレビのニュースもAIによる自動音声が読み上げている時代ですが、人の心に残る「温かい朗読」というものは、今後も変わることなく残っていくのではないかと思います。

 全国大会に出場するだけで価値のある大会です。当日は思い切り、自分の力を試していただきたいと思います。頑張ってください。応援しています。

蕨高新聞第162号 「環境」にこだわろう

 生徒が勉強に、部活動に、学校行事に全力で頑張る現在のこの校風は、どのようにしてできたのだろうか。

 蕨高校は一つの箱。どんな中学生であっても、一度この箱に入ると、皆このように全力で頑張るようになるのか。それとも、こうした校風に共鳴した中学生のみ入学してくるので、自然と全力で取り組むことが当たり前になるのか。

 これが「伝統の力」というものではないか。本校は開校以来、生徒、教職員、地域の方など関係する方々の多大なる尽力により現在の校風を築き、生徒はのびのびと高校生活を楽しむことができている。皆様に感謝するとともに、この素晴らしい学びの「環境」を、さらに素晴らしいものにしていきたいと思う。

 さて、昨年11月のFIFAワールドカップは記憶に新しいところであるが、元日本代表の本田圭佑氏の解説も大いに話題になった。その本田氏が、今年3月の近畿大学卒業式でゲストスピーチを務め、次のように述べている。

 夢を叶えるために必要なことは「環境にこだわれ」ということ。成果が出せない人は環境にこだわっていない。環境にこだわらないでめちゃくちゃ頑張っている。サッカーで言えば、レベルの高いいい環境で毎日練習をすることで、いい習慣が当たり前になる。

 皆さんは夢を叶えるため、日々学習に取り組んでいる。志望校の選定に際しては、ぜひ「環境」にこだわってほしい。皆さんの夢を叶えるよい授業、よい仲間、よい実績が揃った大学はどこなのか。

 「大学はどこも同じ」では決してない。皆さんの夢を叶える「環境」にこだわってもらいたいと思う。

芸術鑑賞会 校長の話

 皆さんこんにちは。

 前期の期末考査、それから先週の土曜日は模擬試験と、大変お疲れさまでした。また、午前中の学校保健講演会では、睡眠の重要性を中心に、夏休みの計画的な過ごし方について、科学的なエビデンスに基づく貴重なお話を伺うことができました。しっかり計画を立てて、夏休みに臨んでいきたいと思います。

 さて、芸術鑑賞会ですが、今年は音楽鑑賞ということで、シエナ・ウインド・オーケストラの皆様にお越しいただいております。

 この本校の芸術鑑賞会も歴史は古く、40年以上前の私たちのころからありました。もうずいぶん時間が経ちますので、大抵のことは忘れてしまっているのですが、音楽を鑑賞した芸術鑑賞会のことは、不思議と今でも覚えています。音楽の力は偉大です。皆さんもきっと、本日の演奏が、一生心に残る宝物になるのではないかと思います。

 また、本日は、本校の吹奏楽部とのコラボレーションも用意されているとのことです。シエナ・ウインド・オーケストラのメンバーにも、本校吹奏楽部の卒業生がいらっしゃると伺っております。吹奏楽部は昨日の球場応援に続いてのステージとなりますが、プロのオーケストラとのコラボレーションということで、大変楽しみにしております。

 それでは、演奏を楽しんでまいりましょう。よろしくお願いいたします。

第2回PTA・後援会合同役員会 校長挨拶

 皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本日はPTA・後援会の第2回合同役員会ということでお集まりいただきありがとうございます。

 学校の方は、ちょうど昨日から期末考査一週間前となっております。また、本日の午前中には、2年生を対象とした「卒業生との懇談会」が行われました。卒業生は本校62期で、現在大学3年生がが中心とのことです。目の前に憧れの大学に通っている卒業生がいて、質疑応答の時間も十分に取られておりました。2年生にとっては自らの進路を考える上で、大きな励みになったのではないかと思います。

 さて、進路と言えば現在、7月2日(日)までということですが、指導部の皆さんのご配慮により、オンラインによるPTA進路講演会が視聴可能となっております。皆さんは、すでにご覧になられたでしょうか。すべての学年を対象とした内容になっております。私も先日視聴させていただきました。

 特に3年生、65期生は、旧課程による入試の最後の学年ということで、仮に浪人すると新しい教育課程による入試を受けることになります。全国的なキーワードは「安全志向」。ただ、この講演会では、だからこそ蕨高生には、みんなが敬遠する難関大学に合格するチャンスがあると説いています。

 この講演会では、難関大学として15の大学名を挙げています。旧帝国大学を中心とした国公立大学が12校、早慶をはじめとした私学が3校となっています。安易に進路確定をした結果、再受験を考えている学生の声として、「大学の授業のレベルが易しすぎる」「遊んでいる学生が多く流されてしまう」「ただ訳すだけの語学の授業についていけない周囲の学力の低さにがっかり」などを挙げ、危機感を募っています。その一方で、難関大学入学生の声として、「意欲ある人が凌ぎを削った上で集まって来た中で勉強できる環境」「トップクラスの教授が教えに来てくれている」「ゼミで偉大な卒業生と接点が持てる」などを挙げ、授業そのものや仲間、実績が優れた環境であることをアピールしています。

 実はこのことは、本校の中でも課題となっております。64期生の実績では、国公立大学現役合格件数105件、GMARCH現役合格件数345件となっておりますが、次の課題として、旧帝大や早慶などの難関大学を希望する生徒をいかに合格させていくかについて、取組を始めております。本校の進路指導のキーワードは「大学進学の先を見据えて目標は高く!」でございます。午前中の卒業生からも、2年生のうちから高いレベルの志望校を設定したことで、「間に合わない」と感じて勉強を頑張り、結果として現在の大学に合格できたという声を聴きました。多くの生徒がメモを取りながら聞いていた様子が印象的でございました。

 この講演会でも「受験は団体戦」と強調されております。保護者の皆さまと課題を共有するとともに、子どもたちの学力向上や進路の実現に向け取り組んでまいりたいと存じます。以上で挨拶を終わります。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

第1回学校評価懇話会 校長挨拶

 改めましてこんにちは。校長の山本でございます。委員の皆様におかれましては、大変お忙しい中、本校の第1回学校評価懇話会にご出席いただきありがとうございます。

 さて、本日は第1回ということで、お手元にございます令和5年度当初の、本校の学校自己評価システムシートについて、その概要を説明させていただき、委員の皆様からご意見を賜りたいと存じます。

 本校の目指す学校像は、「生徒の進路希望を実現する文武両道の進学校」でございます。この実現に向け、本校では、3つの重点目標を定めております。このシートでは、この重点目標ごとに、3つの領域を設け、1年間の取組を整理しております。

 さて、この春卒業した64期生は、国公立大学現役合格件数105件と、本校歴代2位にあたる素晴らしい成果を残してくれました。しかしながら、私ども教職員としては、もっと第一志望校に合格させることができたのではないか、との思いもございます。授業改善や生徒の進路実現、また、よりよい学校経営に終わりはございませんが、昨年度いただきましたご意見を踏まえ、更なる改善に取り組んでまいりたいと考えております。

 本日は委員として、生徒の代表、保護者の皆さまの代表に加えまして、生徒を本校に送り出していただく中学校の校長先生や、生徒の進学先となる大学の先生、また日ごろ大変お世話になっている地域の方にもご出席いただいております。是非とも、様々な観点から、忌憚のないご意見を賜りますようお願いいたします。

