野球部日誌令和4年度

体育・スポーツコーチSのつぶやき『精神論は好きではないけれど・・・』

投稿日時: 06/22 komon02

『精神論は好きではないけれど・・・』

 

 過日、蕨高校 野球部では、この夏の選手権埼玉大会でのベンチ入りメンバーを発表しました。本野球部ではすべての部員の意見をもとに、部員の代表者などから構成される会議を経てベンチ入りメンバーを決定します。そのことについてはまたの機会に書こうと思います。

 

 昨日、球場・ナイターでの練習試合を行いました。

 チームとしての団結力を高めることを目的として、ベンチ入りが叶わなかった部員もスタンドからの応援です。試合は勝利しました。しかし、それ以上にスタンドの部員の様子に変化があったように感じます。観戦・応援の様子、グランド整備を一緒に行ってくれる姿、そして、試合後のミーティングの目を見て、“みんなで舟を漕ぐ”ことを少しずつ体現していってくれると感じています。

 

 さて、題名にもある『精神論は好きではないけれど・・・』です。

 

 個人的には部員に精神論は話さないように努めています。自分の指導力(技術指導や理論)の逃げにならないようにするためです。しかし、指導を突き詰めていった先には好きではない精神論の大切さを感じずにはいられません。

 

 昨日の試合、2点リードで迎えた9回、勝利目前にもかかわらず、簡単に一打同点の場面を迎えました。大ピンチです。ここで全部員、全蕨高校野球部の関係者に問いたいのは、「どんな状況になっても、最後のアウトを取るまで(もしくは取られるまで)、蕨高校野球部の勝利を疑わず信じられるか」です。言い方を変えると、「チームを信じて、自分がやるべきことをやりきれるか。」「どの立場でも試合を自分事として捉えられるか。」です。

 

 ある強豪私立の話です。大会での試合中、5回の整備のためにベンチ裏で待機していたメンバー外の部員たちが、このような会話をしていました。「あいつ(出ている選手)、今、どんな気持ちかなあ。」「あいつなら大丈夫だよ、きっとやってくれるよ。」そして、狭いスペースから試合を食い入るように見ている姿がありました。このチームはその大会で全国制覇をしました。

 

 もちろんチームの一部分しか見ていない話です。しかし、メンバーもスタンドの部員も100%試合に入り込んで、真っ直ぐにチームや仲間を想う気持ちがあれば、どんな展開になっても、勝ち上がれるチームとなることができるのかなと感じました。

 

 蕨高校野球部に関わってくださる全ての方が、代表して戦う部員たちを信じて応援していただけるよう、指導者としても精進することを改めて決意いたします。