 それでは、本日はどうぞよろしくお願いいたします。

第1回学校評議員会 校長挨拶

 皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本日はお忙しい中、本校の第1回学校評議員会にご出席いただきありがとうございます。

 はじめに、令和5年度当初人事異動でございますが、5名が退職、4名が転出し、初任者3名を含む11名の職員を新たに迎えております。どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、令和5年度の本校でございますが、おかげさまで順調な滑り出しを見せております。この春卒業した64期生が、国公立大学現役合格件数105件と、本校歴代2位の実績を残してくれたこともあり、3年生を中心に、生徒たちは旺盛な学習意欲を見せております。

 5月13日の土曜日には第1回の学校公開を行い、多くの保護者の皆様や、中学生やその保護者の皆様に、本校の授業を見ていただきました。多くの授業でプロジェクターなどのICT機器が使用されている他、1年生の授業では、国語や地理総合、数学や英語の授業などで、今年はじめて導入した一人一台のタブレット端末を活用した授業が行われております。私も実際に授業を見学しましたが、生徒はみな端末の操作に習熟している様子でございました。

 また、文武両道の本校では、部活動も大変盛んでございますが、多くの部活動で3年生最後の大会や公演が行われ、引退した生徒が気持ちを切り替えて、進路実現に取り組んでおります。

 本日はこの後、昨年度末に皆さまからいただいたご意見を踏まえて作成した今年度の学校自己評価システムシートにつきまして説明させていただきます。また、15時50分からは引き続き、多目的室にて学校評価懇話会でお世話になります。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

第67回運動会 閉会式 学校長の言葉

 皆さん、運動会お疲れ様でした。

 本日は天候に恵まれ、多少風が強くなってきましたが、皆さんの意欲的な取組のおかげで、すばらしい運動会を実施することができました。

 団対抗男女混合リレーで強さを発揮したピンク団をはじめ、みんなよく頑張ったと思います。また、開会式のバトン部の演技は迫力があり、よく揃っていました。練習の成果がしっかり発揮出来たのではないかと思います。また、吹奏楽部の皆さんの演奏も素晴らしいものでした。そして、放送委員会の皆さんも、的確な進行をありがとうございました。

 本日は、最後まで諦めない全力疾走・全力の競技、そして競技者と応援者が一体となった運動会を見ることができました。特に、新しい種目である団対抗綱引き、団対抗男女混合リレーは、ともに実力が拮抗し、大変見応えがありました。私も本校の卒業生ですが、今振り返っても、学年を超えた交流は部活動に限られたものでした。皆さんはこうして、部活動以外の場でも学年を超えた交流の機会があり、羨ましく思っています。

 今回は天候の乱れもあり、予行の時間も取れない中でしたが、みなさんは、ルールと時間を守り、円滑に競技を行ってくれました。「さすが蕨高生」だと思いました。この素晴らしい伝統を今後も伝えていってほしいと思います。

 結びにあたり、準備や進行にご尽力くださいました部活動をはじめとする生徒の皆さんや先生方に改めて心から感謝を申し上げ、学校長の言葉といたします。ありがとうございました。

第67回運動会 開会式 学校長の言葉

 おはようございます。校長の山本です。ようやく、第67回運動会を開催することができました。ご準備くださいました生徒の皆さんや、保健体育科の先生をはじめとする先生方に、お礼を申し上げたいと思います。

 皆さんご存じのとおり、「文武両道」を掲げる本校にとって、日ごろの体育の授業の成果を発揮する運動会は、大変重要な学校行事です。今年は新たに綱引きやリレーに「団対抗」が導入されました。各団における、学年を超えた一致団結が求められます。団の成績も、各クラスの成績に反映されますので、ぜひとも全力で取り組んでいただきたいと思います。

 本日のグランドのコンデションも万全ではありません。思わぬ事故が起こることも予想されます。また、午後は風が強くなるとの予報も出ています。部活動の公式戦を控えている皆さんも多いと思います。怪我がないよう、十分注意していただきたいと思います。

 それではいよいよ始まります。団の成績は第1回目として記録に残ります。大いに楽しんでいきましょう。以上で校長あいさつを終わります。

PTA・後援会総会 校長挨拶

 皆さんこんにちは。校長の山本でございます。PTA・後援会の皆様におかれましては、昨年度も大変お世話になりました。コロナ禍の終息が見通せない中、進路講演会をYouTube配信で行っていただいたほか、強歩大会では給水のご協力をいただくなど、制約がある中にもかかわらず、様々な形でご支援をいただきました。

 また、昨年度はオーストリア、タイ、フランスと、3名の留学生の受け入れを行いました。海外への渡航ができない中、生徒にとっては大変貴重な体験の機会となりました。何より、3名とも母国語のほかに英語が堪能で、さらに日本語まで習得しようという旺盛な学習意欲を持っていました。世界の高校生は当たり前のように英語を話すという事実は、多くの生徒にとってよい刺激となったようです。留学生のホームステイにつきましても、ご協力いただきありがとうございました。今年度の留学生の受け入れについてはこれからですが、具体的なお話があった段階で、改めてご相談させていただきたいと思います。

 さて、新年度が始まり、2か月が経過しようとしております。新型コロナウイルス感染症も、今月上旬には5類に移行し、様々な対面による行事の実施が可能になってまいりました。すべてが元通りというよりは、オンラインの活用など、新たに定着した方式とのハイブリッドによる実施となるものが多いのではないかと思います。PTA・後援会の各種行事につきましてもお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。

 学校の近況報告は、この後本校の職員から行わせていただきますので、私からは2点申し上げます。

 1点目は、在日チュニジア大使によるフランコフォニーの授業です。5月17日(水)、外国語科のフランス語選択の生徒を対象に、モハメッド・エルーミ大使本人による授業が行われました。チュニジア共和国はアフリカ北部の国ですが、地中海に面しており、主食がクスクスと呼ばれるパスタであるなど、イタリアにも近い雰囲気を持つ国です。プレゼンはフランス語で行われ、生徒は果敢に質問にもチャレンジしていました。

 2点目は、オーストラリアへの高校生海外短期派遣事業です。先日選考が行われ、28名の生徒が2週間、オーストラリア・ニューサウスウエールズ州のコフスハーバー市に派遣されます。3年ぶりの渡航による国際交流事業となります。本校を代表して参加する生徒には、十分な事前学習をお願いするとともに、派遣期間を有意義に過ごしてもらいたいと思います。

 このように、グローバルな視点を持つ次世代のリーダー育成を掲げる本校も、少しずつ本来の活動を取り戻しつつあります。1年生は一人一台のタブレット端末が導入され、国語や地理総合、数学や英語などで、授業における活用が始まっております。今後研究を進め、授業改善につなげてまいりたいと考えております。

 私からは以上です。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

蕨高校吹奏楽部 第47回定期演奏会 校長あいさつ

 皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本日はお忙しい中、蕨高校吹奏楽部第47回定期演奏会にご来場くださいまして、誠にありがとうございます。

 この定期演奏会も47回ということで、仮に毎年開催されていたといたしますと、第1回は1977年、昭和52年ということになります。本校では、創立20周年記念式典を実施した年にあたります。私は本校の24期生ですので、高校1年生のときに、第4回の定期演奏会が行われていたことになります。まさに、伝統が受け継がれているということで、歴代の吹奏楽部の関係者の皆様に、改めてお礼申し上げたいと思います。

 本日も、会場には多くの保護者の皆様、また、卒業生の皆様や地域の皆様にご来場いただいていることと思います。私も昨年初めてこの演奏会を聴かせていただきましたが、会場の皆様と一体となった素晴らしいステージで、伝統校としての本校の一面を見ることができました。

 生徒たちも一生懸命練習しておりましたので、本日も素晴らしい演奏をお届けできるのではないかと思います。それでは、どうぞ最後までごゆっくりご堪能ください。

『進路のしおり』で自分に合った戦略を立てよう(進路のしおり 巻頭言)

 40年以上前の話なので記憶が定かではないが、浪人経験者の感覚では、本気になってから1年あれば志望校合格はなんとかなるのではないか。現役合格を目指す皆さんであれば、3年生のはじめということになる。では、本校入学後、何をやっておくとよいのか。本校の卒業生である自らの経験も踏まえ、次の3点についてお薦めしたい。

 まずは、「習慣を身に付ける」ということである。

 本校は文武両道。皆さんは、勉強に部活動に忙しい毎日を過ごしていることと思う。放課後は部活動で汗を流している人も多いのではないか。ひとつの提案は、朝の時間の活用である。仮に、7時間の睡眠を確保して午前5時に起床するためには、22時には就寝する必要がある。難関大学に合格した先輩の多くが、朝時間活用の有用性を説いている。「朝しか勝たん」を合言葉に挑戦してほしい。

 次に、「英語力を高める」ということである。

 大学受験は何と言っても英語である。本校に入学してくる生徒のほとんどは、セファールのA2、英検でいうと準2級以上の英語力を持っている。仮に、中学校1年生で英検5級、2年生で4級、3年生で3級を取得すると考える。そうすると高校1年生で準2級、2年生で2級、3年生で準1級を取得できる計算になる。皆さんの多くは入学時点で準2級以上の力があると考えれば、1年生で2級を取得し、2年生で準1級を取得することができる。過去の「受験体験記」によれば、英検準1級を取得すると、大学受験で相当なアドバンテージを得ることができるようだ。流行りのことばで言えば「景色が変わる」ということか。せっかく「グローバルな視点を持ち次世代のリーダーとして活躍できる人を育てる」ことを「目指す学校像」に掲げる本校に通っているのである。すべての皆さんにセファールのB2、英検準1級以上に挑戦することをお薦めする。

 最後に、「進路は自分の頭で考えることが重要だ」ということである。

 本校では1年生から模試を受ける機会が複数ある。その時点での志望校を考えて書くことで、自分の志望が明確になる。決まっていないのであれば、東京大学でもよい。また、大学のオープンキャンパスに出掛けることをきっかけに、志望校について考えてみるのもよい。高く設定した目標校であればあるほど、1年生のうちに行くことをお薦めする。訪れることによって得ることのできる一次情報が必ずある。

 さて、『進路のしおり』である。

 中高一貫校に比べ、私たちは、進路実現の準備を3年間で行わなければならない。だからこそ、戦略が必要だ。しかしながら、その戦略は、常に「自分」とのかけ算である。自分用の戦略、自分に合った戦略でなければ意味がない。その「戦略」を立てるためにこの冊子はある。「受験体験記」は情報の宝庫であるが、これも多くの先輩が言っているように、鵜呑みにするのではなく、自分なりにアレンジすることが重要である。

 この冊子を活用して自分に合った戦略を立てよう。健闘を祈っている。

第1回PTA・後援会合同役員会 校長挨拶

 皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本日はお忙しい中、本校のPTA・後援会の第1回合同役員会にご出席くださいましてありがとうございます。

 はじめに、令和5年度当初人事異動におきましては、5名が退職、4名が転出し、11名の職員を新たに迎えております。どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、この春卒業の64期生も大変頑張って、素晴らしい進路実績を残してくれました。国公立大学現役合格105件は、本校歴代2位の快挙ということでございます。旧帝国大学をはじめとするいわゆる難関国公立大学にも、現役で5名が合格いたしました。私立大学も多数合格しておりまして、最も現役合格件数が多かったのが東洋大学でした。以下、明治大学、法政大学、日本大学、立教大学と続いております。さらに、早稲田大学の現役合格件数は、昨年度の14件から8件増の22件、同じく上智大学も8件増の11件と伸ばしております。このように、64期生の残した高い進学実績に、後輩である在校生も大いに刺激を受けているようです。3年生をはじめ、多くの生徒が朝早くから登校して自習しています。本校は文武両道の進学校でございますので、こうした生徒たちの意欲と頑張りを、しっかりサポートしてまいりたいと存じます。

 3月には進路速報会ということで、大学に合格したばかりの卒業生から貴重な話を聞くことができました。中には、志望校には合格したものの、本音では、もっと難易度の高い大学で自分の力を試してみたかったと話す卒業生もいました。合格実績には一見華々しいものがございますが、もっと多くの生徒に難関大学を合格させたかったという思いも、我々教職員は共有しております。これらの成果も課題も真摯に受け止め、生徒の指導に取り組んでまいりたいと思います。引き続き、ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

 最後に、今年は3年ぶりに、オーストラリア2週間の渡航による海外短期派遣事業の実施を予定しております。今月14日の金曜日に生徒対象の説明会を行い、60名の出席がございました。定員は30名ということで、希望者多数の場合は選考となります。一定の費用は掛かりますが、コロナ禍明けの海外体験の貴重な機会でございます。お子様からご相談があった場合には、是非とも前向きなご検討をお願いします。

 それでは、今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

外国語科対面式 校長あいさつ

 皆さんこんにちは。外国語科の対面式にあたり、日本語であいさつを申し上げます。

 本校の外国語科は平成6年に設置され、今年で29年目を迎えます。1年生の皆さんは、外国語科29期生ということになります。

 最初に、外国語科を設置した目的について確認しておきたいと思います。

 21世紀はますます国際的に物事が進む時代となることが予想され、国境を越えて展開される活動によって世界はますます狭くなりつつあるが、国際摩擦は経済問題にとどまらず、法律や文化の領域まで広がっている。

 問題解決に欠くことのできない豊かな外国語のコミュニケーション能力や異文化に対する深い理解を有した上で、

・ 貿易立国である日本の国際経済をリードできる人、

・ 環境問題、文化摩擦など国際化に伴って生じる様々な問題を複眼的視野に立って検討し、総合的視点から望ましい政策を打ち出せる人や

・ 語学教育を含め、国際人を育成できる指導者

などの人材が求められている。

 蕨高校外国語科は、このような時代の要請に応えることを目的とする。

 平成6年の設置当時と比べ、社会のグローバル化はますます進展しており、本当の意味で国際社会の場でコミュニケーションができる人材の必要性はますます高まっています。こうした時代の要請を考えたとき、外国語科の皆さんの未来は大変明るいと思います。なぜなら、将来、皆さんがどんな職業を選択したとしても、冠として「英語ができる」と付くからです。「英語ができる」という特色は人材としての希少性、レアの度合いを高めることになり、皆さんの未来は大変明るいということになります。

 スピーチコンテスト、英語劇、ディベート、イングリッシュキャンプなど、皆さんの英語4技能を高める仕掛けが、本校の外国語科にはたくさんあります。一方で、本校は普通科の生徒も英語科の先生方のご指導のもと、日々英語力を高めています。こうしたライバルの存在も励みとして、国際社会で真に使えるコミュニケーション力を身に付けてほしいと思います。

 最後に、いよいよ3年ぶりに、オーストラリア2週間の国際交流事業の募集が始まります。一定の費用はかかりますが、日ごろの成果を現地で試す絶好の機会です。多くの皆さんのエントリーをお待ちしております。それでは楽しい1年間にしていきましょう。以上で校長あいさつを終わります。

新入生歓迎会 校長あいさつ

 皆さんこんにちは。校長の山本です。だいぶ暖かくなってきました。「新入生歓迎会」の挨拶をということで、生徒会の役員から依頼を受けました。1年生の皆さんが先輩から「歓迎」される立場というのは、ひょっとすると今日が最後かもしれません。明日からは蕨高校の立派な「担い手」としてかかわっていただきます。最後の「歓迎会」を、大いに楽しんでいただきたいと思います。

 さて、この後先輩方から、部活動や同好会の紹介があると思います。本校は「文武両道」ですから、1年生の皆さんも、本日の部活動紹介を参考に、ぜひとも、気に入った部活動に参加してみてください。

 ところで私は本校24期の卒業生ですが、高校では男子バスケットボール部に所属していました。3年間、引退まで継続しましたが、部活動と学業の両立ができず、学校の成績を大いに落とした経験があります。今振り返って思うことは、本当の意味での「文武両道」ということを考えていなかったのではないかということです。本校は文武両道。部活動や学校行事を思いっきり楽しむためには、基礎学力の充実が何より重要です。基礎学力が充実してこその楽しい部活動です。そして、勉強を軌道に乗せるためには、生活習慣の確立が重要です。先日の入学式で話した通りです。自分が蕨高生のときは、この点がすっぽり抜けていました。

 1年生の皆さんには、せっかくの高校生活ですから、部活動を思いきり楽しんでもらいたいと思います。そして、生活習慣を整えて、毎日の勉強をしっかり頑張るという、本当の意味での「文武両道」を実践してほしいと願っています。それでは、楽しんでいきましょう。以上で校長あいさつを終わります。

対面式 校長あいさつ

 皆さんこんにちは。今日は対面式ということで、今年度初めての生徒会行事ということになります。

 まずは1年生、67期生の入学を、みんなでお祝いしたいと思います。ご入学おめでとうございます。皆さんを歓迎します。

 さて、2、3年生の皆さんには、3月の終業式で「Wの挑戦」ということばに触れて、「挑戦する蕨高生」を実践しようというお話をしました。先週の入学式では、新入生代表が誓いのことばのなかで「Wの挑戦」に触れ、「夢の実現に向けて努力を怠らず、自ら考え行動し、自立した高校生になろうと思います」と決意を述べてくれました。とてもしっかりした、立派な誓いのことばでありました。67期生は優秀だ、ただ者ではない、そんな印象を持ちました。

 今ここにいる皆さんは、「Wの挑戦」という、ひとつの旗印のもとに集まっているということになります。見てください。これだけの人数です。これはすごいことです。これだけの数の生徒が一致団結、協力すれば、どんなことでもできるのではないか。そんなワクワクした気持ちになります。

 今日は対面式。皆さんは出会ってしまいました。部活動や委員会活動、様々な生徒会行事がありますが、是非とも、お互いに高めあって、蕨高校の新しい歴史をつくっていただきたいと思います。以上で校長あいさつを終わります。

第67回入学式 式辞

 華やかな桜の花をはじめ、たくさんの花が咲き誇り、樹木の緑が芽吹き、すべて生命あるものが生き生きと躍動を始めるこの佳き日に、ご来賓、保護者の皆様のご臨席のもと、埼玉県立蕨高等学校 第67回入学式を挙行できますことに、改めてお礼と感謝を申し上げたいと存じます。

 ただ今、360名に対しまして、入学を許可いたしました。新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

 本校は、創立67年目を迎える歴史と伝統を誇る高校です。目指す学校像として「生徒の進路希望を実現する文武両道の進学校~グローバルな視点を持ち次世代のリーダーとして活躍できる人を育てる~」を掲げ、普通科・外国語科ともに高度な授業、充実した進学補習、きめの細かい進路指導を貫き、生徒一人ひとりの学力向上と進路希望の実現に向けた取組を積極的に推進しております。

 さて、新入生の皆さんは、今日から本校で3年間の高校生活が始まりますが、高校時代は皆さん一人ひとりの人生の土台をつくるという点で、大きな意味を持っています。実は、私は本校24期の卒業生です。ご縁があり、昨年度、母校である本校に着任しました。皆さんの新たな高校生活のスタートにあたり、本校を卒業した先輩という立場も踏まえ、私は三つの心がけを、皆さんにお話したいと思います。

 一つ目は「自分の志を立てる」ということです。

 高校の3年間で、将来自分は何を学ぶのか、どのような職業に就くのか、また、どのように生きていくのかを徹底的に考えて、進路先を決めるということです。人は誰しも、社会で果たすべき使命、役割があるといいます。とりわけ重要なのは職業です。この高校時代においては、単に大学・学部を選ぶだけでなく、大学卒業後の先にある職業についても十分に考える必要があります。どんな職業を志すか、どんな生き方を志すか、たった一度の人生を賭けて何を実現したいのかといったことを徹底的に考え、人生を構想するのです。その思いは、結果として変わっていくかもしれませんが、高校時代に真剣に考え抜いていくかどうかが、その後の人生を価値あるものにしていくかの鍵を握っていると思います。

 二つ目は「リーダーたるにふさわしい資質・能力を身に付ける」ということです。

 皆さんが生きていくのはグローバル社会です。人、モノ、金、情報が瞬時に世界中でつながっていく社会の中で生きていくことになります。国籍や価値観も異なる多様な人々とチームを組んで、人々のよさを引き出し、それらを束ね、成果へとつなげていくことが求められます。英語の4技能を駆使し、グローバル・リーダーとしてチームで協働しながら新たな知を創造していく能力が求められるのです。クリエイティブなものを創り上げていく前提となるものは、教養だと考えます。幅広い教養の土台の上に高度な専門性を積み重ねた延長上に、新たな知を生み出していく手掛かりがあるのだと考えます。本校では、様々な科目を幅広く学びます。どの科目も知性と感性・健全な心身を育むために欠かせないものです。まず何よりも本校での授業を大切にして、確かな思考力を身に付けてください。

 また、学習を軸としながらも、行事や部活動などに全力で取り組み、汗や涙を流しながら、熱い3年間を過ごしてほしいのです。そうすれば、自ずと進路実現についても、仲間や先生とともに最後まであきらめることなく挑戦し、頂上へたどり着くことができるはずです。

 三つ目は「蕨高生としてのスタイルを身につける」ということです。

 「Wの挑戦」という本校の合言葉を聞いたことがあると思います。蕨高生は夢の実現に向け挑戦する中で、困難に負けない強い精神力と、困難を切り抜ける柔軟な発想や思考力を身につけていきます。キーワードは「文武両道」です。蕨高生は代々、学習、部活動、学校行事に全力で取り組んでいます。とはいえ、この文武両道、「言うは易く、行うは難し」という側面も持ち合わせています。皆さんは自らの進路希望を、高校の3年間という短い時間で実現しなければならないというミッションを抱えています。多くの生徒が、学校の授業のほかに、家庭学習の時間を確保するという課題に直面します。何よりも大切なことは、自らの一日の生活のリズムを整えるということです。昔から「早寝早起き」と言います。健康は何よりも大切です。例えば、朝5時に起床して、夜は22時には就寝するなど、自分に合った生活のリズムを確立することを通して、蕨高生としてのスタイルを身につけてほしいと思います。

 保護者の皆様におかれましては、お子様の御入学、誠におめでとうございます。9年間の義務教育を終えられて、希望と期待に胸を膨らませ、高校生としての第一歩を踏み出すお子様の姿を目の当たりにされ、感慨もひとしおのこととお喜び申し上げます。これから3年間、私ども教職員一同、保護者の皆様と手を携えて、お子様の成長を支えて参りたいと存じます。ぜひ本校の教育方針を十分ご理解いただき、ご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 それでは、3年後の卒業式の際、ここにいるすべての生徒・保護者の皆様が「蕨高校にきて本当によかった」と思えることを心から願い、式辞といたします。 

 令和5年4月7日 

埼玉県立蕨高等学校長 山本 康義 

前期始業式 校長講話

 おはようございます。新しい年度がスタートしました。春休みはいかがだったでしょうか。充実して過ごすことができた方も多かったのではないかと思います。

 この春休みに、バトン部の全国大会と音楽部の定期演奏会に足を運びました。ともに日ごろの練習の成果を発揮した、素晴らしいアウトプット、表現であると感じました。音楽部は美しく迫力のある歌声に圧倒されました。バトン部は全国3位ということで、素晴らしい成果を挙げたと思います。おめでとうございます。

 さて、素晴らしい成果と言えば、この春卒業した64期生も、素晴らしい進路実績を残してくれました。国公立大学現役合格件数105件は、本校歴代2位の成果ということです。私立大学も本当に数多く合格していますが、ちょっと視点を変えて、64期生はどんな大学に多く合格しているか、合格件数の多い順に大学を見てみたいと思います。

 最も多いのは東洋大学でした。では2番目に合格の多い大学はどこでしょうか。答は明治大学です。以下、日本大学、法政大学、立教大学と続きます。誠に素晴らしいと思います。このあたりが現在の蕨高生のボリュームゾーンということになります。65期生である3年生、66期生である2年生もこの勢いに乗って後に続き、ぜひとも先輩たちの成果を超えてもらいたいと思います。

 ところで、今日は年度の始めですので、改めて、皆さんに、この1年間に臨む心構えについて話してみたいと思います。

 本校の進路指導は「大学進学の先を見据えて目標は高く」を掲げています。いうまでもなく大学は研究機関です。皆さんは大学で、何を研究したいと考えているでしょうか。

 ここ数年、多くの大学は、いわゆる学校推薦型選抜や、総合型選抜の入学定員を増やす傾向にあります。ともに志願理由を詳しく尋ねられますので、定員を増やしているということは、大学で学ぶ目的意識の明確な受験生に多く入学してもらいたいという、大学側のメッセージなのではないかと思います。実際に受け入れてみて、こうした選抜で入学した生徒のほうが、大学での学業成績も芳しいということもあるようです。

 ところで皆さんは、現在の時点で、自分が大学で研究したいこと、それを踏まえた志望校、志望学部や学科について、説明することができるでしょうか。

 2年生は「まだ先の話」と受け流してはいけません。これは「本気スイッチ」にかかわる話です。難関大学に合格した卒業生の多くは、志望校が決まったあたりから、勉強が「本気モード」に移行したと言っています。

 昨年11月の進路講演会では、「蕨高生は難関国公立大学を目指すべき」との話がありました。なぜ難関国公立大学を目指すべきなのか。講演では、①授業が違う ②仲間が違う ③実績が違う との説明がありました。同じ4年間を過ごすのであれば、より自分を磨いてくれる「環境」を厳しく選択する必要があると思います。

 私は本校の卒業生でもありますが、改めて、蕨高生はよりよい学びの環境を求めて、難関大学を目指すべきではないかと思います。その際、大切なことは、本気モードのスイッチがオンになることです。繰り返しになりますが、私の場合は高校3年の秋。遅すぎました。皆さんはこうした轍を踏まないよう、まずは大学で研究したいテーマを見つけ、説明できるようにしておくことをお薦めします。

 それでは、楽しい1年にしていきましょう。以上で校長講話を終わります。

終業式 校長講話

 おはようございます。終業式を迎えました。1年間大変お疲れさまでした。今年度の終わりに際し、皆さんの現在の「立ち位置」について、確認してみたいと思います。

 まずは、授業が「わかる」ということについて、皆さんの現状はいかがでしょうか。

 皆さんは「模試」、模擬試験を受けていると思います。本校の場合例年、1年生は、最初のうちは成績がよい傾向にあります。模試の出題範囲には中学校時代の復習も含まれ、高校受験の勉強をしっかりやっていた生徒が多いことも、理由の一つと思われます。しかし、回数を重ねるごとに、よい成績をとることが難しくなってきます。出題範囲に、高校の授業で学ぶ内容が増えてきます。学んだ内容がどれぐらい定着しているか。模試では、可視化されて自分で把握できます。確認してみることが必要です。

 先日の卒業式では、夏目漱石の「自己本位」という考え方を引き合いに、卒業生に餞のことばを贈りました。「自己本位」とは、自分が主、それ以外は従という考え方です。毎日の授業を振り返ってみると、皆さんから見れば、例えば教えている先生が、授業の内容をよく理解している、あるいは、友だちが理解している、そうしたことは、ここでいう「従」ということになります。大切なことは、その授業の内容を、皆さん自身がどこまでわかっているか、理解しているか、そして、授業で学んだことを定着させているか、ということです。実は、模試の結果は、そのことを皆さんに伝えてくれています。

 授業の内容をしっかり理解していることで、模試の成績も向上します。新たな学年になっても引き続き、毎日の授業を理解することに力を入れて欲しいと思います。

 ところで、20日の月曜日には、卒業生による「受験速報会」が行われました。受験を終えたばかりの先輩のアドバイスは大変貴重なものですが、参加した2年生は、熱心にメモを取ったり、積極的に質問したりしていました。会場を回りながら耳を傾けました。

 大学に合格した卒業生の多くが、しっかりとした考えをもって志望校を選定していました。印象的だったのは、2年生のときにオープンキャンパスで大学を訪れ、この大学で学びたいと強く思うようになり、受験勉強に本気で取り組むスイッチが入ったという話です。自分のオリジナルの理由を持っている生徒は強い。そう感じました。

 また、志望校には合格したものの、本音では、もう少し難易度の高い大学で自分の力を試してみたかった、と話す卒業生もいました。昨年11月の2年生対象の進路講演会の「蕨高生は難関国公立大を目指すべき」との話を思い出しました。志望校を選定する際は、その系統の最難関の大学・学部を選ぶことが大事なのではないかと思います。

 春休みは短いです。部活動などで忙しい方も多いと思います。しかし、現在の立ち位置を確認し、向こう1年間の新たな戦略を立てるのもまさに「今」であると思います。

 もう一つ。受験速報会では「英語で苦労した。3年生になった段階で、英語がある程度仕上がっていると精神的に有利。ほかの科目に多くの時間を割くことができる」という話も聞けました。4月といえばGTECです。しっかり準備して、セファールのB1、B2の取得に向け、頑張っていきましょう。また、令和5年度は、3年間中止を余儀なくされた、オーストラリア2週間の海外派遣事業の募集を再開する予定です。一定の費用は掛かりますが、海外体験の大きなチャンスです。ご家族と相談いただき、積極的にチャレンジしていただきたいと思います。

 4月には、皆さんと同じように「Wの挑戦」ということばに共鳴した新入生が入学してきます。皆さんも上級生として「挑戦する蕨高生」を実践していきましょう。

 以上で校長講話を終わります。新学期もよろしくお願いします。

3月全校集会 壮行会 校長より激励

 ただ今紹介がありましたが、バトン部の皆さんは、今月29日に千葉県の幕張メッセで行われる USA School&College Nationals 2023に出場されるということです。

 まずは、全国大会への出場おめでとうございます。

 バトン部の皆さんは、11月に行われた全日本チアダンス選手権決勝大会、12月に行われた全国高等学校ダンスドリル冬季大会に続き、今シーズン3度目の全国大会出場ということです。

 今回は12月に行われた地区予選にあたる東京大会において、高校編成SONG/POM部門を1位で通過しての全国大会出場とのことです。全国大会でも、日ごろの練習の成果を大いに発揮して、活躍されることを期待しております。応援しています。

 以上で激励を終わります。

海外に行こう(生徒会誌『さわらび』第60号校長のことば)

 目の前に『Sawarabi No.20』と書かれた一冊の白い小冊子がある。1983年3月10日(木)、卒業式の日にいただいた。卒業アルバムとともに保存してあったものだ。

 「生徒会活動の記録」や「クラス紹介」は現在も続いているが、この小冊子には「特別寄稿」として、英語科の教員とオーストラリアに留学した生徒の体験記が掲載されている。在学中にも留学生がいた記憶がある。本校の外国語科の設置は1994年。11年も前から本校は国際理解教育に熱心であったことがうかがえる。

 11月に、3年生の英語の授業を見学する機会を得た。共通テストを念頭に置いた授業であったが、これまで学んだ知識の確認を次々繰り出す教員に対し、多くの生徒が楽しそうに応じていた。まさに、英語の学びを楽しむ雰囲気に満ち溢れていた。こんな授業を受けることができていたら人生変わっていたかも、と思い、3年生を羨ましく思った。

 さて、現在の我らが蕨高校は外国語科を設置しており、普通科の生徒も含め、高いレベルの英語教育を受けることができる。すべての蕨高生は、この高校に在籍しているということに誇りを持ってもらいたい。何はともあれ「英語だけは誰にも負けない」という気概を持つことが重要である。

 コロナ禍もあり、渡航による海外交流事業がなかなかできない中ではあるが、特に卒業する3年生は、海外を目指してほしい。11月9日にフランス語選択者を対象としたハイチ大使館員による授業があったが、何人かの生徒は英語で質疑応答をしており、頼もしいと感じた。様々な国から人が集まるからこそ、英語が武器となり、コミュニケーションを取ることができる。蕨高校で英語を頑張った3年生は、自信を持って次のステップに進んで欲しい。これからの時代は、学部であれ院であれ、海外留学のチャンスが必ずある。お金をためて海外旅行でももちろんいい。社会に出る前に、海外での体験をより多く持つことを強くお薦めする。

 11月11日の日経新聞によると、2021年の米国の平均賃金は7万5000ドル。日本人の平均年間給与は約3万ドルということで、日本の賃金は米国の半分以下ということである。同じ仕事をしても、米国では日本の倍以上の給与を得ることになる。これからの大学生は、就職活動においてもグローバル企業を念頭に置くべきであり、その際、武器になるのは海外経験の有無である。蕨高卒業生の可能性は無限大。皆さんの将来に大いに期待している。

 在校生は、4月にGTECがある。CEFR(セファール)でB1を取れば英検2級相当、B2なら英検準1級相当である。日ごろの英語への取組の成果を確認するチャンスである。今からしっかり準備して臨んでもらいたい。

第64回卒業証書授与式 式辞

 今年もまた早蕨の芽吹きが春の到来を告げ、すべて生命あるものが生き生きと躍動を始めるこの佳き日に、保護者の皆様のご臨席のもと、埼玉県立蕨高等学校第64回卒業証書授与式を挙行できますことに、改めてお礼と感謝を申し上げたいと存じます。

 卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さんはこの大切な高校3年間、コロナ禍の中で本当につらく、困難な日々が続いたことと思います。しかしながら、様々な困難を乗り越えて、今日という晴れの日を迎えることができました。この特別な経験は、将来必ず役に立つことと思います。そして、この困難なときを同じ場所で、同じ高校で過ごした仲間たちとの絆は、特別な絆なのではないかと思います。皆さんにとって必ずや大切な財産になると思います。

 さて、本日、蕨高校から船出をしていく皆さんに、餞のことばを贈りたいと思います。それは、「自分で考えて行動する」姿勢を持ち続けて欲しいということです。

 さわらび会館前の「考える人」の彫刻は、皆さんもご存じだと思います。平成元年度卒業の31期生による卒業記念品とのことです。私は本校の24期生ですが、昨年4月の着任以来、本校があまりにも素晴らしい学校になっていたことに大変驚きました。勉強にも部活動にも学校行事にも全力で取り組む生徒のスタイルは、今目の前にいる皆さんが最上級生として築いてくれたものだということには、すぐに合点がいきました。これを仮に「不易と流行」の「流行」と捉えたとき、それでは「不易」は何なのか。24期の私たちのころから脈々と受け継がれているものが何か残っているのではないか。そう考えました。

 実は本校は、同窓会活動が大変盛んです。50歳を迎える卒業生を「ホームカミングデー」として学校に招いています。この2年間はコロナ禍を受け、中止を余儀なくされてきましたが、昨年ようやく29期、30期、31期と実施することができました。24期生の私は、昭和62年に教育実習生として2週間、蕨高校にお世話になりましたが、昨年本校を訪れた卒業生は、このときの3年生、2年生、1年生でした。31期生からは、「考える人」の由来も聞くことができました。目まぐるしく揺れ動く世の中で、じっくり腰を据えて考える時間を持って欲しい。そんな願いを込めて建てた記念碑であるとのことでした。

 つながった。そう思いました。

 蕨高校は以前から、じっくり考えること、考えて行動することを大切にしてきました。だからこそ、卒業生の皆さんの人生という長い旅路の安全を祈願するお守りとして、本校の伝統も踏まえ、「自分で考えて行動する」姿勢を持ち続けて欲しいということばを贈りたいと思います。

 このことに関連したエピソードを一つお話しします。

 皆さんは小説『こころ』を書いた「夏目漱石」をご存じのことと思います。漱石はもともと英文学の学者でしたが、大学を卒業して英語の教員として松山や熊本で教鞭をとり、政府の命により官費でイギリスに留学し、英文学の研究を行います。漱石によると、当時、英文学の研究と言えば、他人が読んだ批評を鵜呑みにして有り難がる風潮が横行していたということです。漱石はそうした風潮に馴染めず、留学先のロンドンでも苦悩は続き、神経衰弱を患いながら格闘しました。

 その中で、英文学というものを「ものにする」ためには、自分が作品を読み、自分が感じたことを論ずる以外道はないと悟るに至ります。ここで漱石が得たのが「自己本位」ということばです。「自己本位」とは、自分が主で、それ以外は従であるということです。漱石は、この四文字を握ってから、大変強くなったと言っています。

 実は私は大学で国文学を専攻しましたが、卒業論文を執筆するにあたり、蕨高校の3年生のときに現代文の授業で学んだ、大江健三郎のエッセイにヒントを得ました。タイトルは「〝記憶してください。私はこんな風にして生きて来たのです″」といいます。『こころ』の「先生」が、遺書の中で主人公の「私」に語りかけることばです。このエッセイの中に「明治の精神」ということばが出てきます。「先生」が「殉死をするならば、明治の精神に殉死するつもりだ」というくだりに出てくるものです。「明治の精神」とは何か。また、それなら「昭和の精神」と呼ぶべきものはあるのか。こんな点に疑問を抱き、深掘りして卒業論文を書きました。この過程で出会ったのが漱石の「自己本位」です。社会人としてスタートした後も、この考え方をとても大切にしてきました。

 言うまでもなく、人生は山あり谷ありです。私が高校を卒業してからの40年間を振り返っても、バブル崩壊、阪神淡路大震災、アメリカ同時多発テロ事件、リーマンショック、東日本大震災、コロナ禍、そしてウクライナ侵攻と、まったく想像すらできなかったことばかり起きました。そして、世界はつながっています。経済的な状況も含め、個人の生活にも大きな影響が及んできます。

 人生は、決断の連続です。そのときそのとき、最善と考える決断を、自らが行わなくてはなりません。さらにこれからの皆さんは、パートナーができ、子どもを持つなど、守るべき大切なものが増えてきます。自分が何かに了解を出す場面では、最低限、自分が理解している、自分がわかっているということが重要です。自分がわからないものにはOKを出さない。まさに「自己本位」です。そして、自分の決断には責任を持つ。後悔をしないためには、結果が悪いときこそ「自分の責任」と思えることがとても重要です。

 人生百年時代。生涯学び続ける姿勢が求められています。とはいえ、社会に出ると猛烈に忙しくなるのもまた事実です。これから皆さんが大学で学ぶ時間は貴重なチャンスです。将来、「自分で考えて行動する」ために、しっかりと学び、自らの教養の引き出しをどんどん増やしていただきたいと思います。応援しています。

 ここで、保護者の皆様に申し上げたいと存じます。これまで蕨高校の教育にご理解とご協力を賜りありがとうございました。お子様がこのように立派に成長され、新しい人生に旅立つ逞しい姿に、心から祝福を申し上げます。卒業は、本人の努力の結果であることは言うまでもないことですが、それを支えたご家族の皆様の力強い励ましがあったおかげだと思います。このことに対し、心から祝意と敬意を表したいと存じます。

 結びに、本日ご臨席を賜りました皆様に重ねてお礼申し上げますとともに、64期卒業生350名の前途洋々たる人生を心から祈念し、式辞といたします。

 令和5年3月15日

埼玉県立蕨高等学校長 山本 康義 

初一念を貫き通す覚悟を(『蕨高新聞』第161号 巻頭言)

 目の前にあるのは昭和58年3月10日(木)発行の『蕨高新聞』第81号。卒業時にもらい、そのまま卒業アルバムに挟んでおいたものだ。茶色に変色しているが、記事は読むことができる。表題は当時の校長のことばである。私を含め、まだまだ多かった進学準備の卒業生に対する温かい励ましの気持ちのこもった一節である。

 改めて64期生の皆さん、卒業おめでとう。表題の「初一念」とは、最初に思い立った一念のこと。私は当時の校長にこのことばをいただいて卒業したが、40年を振り返ってもまったく色褪せない輝きを持っている。よって64期生の皆さんに、敢えて餞としてこのことばを贈りたい。

 私事で恐縮であるが、11月に大学のサークルのOB会に出席した。久しぶりに再会した先輩から「高校の校長か。お前そう言えばずっと『教育』やってるな」と声をかけられた。このサークルは弁論を扱うサークルで、私は1年次からサークル内の「教育問題研究会」に所属していた。先輩はそのことを覚えていた。確かに私は大学を卒業してそのまま教壇に立ったので、一貫して「教育」に携わっていることになるが、そのきっかけは現在本校で「講義室」と呼ばれているB棟1階の旧「2年7組」にあった。ここで多くの仲間や恩師の先生方と教育について熱く語り合ったことが原点となり、現在に至っている。

 64期生の皆さんは、自らの将来を真剣に考え、選んだ進路先に進むことと思う。是非とも「初一念」を貫き通し、グローバルな舞台で活躍していただくことを願っている。

図書館へ行こう(図書館報『若い樹』校長のことば)

 図書館には特別な思い入れがある。

 大きな赤い鳥居の脇に白い建物の市立図書館があった。大学受験の勉強をするため、この図書館の閲覧席に足繁く通った。当時は朝、図書館の外に並んでいると順番に数字が書かれてあるカードが配られ、開館時間前に任意の数字が発表されて、その数字から順に入館が許された。早く並んで若い番号をもらってもいいことはなく、いわゆる抽選だった。

 浪人中は都内の予備校に通った。予備校が終わると都立図書館に行った。勉強に飽きると様々な書籍に手を伸ばした。何しろ図書館である。本は無数にある。自分の学生時代はいわゆる「角川ブーム」のころで、横溝正史の『犬神家の一族』や森村誠一の『人間の証明』、高木彬光の『白昼の死角』など、小説と映画がコラボする「メディアミックス」が巷を席巻していた。その影響もあって、映画化やドラマ化された作品は手に取りやすかった。松本清張などの社会派推理小説、清水一行などの経済小説もよく読んだ。大河ドラマでは「徳川家康」をやっていたので、山岡荘八の原作全26巻を浪人中に読破した。合格した学部の入試の日本史で織豊政権が取り上げられ、スムーズに解答できたのはラッキーだった。

 大学の学科は国語国文学科。どう考えても本がなければつとまらない学科であったが、何しろお金がなかった。この大学の入学式の総長のことばは今でも覚えていて、「この大学には教授や図書館の文献など、皆さんの研究に必要となるすべてが揃っているが、皆さんが自ら手を伸ばさない限り、何も得ることはできない」という趣旨であった。お金がなかったので、4年間専門書は買うまいと心に決めて臨んだが、この大学の図書館は総長の言うとおり、自分程度の学生の卒業論文にはおつりがくるくらい、ありとあらゆる文献を備えていた。先行文献にあたるため『國文學』などの雑誌に掲載されている論文も読んだが、バックナンバーまでほぼ完備されていた。そのおかげで本当に専門書を買わないで卒論を書き、大学を卒業した。このように図書館の恩恵を十二分に受けていたため、将来は図書館のそばに住みたいとさえ考えていた。

 さて、本冊子は図書委員会発行の図書館報『若い樹』である。

 私は本校の卒業生であるが、大学は自転車通学、就職してからは自動車通勤が多かったため、ひょっとすると蕨高校に通っていた3年間が人生で最も本を読んでいた時期かもしれない。京浜東北線の乗車時間は片道15分。高校3年間、欠かさず読書をしていた記憶がある。

 最近の高校生は本を読まないと言われて久しいが、いまや電車やバスに乗っても、本を読んでいる人よりスマートフォンを見ている人のほうが圧倒的に多い。かくいう自分も、新聞は購読をやめて電子版に切り替えたし、欲しい本があるとECサイトやフリマアプリのお世話になることが多くなっている。以前は本を探して書店をはしごすることも多かったが、そうした機会はめっきり減ってしまった。

 しかし、である。

 この原稿を書くために、夏季休業中の本校の図書館を訪れた。図書館は開館しており、図書・視聴覚部の先生方のお話を聞くことができた。

 図書館に入ってすぐのところに新着本のコーナーがある。とても魅力的でキラキラと輝いて見えた。当然のことであるが、世の中では毎日のように新刊本が発行されている。本校の図書館のスペースには限りがあるため、すべての本を購入することはできない。新着本のコーナーに並んでいるこの本たちは、あまたある新刊本の中から本校の生徒のために選ばれた「選抜選手」なのである。新着本のコーナーがキラキラ輝いて見えたのは、窓から差し込む残暑厳しき初秋の日差しがまぶしかっただけではない。これらの新着本を手にするであろう蕨高生のことを真剣に考えている先生方や図書委員会の生徒たちがいて、これらの本を選んだ思いが伝わってきたからではないかと感じた。

 本とは出会いである。新聞や雑誌の書評や動画による要約、有名人のインタビューなどで紹介されているものなど、メディアを通して読みたいと思い、入手することが多い。いまさら「オンラインより対面」などと二元論を振りかざす気は毛頭ないが、図書館はやはり「リアル」である。本に何げなく手を伸ばし、そのまま没入して、借りて持って帰って読破する。そんな出会いがあるのは図書館である。

 変化の激しい現代だからこそ、蕨高生にはこんな本を手に取ってもらいたい。図書館にはすでに多くの生徒が訪れていると聞くが、このような思いのこもったラインナップで皆さんをお迎えする本校の図書館を、もっともっと訪れてもらいたいと思う。

第2回学校評価懇話会 校長あいさつ

 皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本日はお忙しい中、本校の第2回学校評価懇話会にご出席くださいましてありがとうございます。

 先ほどは、学校評議員会ということで、委員の皆様には大変お世話になりありがとうございました。ここからは、学校評価懇話会ということで、主に本校の学校自己評価についてお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、生徒の皆さんも出席いただいておりますが、本日のメインである、お手元の学校自己評価システムシートについて、簡単におさらいしたいと思います。

 本校の学校運営では、「目指す学校像」を掲げ、その実現に向け、3つの重点目標を定めています。3つの重点目標の番号は、その下の表の3つの領域に対応しています。それぞれの目標の実現に向け、どのような方策で臨むかについては、「具体的方策」のところにお示ししてございます。本日は1年間、この方策で取り組んだその達成状況を中心に説明させていただきます。

 生徒の皆さんはまさに当事者ですから、説明を聞いて感じたこと、特に、この私たちの母校、蕨高校は、今後どのように取り組んでいくとさらによくなると思うか、皆さんが感じた建設的なアドバイスをいただきたいと思います。

 本日の学校評価懇話会で、委員の皆様からいただいたご意見をもとに、本校をさらによい学校にしてまいりたいと考えております。どうぞ、忌憚のないご意見を賜りますようよろしくお願いいたします。

第2回学校評議員会 校長あいさつ

 皆さんこんにちは。本日はお忙しい中、本校の第2回学校評議員会にご出席くださいましてありがとうございます。

 コロナ禍でございますが、報道によりますと、ようやく第5類への移行が見えてきたところかと存じますが、肌感覚で申しますと、生徒の感染も続いており、まだまだ油断できないというのが本当のところでございます。

 ウイズコロナに翻弄された今年度でございますが、そうした中にあっても、運動会や強歩大会などの体育的行事をはじめ、林間学校や修学旅行などの泊を伴う行事、そして蕨高祭など、一定の制約はありつつも、様々な学校行事を実施してまいりました。2年間中止を余儀なくされた臨海学校も、趣旨を受け継ぐ形で林間学校として実施しました。学年の教員からは、学校行事による生徒の成長ぶりが実感できるなどの声を聞いております。

 また、外国語科を設置する本校の大きな特色として国際交流事業の充実がございますが、今年度も残念ながら渡航による交流こそ叶いませんでしたが、オーストリア、タイ、フランスからと、3名の留学生を迎えることができました。母国語の他に、当たり前のように英語を話す留学生が身近にいるということで、大きな影響を受けた生徒も多かったようです。その一方、ハイチの大使館員によるフランス語の授業や、中国やインドネシアとのオンラインによる交流など、様々な形で国際交流を深めることができました。

 さらに今年度は、高等学校の新学習指導要領本格実施の初年度でございました。私も本校のすべての教員の授業を見ましたが、プロジェクターなどのICT機器を活用し、生徒同士の話し合い活動を重視するなど、よりよい授業を目指して日々工夫を重ねている様子が見られました。

 それではこの後教頭より、お手元の学校自己評価システムシートを基に、1年間の本校の学校運営の概要について説明させていただきます。是非とも、忌憚のないご意見、ご助言を賜りますようお願い申し上げます。

第4回学校説明会 校長あいさつ

 皆さんこんにちは。校長の山本でございます。本日はお忙しい中、本校の第4回学校説明会にお集まりいただきありがとうございます。

 恐れ入りますが、お手元の『令和5年度 学校案内』の3ページをご覧いただきたいと存じます。私からは、本校の「理念」について説明させていただきます。

 蕨高校の目指す学校像は「生徒の進路希望を実現する文武両道の進学校~グローバルな視点を持ち次世代のリーダーとして活躍できる人を育てる」でございます。

 次の「蕨高ビジョン」は、この「目指す学校像」をどのように実現していくか、そのプロセスを、各学年の目標に落とし込んだものでございます。

 「Wの挑戦」という合言葉が出てまいりますが、「W」に込めた思いは二つございます。一つは、夢の実現に向けて挑む蕨高生、「Warabi」の頭文字をとって「W」です。もう一つは、蕨高生は「二つのこと」に挑むという意味での「ダブル」です。「二つのこと」とは、「困難に負けない強い精神力を身につける」ということと、「困難を切り抜ける柔軟な発想や思考力を身につける」ということを意味しています。本校を目指す皆さんには、このような本校の理念についてご理解いただくとともに、ぜひとも、学習、学校行事、部活動に全力で取り組む「文武両道」の気持ちを持っていただきたいと思います。

 さて、現代は予測困難な時代と言われています。次々と降りかかってくる新たな課題の解決に、正解があるわけではありません。これからの時代に必要となってくるのは、自らが得た知識や情報を組み合わせて、他者と協働しながら、まだ誰も見たことがないような解決策を自ら生み出していく力であると考えます。

 本校の教育課程は、2年生まで共通のカリキュラムとなっています。文系の科目も理系の科目もしっかり学び、自らの知識の引き出しを増やすとともに、大学で専攻する学問を見極める目を養っていただきます。また、将来、課題の解決に向けチームで協働する仲間は、様々な国にルーツを持つことが想定されます。本校は外国語科を設置していることもあり、このコロナ禍にあっても、今年度はオーストリア、タイ、フランスからと、3名の留学生を受け入れました。3名とも英語が堪能でした。彼らは母国語、英語に加え、日本語を学びたいという強い意欲を持っていました。どこの国の出身であっても、英語ができることで、国境を越えてコミュニケーションを深めることができます。世界の高校生は当たり前のように英語を話します。こんな一次体験を居ながらにしてできるのも本校の強みです。「グローバルな視点」を持つ次世代のリーダーを育てる環境を整えております。

 さらに、解決策を自ら生み出していくためには、「自分で考えて行動する」姿勢が重要です。3年間という短い期間で進路実現の成果を挙げるためには、自らを律するマネジメント能力を高める必要があります。「文武両道」を掲げる本校では、部活動や学校行事に取り組む中で「自分で考えて行動する」姿勢が育まれています。また、令和5年度入学生の皆さんには、一人一台のタブレット端末として、Windows端末である「Surface Go 3」を購入していただきます。予めご了承くださいますようお願いします。

 それではこの後、学校概要や進路指導、外国語科、選抜関係について説明させていただきます。是非とも本校を第一志望としてご検討くださいますようお願いいたします。